地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

中央構造線地震の今後の着目点

2016-09-06 04:02:00 | 日記
 なんでこんなブログを書いているか、メカニズムを解明して何か役にたつのか、と思う人もいると思うんですね。そして、それの答えは「今後を予測し、被害を避ける、もしくは被害を最小限にとどめる」というのが目的なんですよ。

 実は、自分、東日本大震災が起こる前の年の9月に(震災の半年前に)、街が一つ壊滅するような大きな地震がある、と予測していたんです。ただ、そのときは、自分の住んでいる地域の情報がほとんどだったものですから、震源を「釧路西方」と予測していました。例えば、当時の「さんまの回遊」が狂っていたのは、釧路沖に圧力がかかって熱をもっている、と判断していたんですね。その他、もろもろの情報についても、同様でした。(このときのことは、ある方のブログにもコメントとして記載されています)
 ところが実際は、東北で大きな地震が起きたわけです。

 そこで、ここでは、いったん、気を付けておくところを少しまとめて書いておいて、今後に役立てるという意味で、今の段階で予測できる事を書いておこうと思います。

 まず、中央構造線上の地震というのは、この地域です。東側から順に書くと
 千葉東方沖
 茨城県沖
 千葉県北西部
 茨城県北部あたり
 埼玉・群馬・栃木の県境あたり
 長野
 三重
 和歌山北部
 紀伊水道
 四国の北部または中国地方の南部
 大分(主に北部)
 熊本
 有明海
 島原
 トカラ列島
 沖縄近海

 現在、気象庁で発表されている地震情報で震源を確認してもらうことが可能ですので、だいたい、上記のラインに沿って起きている地震を確認してみてください。異常に多いですから。ここが中央構造線が走っているラインとその近辺です。

 そして、もう一つは震源の深さに着目してみてください。だいたい10キロメートルから、それよりも浅いところで起きているのが大半です(9月3日記事参照)。

 そして、これが今後どうなるか、ということですが、まずは、見てすぐに判断できるところで「震源の深さ」に着目していってください。

 9月3日と9月4日のお話を総合すると、中央構造線で地殻の引き離しが起こっているということになります。すると、現在では、地殻の浅いところが剥がれていく現象が起きていますが、このまま引きはがしが進むと、震源がだんだんと深くなっていくことが予想されます。ですから、今までと震源の深さが変わり、15キロ、20キロと深くなっていくと、その地域が危ない、ということになります。
 現在の地殻の厚さは50~60キロくらいと予測しているので、その半分近くまで地殻がはがされてしまうと、そのあと一気にドンと崩壊が起きる可能性が出てきます。

 それともう一つは、東日本大震災では、M9の地震が起きた後、20分おきに続けて地震が連発で発生しています。要するに、一か所、たがが外れると、その他の部分で支えきれずに、連続で地盤の落ち込みが発生する危険性があるのです。となると、一か所、中央構造線上で大きな崩壊が起きたとき、最悪の場合、それが中央構造線上で連鎖して起こる、ということです。

 もう一つは「気温上昇」です。これも9月に入ってからの記事に書きましたが、地殻底部では圧力がかかっていて、その圧力で熱が発生します。そして、おそらく、熱が発生するのは、中央構造線からみて、すぐ南側と予測しています。ここで、例年にないような暑い日が続いたというようなことがあると、注意しておいた方がいいと思います。

 ただし、自分は、上記の現象が起きるのには、今すぐではない、と思っています。だからと言って、20年も30年も先の話とは思っていません。前に書きましたが、地殻の厚さが、10数年前まで60~90キロメートルまであったものが、今は50キロ程度まできています。ですから、このペースで行くと、大きな変化が起きるのに10年までかからないだろう、今から6、7年くらいのうちに、異常高温や震源の変化が起こるだろう、と思っています。

 ちなみに、9月3日21時に千葉県東方沖の地震が起きていますが、この地震の震源の深さは40キロメートルです。今の状況だと、おそらく、この地震は地殻底部ではなく、地殻内部の崩壊による地震ではないか、と考えています。東日本大震災の余波で、オホーツクプレートがさらに落ち込む現象が続いているとみています。
コメント
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