朝寝のカプ

ネコは夜行性
そのため朝は食事の後
すぐに眠くなる
人間と同じか

仙台 もう一つの城、若林城

2015-04-09 05:02:38 | 日記
大学の同窓の仲間の集いがあった。
各界のその道に詳しい人の話を聞く会で、
今回は仙台城と若林城の成り立ちについての話だった。
仙台市教育委員会の木村浩二さんが講師。

私が興味があったのは、
仙台市の現在の刑務所がある場所に以前あった若林城についてだ。

ここは晩年、政宗が隠居所いや、
青葉城の山城ではなく、平場の生活しやすいところとして選定したところだった。
一国一城の幕府のお達しから、若林城は屋敷として届けている。
寛永5年(1628)に造営し寛永13年(1636)まで過ごしたところ。
正確な城の建物の様子などはなぜか後世に伝えられることは無く謎のままだ。

しかし、堀で囲まれた建物や門の配置などを見ると、
敵の侵入を防ぐ構えとなっている。
現在は刑務所として、敷地が利用され、
昭和20年台にアメリカ軍が上空から撮影した写真が残されている。

政宗の死後この城は廃され、仙台城二の丸などに建材など一部を移築している。
明治11年(1878)には西南戦争国事犯を収容する監獄の建設が行われ、翌年完成している。
航空写真でも写っているが昭和40年代まであった六角塔は解体されている。
政宗の時代の若林城から明治の監獄そして現代の宮城刑務所へ、
若林区古城の地名に歴史を残し往時の面影をわずかに伝えている。

そしておまけのカプの写真です(2013年元旦)
コメント
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