たまには原発の事も考えてみよう

何気ない生活の中で、電気をつけ、テレビを見、
冷蔵庫に食べ物を保管する
そんな生活を多くの人々はしている。
そのエネルギーのもとは大半が電気。
そして、その電気を作る大本は
原子力であり、水力であり、火力であり
少しは風力や太陽光があっても、大量供給という訳にはまだいかない。

そうした中、昨日、福井地方裁判所は
国の新しい規制基準は緩やか過ぎて
原発の安全性は確保されていないとし、
関西電力に再稼働を認めないという
仮処分を決定した。

当然関電は異議申し立てをするが、
この決定が覆らなければ、仮処分の効力は失われない。

東日本大震災での福島の原発の損傷は、チャイナシンドロームを
地で行く事態だった。融け落ちた燃料を回収するのには数十年はゆうに
かかる。

エネルギーの問題をどう考えて生活するか。
東日本大震災の時の停電、その後しばらくは電気のない生活
自転車が大活躍した通勤。上昇気流に乗って生きていくという生活は
そんなにできるわけではない。
身の丈の生活をしていくことを改めて考えさせる仮処分の決定だった。