地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

マントルトモグラフィーと日本の地殻下部

2016-09-22 05:18:55 | 日記
 それでは、マントルトモグラフィーを元に、もう少し日本の地殻下部を見てみましょう。図は、マントルトモグラフィーから想定される日本の下部をざっくりと表したものです。


 この図で、深度500キロのあたりで出っ張っている部分は、ひょっとしたら浮遊塊の可能性もあるのですが、一応、ここではつなげておきました。

 さて、この状況で見る限り、韓国の下部まで、かなり広範囲に浸食が進んでいるのがわかると思います。そして、ここが大事なのですが、この図で深度50キロメートルあたりまでは、非常に薄い状態で、ここの部分の浮力はほとんど無い状態になっているのではないか、ということです。
 となると、地殻が自分の重さに耐えきれず、この細い部分が徐々に下に折れ曲がってくるだろう、ということですね。そして、おそらくは、他のプレートの支えがないと、ポッキリ折れてしまうくらいまでになっていると考えておいた方がいいと思います。
 この状態では、他のプレートに沈み込みが起こった場合、それにつられて、徐々に沈み込んでいく、という現象が起きるはずです。

 そして、この沈み込みによって上部が割れるという現象が、今、中央構造線で起こっている地震と考えていいでしょう。
 さらに、おそらくは韓国で起きている地震も、長期間、地震が断続的に起きているということを踏まえると、沈み込みによる地震である、と言えそうです。

 実は、最近、東北などでも震源の浅い地震が起きています。岩手・秋田などですね。で、ここの部分、ひょっとすると、韓国からつながっている別の断層が走っている可能性もある、と考えています。
 したがって、中央構造線と、韓国南部から日本にかけて、もう一つの断層でも、折れ曲がりが生じている、ということになります。また、今までの地震の傾向から、この韓国南部からくる断層は、一度新潟の方に入り込んでいる可能性もあります。

 となると、新潟沖、山形・秋田沖の日本海の底部でも、それなりの圧力がかかっていることが予想されます。ちょっと注意しておきましょう。
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