朝寝のカプ

ネコは夜行性
そのため朝は食事の後
すぐに眠くなる
人間と同じか

仙台逍遥

2015-10-31 05:12:52 | 日記
銀杏並木も大分色づき始め、
落ち葉も歩道を埋める季節になった。
愛宕―上杉通りから錦町公園方向に向かう。

ここで出会った標柱が、大仏前(おぼとけまえ)というもの。
花京院から元寺小路に至る坂道のあたりに大仏があり
その名が付いたという。昭和20年の空襲で焼失してしまった。
このすぐ近くに,瀧澤神社がある。

芭蕉の句碑があることで知られている。
難しい字で書かれているので判読はなかなかできない。

この句碑も空襲で破壊され破片をつなぎ合わせて
今の形にしている。

句は「春もやや けしき ととのふ 月と梅」とある。

芭蕉がこの地で詠んだかは定かではないが、
陸奥国分寺跡の句碑には「あやめ草 足に結ん 草鞋の緒」という
句が刻まれている。

画工 加右衛門が
紺の染緒をつけた草鞋を二足送ったことに対しての句だ。
菖蒲が邪気を払うといわれているように、
二足のわらじが芭蕉と曽良を災いから遠ざけ、
旅路が安全であることを願ったもの。

二人は加右衛門の絵図を頼りに塩釜、松島へと歩を進めた。
本題の
瀧澤神社は火伏の神として知られている。
神社の歴史をたどると、
もともとは現在の
亀岡八幡神社の場所から移転してきたものだという。

今錦町公園の横ではNHK仙台放送局の建設工事が進んでいる。
街の歴史は少しずつ変遷しながら未来へと続く。
コメント
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