岐阜の画廊 文錦堂

gooブログ始めました!

私の一押し作品!!《食器編(1)/安永 頼山 作陶展より》

2013-11-12 11:13:29 | 工芸
皆様、おはようございます。

ここ数日、冬型の気圧配置が強まり、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。() どうぞ体調をお崩しになりませんようご自愛ください。

さて、先週末9日(土)より始まりました、「唐津 安永 頼山 作陶展」 【~17日()】では、東海地方“初”個展ということもあり、多くの方々にご来廊賜わっております。
改めて厚く御礼申し上げます。

 今展では呈茶用に安永さんのお茶碗をご用意して、皆様のご来廊をお待ち申し上げております。

それでは、多くの方々からご支持いただいております「私の一押し作品!!」、今回も選りすぐりの作品をご紹介していきたいと思います!!

第一弾として今日ご紹介するのは、絵唐津・朝鮮唐津・黒唐津・・・など、使い勝手の良さそうな組揃いによる『食器編』です。

古来より焼き物は、東日本では「せともの」、西日本では「からつもの」と呼ばれるほど、唐津では大量の食器が作られました。
今展でも、風情溢れ、食材を引立たせてくれそうな安永さんの食器群を、多くの方々がお求めになられていました。



   安永 頼山 作 「絵唐津平向付組揃」 H 3.2×D15.2cm (売約済




   安永 頼山 作 「朝鮮唐津平皿組揃」 H 1.3×D14.6cm ¥19,950-

胎土や釉薬、或いは文様の表現の仕方など多種多様な作風は、他の焼き物にはない唐津焼独自の“魅力”となっています。



   安永 頼山 作 「粉引輪花向付組揃」 H 4.6×D15.0cm (売約済



   安永 頼山 作 「黒唐津筆洗向付組揃」 H 4.0×D14.8cm (売約済



   安永 頼山 作 「唐津梅形向付組揃」 H 6.3×D13.5cm ¥21,000- 

唐津焼は、「使い手が器を育てる」と言われるほど使うことで変化する焼き物です。
唐津焼の特徴の一つは、荒い土にあります。
これは、唐津焼に用いられる土には砂が多いことによります。
さらに唐津焼は釉薬が薄いため、使い込むことでさらに釉薬が薄くなり、いわゆる「器を育てる」ことが実感出来ます。
荒い土と薄い釉薬、大胆で多様な意匠、さらにはお客様の手によって、唐津の“魅力”はより一層高まっていくことでしょう・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする