岐阜の画廊 文錦堂

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私のイチオシ作品!!《千種伊羅保 編/内村慎太郎 陶展より》

2020-12-12 11:47:09 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日も岐阜は朝から晴れ間が広がり、穏やかな一日となりました。

さて、先週末5日から開催致しております「-桃山・高麗- 内村 慎太郎 陶展」【~13日()迄】も、残すところ今日明日の二日間となりました。
有難いことに、コロナ禍の中でも連日多くの愛好家の方々に足をお運び頂くなど、本年度文錦堂企画展の最後を締めくくるに相応しい個展となっています。

それでは、今日から「私の一押し作品」と題して、今展から逸品の数々をご紹介していきたいと思います。
今日ご紹介する作品は、今展で新たに発表され、展覧会前から問い合わせを多数頂戴するなど話題を集めた 【千種伊羅保】作品です。

【千種伊羅保】と称されている茶碗は、二碗あります。
一つは平瀬家伝来、一つは松平不昧公伝来のもので、両碗とも古来より伊羅保の中でも最も味わい深い名碗として名高い茶碗です。
千種伊羅保の名称については、伝来によると、千種宰相家の所持であったことからその名が付けられました。
特徴は、伊羅保釉と灰釉系の釉薬が半分、そしてもう半分に井戸釉が掛かり、見込には白刷毛目が大胆な筆さばきであしらわれています・・・。

注意:千種宰相とは、千種 顕経(ちぐさ あきつね)のことで南北朝時代の公卿・武将。

今展では、酸化と還元で焼成された2タイプの【千種伊羅保】による茶碗・ぐい呑が出展されました。



   内村 慎太郎 作「千種伊羅保茶碗」 H 7.2×D13.0cm ¥264,000-



   内村 慎太郎 作「千種伊羅保たちぐい呑」 H 5.5×D 6.7cm (売約済



   内村 慎太郎 作「千種伊羅保盃」 H 4.7×D 8.0cm (売約済



   内村 慎太郎 作「千種伊羅保盃」 H 4.2×D 7.7cm (売約済

次回は、「井戸/古井戸 編」をご紹介致します。 乞うご期待です!!
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