温泉めぐり紀行

丹沢の新緑(2022年5月)

789.熊野古道と温泉と

2019-01-23 | 暮らし

3月に熊野古道を歩いてみようと思っている。
去年の夏、台風の被害を受けた和歌山県の川湯温泉郷。
未曾有の災害を乗り越えほとんどの宿が営業再開にこぎつけた。
そうした川湯温泉の取り組みを支援する
ために「熊野古道・参詣道環境保全トレッキング」を和歌山県が企画していることを知った。
これはいい!とすぐに申し込んだ。





イベントは3月2日、3日の2日間にわたって行われる。
1日目は中辺路(なかへち)の発心門王子をスタートし、石畳、見晴台を歩くゴールデンコース(約7km)、
そして2日目は
絶景スポットの百聞ぐらや自然林の尾根道を行くロングトレイル(約13Km)。いずれも地元ガイドが案内してくれる。
初日には環境保全活動として道普請をすることになっている。一般人が世界遺産の保全活動に携われるのはココだけとのこと。





また、特典として地元記念品のプレゼントや2日目の昼食に「古道弁当」がつくほか、宿と発着場所の間を貸切りバスによる送迎がある。
しかも旅行代金は無料ときている。
 ただし、宿泊代金は自分もちで川湯温泉内のホテル・宿に泊まることが参加条件だ。
JTB和歌山支店がイベントの事務局となって大阪発着の客70名、現地集合20名の参加者を募集している。

初日の3月2日は午前11時半、熊野本宮大社に現地
集合。
なので私は前日に現地入りして宿に泊まる(車で500kmほど)。

3日は夕方17時30分に熊野本宮大社で解散の予定。
それから移動というのも大変なのでこの日も川湯温泉に泊まる。
つまり3連泊になる。



湯の峰温泉のつぼ湯  


川湯温泉には川底から温泉が湧く露天風呂、「仙人風呂」がある。
野趣あふれるこの温泉にぜひ入湯したいのだが、2月一杯で終了とも聞く。なんとかならないか関係者に働きかけてみようと思っている。
それと、
調べると川湯温泉のちかくに「湯の峰温泉・つぼ湯」があった。
2~3人しか入れないほどの小さな湯壺だが人気の温泉のようだ。
この周辺には温泉が点在しているので楽しみが多い。


 


788.旧大槌町庁舎解体

2019-01-18 | 暮らし

 昨年の夏、かつてボランティア活動した岩手県大槌町を訪ねた。
盛り土し、区画整理された市街地にポツポツと住宅が建ち始めた一角でひときわ違和感を漂わせていた旧大槌町庁舎。

町長、職員の多くが津波の犠牲になった庁舎
を震災遺構として残すのか、それとも解体かで住民の意見が分かれていた。
裁判など紆余曲折の末、住民の工事差し止めが認められず、ついに
2019年1月19日(土)から解体工事が始まった。
3月中には工事が終わる。


大震災の翌年、2012年にボランティア活動をした際に見た震災遺構の数々。あるものは取り壊され、あるいは保存が決まり、そして結論をだせ(さ)ないまま時が過ぎていく建物もある。
解体と保存の間で・・・住民の思いは複雑だろう。    

 




   2019年1月19日 毎日新聞夕刊



昨年夏(2018年8月)の旧大槌町庁舎


多くの犠牲者がでた釜石市鵜住居防災センターは取り壊された(2012年5月)


鵜住居防災センター内


岩手県田老町 震災遺構として残る「たろう観光ホテル」(2018年8月)


宮城県石巻市 旧大川小学校 (2018年8月)



 傷跡が痛々しい  


  津波の破壊力のすさまじさと子供らの命を想う



2012年5月の宮城県南三陸町防災対策庁舎 相当な地盤沈下が生じていた


2018年8月 防災対策庁舎の周辺でかさ上げ工事が進む。風景が一変した



2012年5月 宮城県気仙沼に打ち上げられた貨物船


2012年5月 宮城県陸前高田市 奇跡の一本松は枯れかかっている



 ボランティアの皆と大槌町で記念撮影(2012年8月






787.いつかは通る道

2019-01-17 | 暮らし


大動脈解離、悪性リンパ腫、小脳出血
・・・

ここのところ知人、友人が相次いで病に直面した。
幸い手術、放射線治療などが奏効して元気を取り戻しているのだが、
皆に訪れた
病い、ひとつ、またひとつと知らされるに連れ年齢相応の重い現実が突きつけられる。
かく云う私も前立腺ガン手術から来月で満5年を迎える。




あぁ、もうだいぶ良くなったよ、うん。
リハビリを兼ねて歩いたり身体動かさなきゃとおもってさ、
週に3日ほどプールで水中歩行訓練とかの運動をしている。
おばちゃんばっかり30人、男はオレひとりだけ(笑)
雪? ぜんぜん。もともとここ(富山)は海に近いんで雪が少ないし、

都会(関東)ほど寒くはないね。

子どもの頃からの旧友のS。
神奈川から富山に移り住んでほぼ半世紀。
その彼に小脳出血が襲った。直ぐに病院に運ばれ処置がよかったせいで後遺症が軽くて済んだ。
その後どうかなと思い電話してみた。
言葉もハッキリしてるし元気な声が聞けた。ホッした。
まぁ、彼は昔から前向きな性格だし、何でもいい方に解釈して積極的に取り組むタイプだ。頼もしい奴。
お互い頑張ろうと・・励まし合って電話を置いた。







786.踏破賞が贈られてきた

2019-01-13 | おくのほそ道たび紀行

 


大垣観光協会から宅配便が届いた。

   あれだな、たぶん

「奥の細道風景地スタンプラリー踏破賞」の記念品だとおもう。

包装紙にビン・ガラス・注意、上に載せないようラベルが貼ってある。

茶碗とかガラス製品なのかな・・・と思って蓋をあけてみると

意外なことに

大垣観光協会の挨拶文とモナカなど6種のお菓子(金蝶製菓)が

詰まっていた


この和菓子屋さんは昨年8月、
大垣駅前をブラブラ歩いているとき

偶然見かけた。

老舗らしい風格のある店構えだったことを覚えている。


大垣駅近くの老舗


大垣観光協会が企画・運営している「奥の細道風景地スタンプ

ラリー」は東北、北陸、近畿など全部で25ケ所。

前々から奥の細道ルートを探訪したいと思っていたので、

この企画はもっけの幸い、背中をドンと押してくれた。


いち度にまわるのは無理なので6月と7,8月の2回に分けた。

先ずは6月の奥の細道旅

埼玉県草加を皮切りに福島、宮城、岩手そして山形県新庄までの

16箇所を6日間(1630キロ)で回った。



一方、8月の奥の細道旅は7月29日夜に出発し、青森(ねぶた)

秋田(竿灯)に寄り道しながら日本海側の秋田、新潟、富山、福井の

風景地をめぐり、

8月9日、最終地である大垣船町川湊の「奥の細道むすびの地記

念館」に到着した。

長い旅だったので達成感よりもにホッとした気分の方が大きかった。

12日間で走った走行距離は約2800キロ、

入った温泉15ケ所、

ガソリン補給量140リットル・2万円、

宿泊費3万円(車中泊あり)

の実にコスパ良しのクルマ旅だった。


・・・・

何はともあれ大垣観光協会さんにお礼せねばと思い、

礼状をしたためて送った。







 
    贈ってもらった金蝶製菓の和菓子、「干支(イノシシ)最中」






大垣船町川湊(朱い橋は住吉橋) ここで芭蕉は川船に乗り桑名へと向かった

   "
蛤(はまぐり)のふたみにわかれ行(いく)秋ぞ" (芭 蕉)


 












785.フェリス女学院

2019-01-12 | 暮らし

今日は寒い。
気温4度の曇り空。
ときどき雨がパラつくなか、
奥さんをフェリス女学院大学・緑園キャンパスへ車で送った。

この時季、大学のチャペルで毎年、コンサートが開かれる。
フェリスの音楽部の生徒さんによる演奏、地元の方たちの三味線、口笛演奏家、保育園児の歌などが披露される。
そして最後に声楽家のKさんが2曲歌い、皆さんと合唱する。奥さんはそのピアノ伴奏で参加する。
今年で5回目の出演とのことだが、私は都合により今回はパス。

「チャペルのイラスト」の画像検索結果


いつもどおりの朝飯時に・・

今年はイノシシだろ、(友人の)KさんもWさんも年男だよねぇ、
未だ現役で働き続けてるんだから大したもんだよなぁ
Kさんは埼玉まで毎日通勤してるしWさんは前の広告代理店で定年後の勤務年数の最長記録をつくったらしいよ。
あと一年、そこを何とか・・と後輩社員を悩ませながら5年勤めあげ、
さらに今の会社で頑張っている。

すごいよねぇ。オレにはまねできない。

でも(あなたは)
家でしっかり働いてくれてますよ

奥さんの思いがけないひと言にハッとした。
確かにそうかも・・なぁ、
朝食の準備はいつも奥さんが用意してくれるので、せめて後片付けくらいは、と思い、食べ終えたら食器を台所に運んで洗うし、洗濯物を干したら次は部屋の掃除だ。

昼と夜のメニューを考えてスーパーや生協に買い物に行く、
昨日の昼は野菜たっぷりの湯麺を作ってふたりで食べたし、
夜は鶏の唐揚げの甘酢あん掛け、付け合わせにブロッコリーを添え、奥さん大好物の餃子を包んだ。食べてくれる人がいるから作れる。
そして朝、昼、晩と二人で食卓を囲んでいる。

得意料理の餃子はニラ、白菜、キャベツ、生姜をみじん切りにし、豚挽肉に醤油、塩、砂糖、酒、味噌、オイスターソース、生姜汁、ごま油を加えて粘りが出るまでこね、60個の餃子を作り上げた。
自画自賛するようだがたしかに美味い。

そして昨日は暖かだったから忘れずに布団、毛布を干したし、
そうそう大事なことを忘れてた、奥さんのピアノトリオの音楽活動のサポートがある、といっても車での送迎が主だけど・・・
こうしてみると、何も外で働くばかりが仕事じゃないのよってわけかぁ。
定年後になんとなく自然とこうなっちゃったんだよなぁ (^_^;)

奥さんの話しの続き・・・

この間、野球部OB会のYさんたちと会報誌の郵送作業をしてるときにね、ご主人は毎日何してるって訊かれてね、料理作ってくれるし、炊事も洗濯もするし、うちの主夫(ひと)、家事能力は高いですよって話したらね
、Yさんたら、その話しは女房に聞かされないって笑い話になったのよ

 


「料理のイラスト」の画像検索結果   「料理のイラスト」の画像検索結果     








784.新春コンサート

2019-01-06 | 暮らし




1月6日、日曜日

奥さんと音楽友達で結成しているピアノトリオ。

自治会・新春の会にお呼ばれし、

NewYearConcert を開いた


新年早々の仕事始めである。

気温10度以下の寒さだというのに

会館には町内のおじさん、おばちゃんたち約60名が集まった。
   

ついでにいえば、この日は

昨年暮れ購入したROLAND電子ピアノの初デビュ-の日でもある。

この電子ピアノ、重量が14Kgもある。それなりに重い。

専用のキャリングケースで運ぶのだが椅子、スタンド、ペダル、

延長コードなどもあり、結構かさばる荷物の量だ。

     「4ヴァイオリンのイラスト」の画像検索結果

音楽の世界にうとい私には、その違いがよくわからないのだが、

ヴァイオリンのような弦楽器とアンサンブルをするとき、

「ラ」の鍵盤を弾いた音の高さ(基準ピッチという)を

合わせる必要があるという。

その基準ピッチの周波数は440Hz(ヘルツ)と442Hzのふたつ。

この電子ピアノは0.1Hz単位で調整可能なので、

ヴァイオリン奏者の要望により442Hzに調整。

わずか2Hzの差がハーモニーの善し悪しを左右するらしい。

音楽家の耳は実に繊細でデリケートだ。

理科系人間の私からすると「基準」というからには質量とか光の速さ

の定義のように唯一無二の定数や原理で定義すべきだと思うのが。

「基準」にダブルスタンダードを許容するところに音楽芸術の奥ゆか

しさがあるのだろう。



        「ピアノのイラスト」の画像検索結果


そういえばこんなことを想い出した。

ヴァイオリニストの
五嶋みどりさんが米国へ音楽留学したとき

いち番困ったことが基準ピッチ「ラ」の日米の違いだったとか。

440Hzでずっときたのに米国では442Hzが主流だったため

いちからやり直し。

しかし、永年慣れ親しみ積み上げてきた音感を修正することは

根本からやり直すことなので並大抵の努力ではなかったという。

弦楽器は耳で確かめながら音を創りあげていくものだから、

それはそれは大変だっただろうなと想像する。



さて、演奏会のほうだが

「美しき青きドナウ」など全部で10曲を披露。

ピアノ、ヴァイオリン、チェロの奏でる音楽に

皆さんと一緒に楽しませてもらった。
             

                                                    




 

 





 



 

 


783.新春歩け歩け大会

2019-01-03 | 暮らし

1月3日は新春歩け歩け大会がある。
地域の連合自治会が主催する恒例行事である。
毎年、夫婦で参加している。たぶん20年以上になるだろう。
参加者はざっと100人くらい。
知り合いと新年のあいさつがあちらこちらで交わされている。

今回は約9キロのやや長いコースだが、

富士山を横目に見ながら変化に富んだコース
だった。
神社では御神酒と甘酒がふるまわれた。

朝9時に出発した公園へ戻ると恒例の豚汁が待っていた。
うまいので、ついつい3杯もおかわりしてしてしまった。
そして恒例のビンゴ大会。
私は3等賞のジャガイモとティッシュ箱をもらい、奥さんはティッシュ。

午後は長女夫婦が新年のあいさつに来る予定。
7才と2才の孫(ともに男の子)と会うのが楽しみである。
奥さんはお年玉を準備している。














 


782.2019年元旦

2019-01-01 | 暮らし

今年の正月は暮れからは高崎の奥さんの実家で過ごしている。

風がなく穏やかで明るい陽射しの正月である。

真っ白な浅間山が良く見える。

そのうち高崎に引っ越した次女夫婦一家が年始の挨拶に来るはずだ。

今夜は関越道を使って敷島温泉に行く。

30分もあれば熱い湯に浸かれる。


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高崎市 少林山達磨寺