表題の「サクラ咲く」は今ではほとんど使われなくなった大学などの合格発表の定文だ。
かつては電報で合否を知らせるのが早い手段だった。
結構、アルバイトとしてこの役目を請け負った人もいるかもしれない。
反対に「サクラ散る」は残念賞で、私もずいぶん、残念賞をもらった経験がある。
さて、本物の「桜」の話だが、仙台管区気象台の構内に、生物気象の圃場があり、
この中に二本の桜の木も植えられている。
気象台の職員が、梅の開花をはじめタンポポ、ススキなどを観察し、
平年と比べて去年と比較して、季節の進み具合や遅れ具合などの目安としている。
数字的なものと違って、情緒があり、
特にサクラなどは日本人好みのいわば感傷的な部分に訴える力もあり、
いつ咲くかに随分注目が集まる。
今年は、４月３日(金)に開花が発表された。
昭和２８年に観測を始めて以来、２番目に早い開花だという。
このところの暖かさが開花を促す力になったようだ。
私見だが、圃場の周辺を車が通ること、
そしてアスファルトの熱の伝わりやすさの近くという環境面の変化もあるかもしれない。
そのことは、仙台駅方向へ道路が開通し、車の通行量が増えたことと無縁ではないような気がする。
仙台の地形を知っている人は、広瀬通り方向へ、直線で行くことが出来便利になったと思う。
街では、東北大学などの入学式も行われ、春本番、桜の季節という感じだ。
外は春の暴風が吹き荒れ、３日には警報も一時、出ていた。
カプがいなくなって、６日経つ。
どうしているかな・・・カプチーノは・・・
