■旅の最終日
旅に出て好天に恵まれている。今日はいよいよ旅の最終日。自宅へ帰る。
7時40分 ホテル出発。ここまで延べ850キロ。
飯坂西ICから東北自動車道に入る。
午前中の目的地は南会津地方の高清水自然公園。ここのヒメサユリの群落を見に行く。
今の時期が見頃らしい。
カーナビに目的地をセットしてスタートしたのだが、
あとでこれがとんでもない山道を通るルートだったことが分かる。
郡山JCTから磐越自動車道に入り、会津坂下ICで降りる。
柳津・昭和線という国道410号へ誘導される。
これがなかなかの田舎道でたくさんの集落を越えていく。芋小屋なんて地名もある。
途中から土砂降りの雨が降り始め、まいったなぁ・・と思ってたのだが次第に止み始めて
高清水自然公園へ到着したときにはすっかり止んでしまった。
時間は10時30分、延べ走行距離は1015キロ。
入園料300円を払って園内へ。
ヒメサユリはなんとも可愛らしい花だ。興奮して何度も写真を撮る。
今日は日曜のせいもあって大勢の人が見にきている。
白樺と青空、夏雲と緑の高原。いいところだ。
ヒメサユリもよくこれだけ咲くものだ。
普段の手入れが行き届いてるのだろう。
イノシシに球根を食べられないように電気柵で周囲を囲っている。
11時40分、ぐるりと回ってきたあと受付の女性に訊いてみた。
これから駒止湿原に行ってみようと思うのですが
今はワタスゲがきれいですよ、という。
じゃぁこれから行ってみます、というと隣にいたおじさんが怪訝そうな表情でこういった。
ここら辺りじゃね、山には午前中にしか入らないのさ、午後になるとクマでるからね
事故が会ってからでは大変だし、できたら山には2人で入らないと
つまり、止めときなさいということだ。
素直に忠告にしたがって駒止湿原は諦めた。
■湯ノ花温泉 石湯
南会津地方にはなかなかユニークな温泉がある。
たとえば電気屋さんの中にある温泉(里の湯)。
ここは依然として福島県人以外は入浴不可のお知らせが貼ってある。
去年の10月に来たのだがその時と全く変わっていない。
というわけでその先の湯ノ花温泉「石湯」へ向かった。
湯ノ花温泉は旅館がポツポツとあるだけ。ひなびた温泉地だ。
昼時に到着したので蕎麦屋に入り「もり蕎麦」を注文。さっぱりした美味さ。
川沿いに歩いて行く。渓流釣りを楽しむ人がいる。
石湯へ行く。
誰もいない。
ゆっくり過ごせると思ったが源泉掛け流しの湯船、とにかく熱い、我慢して入れるレベル
ではない、火傷しちゃうくらいの激温だ。多分50度くらいじゃないか。
そこで水道からビニールホースが伸びてるのでこれでうすめることにした。
ただ、湯船本体に水をいれても適温になるとは思えないので隣の小さな湯だまりに
水を入れ、なんとか体を沈めた。
地方には個性的な温泉がたくさんあって楽しい。
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温泉(里の湯)がある電気屋さん
石湯
とてもじゃないが熱くて入れない 火傷してしまう
巨石が湯船に突き出しているので石湯というらしい
右側の小さな湯だまりに水道水を注いで入る
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さて、今回の目的の一つであるサクランボも買ったし、あとは自宅へ帰るだけ。
その前に高崎に寄って娘夫婦とおばあちゃんのところへお土産を置いていこう。
自宅へは20時頃到着。
今日だけで550キロ走った。
総走行距離は1400キロ。
福島・山形旅のまとめをすると・・
■日 程 2022年6月21日~26日
■宿 泊 車中泊1 、ホテル4泊
■走行距離 1400キロ ホンダN-BOX
■温 泉 11箇所
新湯共同浴場・寺 湯、むじな湯 (那須塩原)
山口温泉 (南会津)
夢の森温泉(喜多方)
小野川温泉・共同浴場 尼湯、野天風呂(米沢)
赤湯温泉 湯こっと
上山温泉 下大湯共同浴場
寒河江温泉
深掘温泉(大石田)
湯の花温泉・共同浴場 石湯
■お 寺 慈恩寺(寒河江) 萬松寺(山形市)