朝寝のカプ

ネコは夜行性
そのため朝は食事の後
すぐに眠くなる
人間と同じか

再び国分寺 逍遥

2015-04-24 06:52:28 | 日記
過日、写真を撮りに訪れた陸奥国分寺。
正式には真言宗智山派 護国山醫王院陸奥国分寺とか。ずいぶん長いなあ。
仙台市内に現存するものとしては最も古い寺。

聖武天皇の詔で全国に建立されたもの、最北の国分寺だ。
草創期には金堂、講堂、七重の塔などがあり、
最盛期には300坊が軒を連ねていたというから
実に壮大な建物や構えだった。
歴史を見ると1189年戦火で焼失している。
その後、政宗が1607年薬師堂を再建している。
まあ、なぜ聖武天皇がこんな壮大な寺を作ったのか
歴史解説がその辺を述べている。

当時は、世情不安、天然痘の流行等があり仏教の力を借りて安定を図る
そんな思いもあり、奈良の大仏が造られた。
その一連の延長線に国分寺建立がある。北の防御、備えの意味もあっただろう。
聖武天皇は文武天皇の第一皇子。母は藤原不比等の娘、宮子。
不比等の名もこれだけ名が体を表す字も珍しい。比べることのないというもの。
自尊心、天下に権勢を宣言しているようなもの。

そんな時代背景を考えると、国分寺や大仏建造に動員され働かされた人民の苦労が
何とも大変だったことが分かる。
一つの寺から様々な背景が見えてきた。
コメント
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