2022年3月26日
宇多野YHで朝を迎える。ぐっすり朝までよく寝た。
この旅一番の熟睡だ。
顔を洗い食堂へ。
朝ご飯
■金閣寺
食事を済ませ、8時50分に宇多野YHを出発。
今日は滋賀県の米原までのコース。泊まりは米原駅前の東横イン。予約済みである。
せっかくの京都なので一箇所だけの寄り道するため、YHから近い金閣寺を選んだ。
9時5分到着。
団体バスがもう何台も来ている。
金閣寺を見る。やはり金閣寺は金閣寺だ、としかいいようがない。
小雨が降ってきたので早々に車に戻る。
9時40分に駐車場を出て次の目的地、滋賀県立美術館に向かった。
■滋賀県立美術館
美術館を訪ねたい目的は
企画展「人間の才能~生みだすことと生きること~」(1/22 ~3/27)を見るため。
NHK日曜美術館で紹介されていたのを偶然に見て、これは是非行ってみたいと思った。
11時25分、滋賀県立美術館に到着。
広大な「びわこ文化公園」の中にあり、2021年6月リニューアルオープンしたばかり。
入館料1300円。瀟洒なデザインが目をひく。
少し長いが、この企画展の意図をプレスリリースから引用してみよう。
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どうしてこんなに 心が揺さぶられるのだろう
人間に潜む驚くべき創造の力
滋賀県立美術館では 2022 年 1 月 22 日(日)から『人間の才能 生みだすことと生きること』を開催いたします。
2021 年に 6 月にリニューアルオープンした当館の3本めとなる企画展です。(中略)
本展では、時代の流れにとらわれず、つくりたいという真摯な欲求に基づき、独自の方法論で生み出された作品を紹介いたします。「生みだすこと」と「生きること」が一体となっているような人たちの作品の中には、アール・ブリュットと呼ばれるものもありますが、
そうでないものもあります。
本展は、アール・ブリュットを相対的に捉えられる展示構成とすることで、アール・ブリュットという概念は今後も必要か、そもそもアートとは何か、そして人間にとって重要な才能であるつくるとは何かといった問いを、皆さんとともに考える場にしたいと考えています。
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「生みだすこと」と「生きること」が一体となっているような人たち・・とはいったい
どういう人たちを指しているのか。
私流の理解としては、アール・ブリュットは知的障害あるいは発達障害の人が創り出した
絵画などの芸術作品の総称のようである。
養護施設で暮らすある人は、朝起きてから寝るまで描き続ける姿などがビデオで紹介され
ている。
なかでも横に長大な紙に延々と連なる都市や妖怪を描いた作品には圧倒される。
脳内イメージが外界に爆発してるようだ。
作品のすべてが撮影OKとなっている。これはとても珍しいことだ。
とはいえ、少し遠慮がちに撮影させてもらった。
ひととおり見て回って思った。人の才能というものは無限大なのだなぁ、と
とても
力をもらった気がする。
14時、美術館を出発
16時50分 米原駅前の東横インに到着。1640キロ。雨止まない。
ボタンを縫い付けたお手玉
どこか愛嬌があって可愛らしい