温泉めぐり紀行

丹沢の新緑(2022年5月)

1046.半冬眠

2023-12-21 | 暮らし

 

暖冬のせいで熊が冬眠できずにいるらしい。冬でもマイナス4度C以下にならないと熊は眠りにつけないという。地球温暖化は熊にとっても人ごと(熊ごと?)ではない。
冬眠中なら新陳代謝が少ないので体内に蓄えたエネルギーで足りる。けれど冬眠できないと春にはガリガリに激やせしてしまうという。気の毒な話しだ。

   

この冬眠のメカニズムを研究している人が神戸の理化学研究所にいる。
冬眠を応用して病気治療の可能性をめざしているのだとか。

京都大学医学部を出て臨床医をしていたのだが、ある研究論文に目がくぎ付けになった。

冬眠する動物といえば、ふつう熊を思い浮かべるが、なんと冬眠するサルがいるというのだ。
サルに近い人間を冬眠状態にすれば細胞の活性度が落ち、一時的に病気の進行を抑制できるのではないか、これは人に応用できるかもしれないとピンときたそうだ。
以来、病院を辞し、研究一辺倒となった。
この研究が楽しくて楽しくてしょうがないらしいのがラジオから伝わってくる。
ただし、冬眠にはデメリットもあって免疫細胞も低下するので感染症には注意が必要である。

           

ところでわたし、相当なロングスリーパー(Long Sleeper)である。
夜、10時ころにベッドに入り、朝は8時ころ、場合によっては9時ころまで寝てる。
この間1~2回トイレに起きるがおよそ10時間の睡眠ということになる。
しかも昼過ぎの午後2時半ころには眠くなり2時間程度の昼寝タイムをとる。
つまり一日のうち半分は寝ている。半冬眠状態である。
でも夜は夜できちんと眠くなるのだから不思議だ。顧みると、
12年前も同じことを書いているので笑ってしまう(2021.12.5  145.LongSleeper)

 

今日、厚生労働省が発表した「健康に良い睡眠のガイドライン」 によると、成人は6時間以上、小学生は9〜12時間、中高生は8〜10時間、 また高齢者の場合、長時間寝床で過ごすと死亡リスクが高まるという。

なので私は寝る子は育つ小学生並みなのだ。リスクが高まろうとなんだろうと眠いものは眠いんだから仕方ない。         

我が家は日当たりがいい。
ガラス戸越しの陽射しにあたっていると何とも暖かい幸せ気分に包まれる。
気持ちよくて眠気に誘われる。        

 

ところで昨夜の夕食、麻婆ナスを作った。
調味料は豆板醬、甜面醤、豆鼓醤、オイスターソース、酒、醤油、砂糖、
生姜とニンニクのみじん切り。ナスは乱切りして初めに油で焼く。
ここのところ中華鍋の出番が多い。
今晩は回鍋肉(ホイゴーロー)の出番予定。
甜面醤でキャベツと豚バラ肉を炒める。まちがいなく美味い。

       




 

 

 


1045.ピアノトリオ演奏会

2023-12-18 | 暮らし

先週と今週、一週間足らずの間にコンサートが相次いだ。
奧さんと音楽仲間3人によるピアノトリオである。

先週は鎌倉の病院でミニコンサートを開催した。
バイオリン奏者の女性が以前この病院に入院したことがあり、その縁でコンサートの依頼が毎年来ているんだとか。


私はいつものように奧さんとチェリストの女性、それにローランドの電子ピアノを愛車(N-BOX)に積んでアシストする役目である。
早い話がアッシー君なのだ。
この電子ピアノ、25Kgもあってとても重い。なので積み込むの一苦労する。
ほかにピアノの演奏台、椅子、譜面台、衣装ドレスなどびっしり。

 

        

 


本番2時間前にバイオリン奏者と会場で合流し、さっそく合奏の練習が始まる。
院内の待合室が即席の演奏会場となる。
定刻近くになると10人ほどの入院患者さんとお医者さん達が集まってきた。
演奏曲目はアヴェマリアなど8曲。
手術を控えて不安な人、あるいは術後でまだ痛みを抱えている患者さん達にひとときの安らぎを届けることができたのなら、とても嬉しい。

 

  

 

 

 

そしてもう一つが隣接区の町内自治会館でのコンサート。
こちらは休憩を挟んで1時間半とやや長丁場だ。
やはり2時間前に集合して演奏リハーサルである。

バイオリンやチェロのような弦楽器は湿度や乾燥に影響されやすいようだ。
そのため音出しをして楽器に命を吹き込むらしい。
フルートなどの管楽器なども気温が低いと音程が下がり気味になる。
なので演奏本番までの保持が大事になる。
ともあれ楽器は生き物。

定刻になると会場は満席。50人くらいか。高齢女性が多い。
愛のあいさつ、アヴェマリア、リベルタンゴなど20曲ほど披露。
最後は「故郷」を全員で合唱し、また来年もお願いします、という司会者の言葉で締めくくられた。

この二つのコンサートのため、奥さんは実によく練習してたなぁ。
音楽に向き合う奥さんの真摯で真面目な姿にいつもリスペクトしてしまう。
お疲れさまでした。