温泉めぐり紀行

丹沢の新緑(2022年5月)

366.常泉寺&大池公園

2014-04-29 | 暮らし

4月27日の日曜日、花のお寺として有名な清流山常泉寺(神奈川県大和市)に行ってきました。我が家から車で15分ほどです。奥さんによると、妊娠中の長女と一緒に来たとき以来らしい。その年に生まれた孫がもう2才半。せいぜい一年ぶりくらいか、と思ってたのにあっという間だ。
山門までの道の両側を彩るミツマタはもう盛りを過ぎてましたが牡丹、春蘭などが見ごろです。
草むしりをしていた小柄なおばあちゃんから声をかけられました。

Dsc_4681どちらからお見えですか、あぁ、そうですか、ありがとうございます。私はこの寺で生まれ育ったのですがもう94才です。
この木は子供の頃に腰掛けたりブランコをして父によく怒られました。この近くの厚木飛行場にマッカーサーが来たでしょ、その関係でしょうか外人さんがこの寺によく来てました。本堂には靴を脱いで上がってください、というと素直にしたがってくれました。どうぞゆっくりご覧になっていってください

このあと日帰り温泉施設「ここち湯」で暗くなるまで過ごしました。

そして次の27日、月曜日
”今日は午後2時まで空いてるからどこか行きましょうか”、ということで大池公園へでかけることに。駅前の店で奥さんが飲み物、お団子、お稲荷さん、太巻き、海苔巻き、デザートにイチゴを購入。

Dsc_4737 車を駐車場に駐めて歩き出します。

新緑が本当に美しい季節です。わざわざ遠くに出掛けなくても充分にハイキング気分が味わえるいい場所です。月曜日なのにけっこう人出が多い。
新緑の丘陵を歩き藤棚の下でひと休み。幼稚園、小学校の遠足の子ども達がたくさんいる。小学生に、どこから来たの?と聞いたら田園調布です、だって。都内からも来るんですね。

おやつの「
みたらし団子」と「ずんだの団子」を食べたらけっこうお腹がふくれました。桜山に上って見るとさすがに八重桜も終わりです。
さきほどからあちこちで大型望遠レンズをつけたカメラを持つおじさんを見かける。きけば、いろいろな野鳥を撮っているとのことでした。


365.餃子つくり&誕生会

2014-04-27 | 暮らし

昨日の午前中、スーパーで紗英ちゃんの誕生会用の買い物。餃子用にニラ、白菜、ショウガ、サラダエビ、大葉を用意。他にイチゴ三パック、缶ビール(和膳)、焼酎、冷やし中華、トマト、キュウリ、タマネギetc。かなり重くなりました。

冷やし中華(2食入り280円)は奥さんが大好きなのでいつも買ってます。4月に入ってからもう10回くらいは昼食に作って食べたでしょうか。
Dsc_4877 この時季は少し早いせいなのか、陳列棚にはシマダヤ1社のものしか置いてません。でも、これが結構うまいんです。
卵焼きとハム、野菜はレタスとかピーマンをそれぞれ細切りにして麺にのせ、特製タレ(ゴマダレもある)をかけると、なかなかに美味しいです。
そのうちに「冷やし中華始めました」の張り紙が出るでしょうが、店で食べるとどうしてあんなに高いのか不思議です。




Csc_4531 さて、きのうは皆が集まって紗英ちゃんの誕生会を賑やかに行いました。
中華シェフの私は餃子、野菜炒め、回鍋肉(ホイゴウロウ)、鶏ゴボウ御飯を作り、その傍らコンブ、カツオ削りでダシをとり、豆腐、油揚げ、ワカメの味噌汁を作り、その合間にマグロを切り分け、パック詰めのカツオを皿に盛りつけました。
奥さんは餃子を皮で包む一方で筍御飯、野菜サラダを準備。夕方6時過ぎ、長女夫婦と次女夫婦の計7名が揃い、紗英ちゃんの3才の誕生会が始まりました。

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みんな元気な笑顔


364.早朝Walking 

2014-04-25 | 暮らし

二日ほど朝6時起きです。Dsc_4412_2
奥さんにつき合って6時半からラジオ体操をして約一時間の散歩をしています。
腹筋背筋を鍛える運動をしているせいだと思うが、しっかり歩けます。古傷の痛みもほぼ感じません。朝露に濡れた草花が美しい。
早起きが三日坊主にならなければいいが・・・・


今日は孫の紗英ちゃんの誕生日。三才です。「ママのパイパイにはおっぱいが入ってるけどパパのは空っぽなの」
ここ半年ほどで急速にコトバを覚えて気持ちや感情を自在に表現していることに驚かされます。

あした、我が家で皆が寄って誕生会をしようということになっています。餃子を作る予定ですが、これはもっぱら私の仕事です。作り方は下のデジブックのとおり。おいしいですよ。
残念だけど昨年、「永楽製麺」が倒産したため、この餃子皮が手に入らなくなった。
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pm6:30  「おはようございます」 近くの公園でラジオ体操へ


363.八重サクラ満開

2014-04-20 | 暮らし

おとといは次女が子供二人連れてきて昨日は長女が2歳半のカズくんとやってきた。
男の子は女の子に比べてコトバの発達がゆっくりで
最近になって言葉らしきものがDsc_4277口から出てく るようになったカズくん。
じいじっ!、ばぁばっ!と大きい声で話しかけてくる。よく食べるしボールを蹴ってよく遊ぶ。すくすく育っている。ありがたいことです。

ベランダから見える八重桜、満開です。
Kさん宅へリハビリ病院のパンフレットを届ける。夜、奥さんよりお礼の電話。さっきご主人が入院中の病院から帰ってきたとのこと。

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362.手術後2ケ月経過

2014-04-18 | 前立腺がんリポート

Dsc_3616 先月の18日には元職場のAさんから自身の前立腺がんのことで相談を受けました。しかし、その後、とくに連絡が無いので分かりませんが、きっと今頃は具体的な治療に入ってることでしょう。

◎排尿時の疼痛はだいぶ薄らいできている
◎創痕は全く痛くない
◎昔の盲腸手術痕の痛みは和らぎつつも継続
◎お腹をかばって歩くせいで腰が疲れがち
◎座ると肛門を圧迫するので膀胱縫合部が疼く
◎尿失禁はほぼない
◎就寝中、膀胱に尿が溜まると疼痛で目が覚めることも

◎リンパ節を切除したため下腹部にややむくみあり
◎チンポコは、ますます退化・縮減



現状は、ざっとこんなところですかね。
できるだけWalkingをしたり足腰にお灸をしながらじっくりと回復を待ちましょう。次回の外来予約は5月12日


Dsc_4216 今日は
朝から細々した雨が降ったり止んだり。昨日、高額療養費の申請手続きを区役所で済ませてきました。書類を見ると入院手術費用の約7割が戻ってきます。年金生活者にはありがたい制度です。

先日職場で倒れて順天堂病院へ入院したKさん。脳梗塞の後遺症で右半身が麻痺、言葉も出にくい状態のようです。昨夜、うちの奥さんがKさん宅に電話して事情が分かった。
今の病院は2か月内に退院なのでリハビリ病院を探し始めてるとのこと。
横浜の自宅近くでは「戸塚共立リハビリテーション病院」、「横浜旭中央総合病院」のふたつ。とりあえずは入院して言語、身体のリハビリ開始ということになるのでしょう。
きっと、息の長いリハビリになるだろうから私たちもできるだけ力になろうと奥さんと話し合っている。

Dsc_4251 午後、次女が孫ふたりを連れて遊びにきた。もうじき3才の紗英ちゃんは、おさげにしてもらって女の子らしくなってきた。下の美咲ちゃんは10か月。子犬のように愛Dsc_4245 らしい存在です。
遊びの合間をみて戸塚共立リハビリテーション病院に赴いて、病院案内のパンフレットをもらってきた。近いうちにKさん宅に届けよう。



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和泉川沿いで 蜂がとりついてるのは青虫?(2014.4.17)


361.悲願達成!!

2014-04-16 | 暮らし

Dsc_4205 今朝(4月16日付)の毎日新聞・横浜版をみて驚いた。なんと川崎市で二酸化窒素濃度が全測定局で環境基準をクリアしたとのことだ。平成25年度の測定結果によると、これまで何十年と環境基準をクリアできなかった池上測定局が0.058ppmまで改善したというのだからビックリ。

池上は工業地帯に出入りする大型ディーゼル車の排出ガスによる大気汚染が全国ワースト1を何度も記録したいわく付きの高濃度汚染地域。その札付きの場所で環境基準の達成にこぎつけたということは、NOx総量規制の導入、
自動車排出ガス対策を営々と積み重ねてきた先輩、同僚、後輩たちの努力が実を結んだということです。


思えば、川崎市で過ごした35年は、そのほとんどが窒素酸化物対策に費やされた時間でしたので、今回の吉報に接し、個人の感想レベルでいえばまさに"
悲願達成"です。今は故人となられた審議会の先生方による親身な指導の賜物でもあります。深くお礼と報告をしたいと思います。うまいビールが飲めそうです。

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神奈川新聞(一面)

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毎日新聞(横浜版)


360.横浜チューリップ祭

2014-04-15 | 暮らし

4月14日、月曜日。ここのところいい天気が続きます。
奥さんは、「国際シニア合唱祭」の運営スタッフとして早朝出掛けていきました。第6回を迎えるこの合唱祭「ゴールデンウェーブin横浜」は、みなとみらい大ホールで14日、15日に開催。
日本各地から参加する86合唱団に加え台湾2団体、フランス1団体の合計89団体総勢3000名を超す合唱好きのシニアが集まります。

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横浜公園はチューリップが満開

合唱祭の終わるのが5時過ぎ。それから奥さんと待ち合わせて食事の予定です。
それまで時間がたっぷりあるのでカメラ片手に春の横浜撮影Walking の開始です。
昼過ぎにJR関内駅をスタートし、チューリップ見物で賑わう横浜公園、大桟橋、赤レンガ倉庫と歩き、みなとみらい大ホールに到着。
102才の日野原重明さんが提唱して発足した「新老人の会」。総勢48名のうち92才が3名、93才が1名。いずれの方も女性です。「花」と「村祭り」を元気に唱ってました。

一時間ほど合唱を聴き、横浜美術館前から新しいビルが次々と建設中の「みなとみらい地区」を通り抜けて横浜駅東口へ。六時、奥さんと横浜駅で待ち合わせ駅ビル地下の和食の店「えん」で食事。
久しぶりにビールを飲みました。感激です。
1万7500歩のWalking でした。さすがに腰が・・・

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359.久しぶりの横浜温泉

2014-04-12 | 温泉探訪

夕方、奥さんと横浜温泉に出掛けました。
やっと行けるようになったわね、と嬉しそう。多分3カ月ぶりくらいかな。実は、昨晩も横浜温泉へ出掛けたのです。が、車から降りてお風呂セットを持って行こうと思ったら、無い!!のです。座席の下にもどこにも見当たりません、奥さん、うっかり家に置き忘れてきてしまったようです(^^;)。

わたしも入院時に手続き書類を全部家に忘れてきてしまって取りに行ってもらったりしてるので、あれこれ言えませんが、二人足して一人前なら、まぁいいとするかな・・・
というわけで今日の横浜温泉行きは昨日のリベンジなのでした。


横浜温泉は老人ホームに併設された施設。地下1000メートルから組み上げているナトリウム塩泉です。
4月から100円値上げして600円(2時間)になっていました。そのせいかどうか分かりませんが湯船は人が少なかったです。
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白い花のサクラ

温泉に行く前にお腹が空いたので行きつけの中華屋さんへ。店に入った途端、座っていた女性から声をかけられた。

「あらぁ、おひさしぶりです」
    どなたかなと思ったが直ぐに分かった。
「あっ、斉藤さん、こちらこそご無沙汰です」

  斉藤さんは七回忌を迎える亡父が最晩年を過ごしたケアハウスのマネージャー

「相変わらずお仲がよろしいこと・・・」
「いえ、いえ、それはどうもありがとうございます、その折はオヤジがお世話になりましてありがとうございました。職員の皆さん、お元気ですか、そうそう、遠藤さんは未だ現役ですよね?」
「彼はね、首の脇に癌ができて何回か手術したんですけど去年の10月に退職しました、すごく痩せちゃいましてね」
「えぇ!、そうですかぁ、じゃぁ、知ってる職員さんはもういないのかなぁ」
「あの当時からいるのは松田と田中ですかね

「あぁ、あの元気な松田さんねぇ、オヤジは最後まで面倒見てもらったんですよね」
「これから羽田まで人を迎えにいかないといけないので・・これで失礼しますね」


私は中華丼、奥さんは五目そば、そして餃子を注文しながら、そういえば斉藤さんとは以前もこの店で遇ったことがあるなぁ、と思いだしていました。

先の遠藤さんもそうですが、ここのところ私自身を含めて病を抱える人の姿が多くなってきました。
都内で出版社を経営する知人のKさんが脳梗塞で倒れた、と聞いたのはおとといの話です。職場で倒れて順天堂大学病院に緊急搬送され、ICUから一般病室に移ったのだが呼びかけにも反応がないらしい。とても心配です。

 以前、私の前立腺がんのことを聞き、知り合いが出版するがん専門の実用誌「がんサポート」を直ぐ送ってくれたのもKさんです。
Kさんのことを電話してくれたNさん自身も昨年、乳がんの手術を行い、現在も抗がん剤で治療中の身です。奥さんが所属する女声合唱団でも大腸がんが再発し、来週入院する方がいるそうです。
昨年の夏、肺がんで亡くなった私の旧友も、そしてKさんもNさんも私と同じ昭和22年生まれ。もう何があってもおかしくない年齢なのでしょうね。団塊世代の健康リスクが高まってます。

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ベランダで咲くマルベリーの花


358.四国めぐり(最終回)

2014-04-10 | 温泉探訪

平成24年1月27日、月曜日。旅も4日目。最終日です。よく晴れてます。JR徳島駅前のドトールでCoffeeを飲み、和菓子店で名菓・小男鹿(さおしか)を購入。市内のどこからも見える「眉山(びざん)」。徳島には幾度か来てるけれど、まだ一度も行ったことがないので先ずはここを訪ね、フライトまで、どこかの温泉に浸かって時間調整しよう。

Dsc_2583 眉山へのロープウェイは定期点検で運休中だった。眉山頂上へカーナビにしたがって山道を上っていく。展望台からは徳島市内が一望できる。泊まったホテルもよく見えるし居酒屋のあった繁華街も見当がつく。左に目を移すと吉野川、海の近くには空港が、さらにその先には大鳴門海峡に架かる橋も見える。
展望台近くに建つモラエス館に入ったところボランティア解説員の方が一時間近く詳しい説明をしてくれた。明治時代に外交官として日本に来ていたモラエスは日本がすっかり気に入り、職を辞して徳島の娘と結婚する。徳島市内で生涯を暮らし、幾つかの書をのこしている。
このモラエスさんという名前がなかなか覚えられなくて困った。えぇ~とほら、モ、モーリスだっけ、う~ん違うねぇ、
じゃぁね、もらえますって覚えりゃいいんじゃない、もらえます→モラエス、これならOKでしょう(^^;)

Dsc_2600 次に向かったのは陶板名画の展示で有名な大塚国際美術館。鳴門海峡大橋の近くです。でも残念、月曜日が定休日なのでした。高速使ってわざわざ来たのに・・・。
急にお腹が空いてきてしまい、市内に戻る途中のレストランで昼食。店の人に、この近くにスーパー銭湯とか温泉ないでしょうか、と聞いてみたところ、おばちゃんが出てきて詳しい地図を書いてくれた。「あいあい温泉」というらしい。やはり地元の人に聞くのが一番だ。Dsc_2604
 
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ちょっと古い建物だが庶民的な温泉施設です。風呂から上がり、旅の四日間をおもいだしながら休憩室でうつらうつらと昼寝・・・

愛媛では砥部動物園の子象に会えたし、伊丹十三記念館は改めて彼の多才ぶりに感心した、貫禄の道後温泉に今回も入れて幸せ気分に浸った。
宇和町では地方文化の奥深さと底力を見せてもらった。石泊集落の石垣、その見事な美しさの向こう側に村人の強靭な意志を見た。
高知「ひろめ市場」の活気に溢れた場所は初めて。新鮮な驚きとワクワク感に酔った。坂本龍馬記念館では龍馬の人間性と面白さが改めて分かり、竹林寺の庭園は自分との対話にふさわしい空間であった。

足摺岬も室戸岬も行けなかったけど、ぐるっと愛媛、高知、徳島と車でまわった四国旅でした。手術前に思い切って出掛けてきて良かった。

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357.桜も終わりかな

2014-04-06 | 暮らし

ここ数日の強い風で家のまわりの桜はずいぶんと散りはじめている。
今日は第96回歴史散歩の会の定例会。残念だけど私は家で留守番。きのう横浜高島屋に奥さんと出掛けたのですが、人混みもあってか、とても疲れました。この歴史散歩の会の歩くスピードに追いつくには、まだまだ時間がかかりそう・・・。
ところで、
今回は横浜市鶴見区・三ツ池公園の観桜Walkingです。東急東横線「菊名駅」から「JR鶴見駅」までのコース。当初は先週の日曜の予定でした。ところが朝から雨のため今日に延期になったというわけ。桜はどんどん満開に近づいていくし、強風は花を散らす・・・で気が気ではありません。先週今週と何故か日曜に限って天気が悪い。
今日は午前中は晴れ間が出ていて、これなら桜見物できてるな、とホッとしました。が、昼過ぎ、上空に寒気が入って雷を伴う雨に。予報どおりです。三時頃には止みました。
もう散ってるんじゃないかと心配しましたが、奥さんの話では、三ツ池公園の桜はけっこう残っていて見物客が多かったとのことでした。

この秋に歴史散歩の会、通算100回記念として箱根に一泊旅行を企画中です。
おととい企画案を一枚の資料にまとめ、今日、Sさんから会員の皆さんに提案してもらったところ、すんなりと受け入れられたとのこと。
この記念旅行までには何とか体力を回復して参加したいと思ってます。

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和泉川沿いのミツマタ(2014.3.31)


356.四国めぐり(3)

2014-04-06 | 温泉探訪

 

Dsc_2382四国旅の三日目。先ず高知名物の朝市に行ってみました。高知城下町を東西に走る「追手筋」で毎週日曜日に開かれています。たぶん百軒は超える店が道の両側にテントを張ってますね。生姜やトマトなどの野菜、果物、干物などの海産物、いも天などの店が並びます。ミヤゲに生姜とミカンを購入。

■面白い坂本龍馬記念館

ところで今日の宿泊地、徳島市内のホテルに到着したのは夜の8時過ぎ。今日もまた午前中のんびりし過ぎて高知市内をなかなか脱出できなかったのです。坂本龍馬記念館は思いのほか面白い場所でした。有名観光地なので館内は観光客が一杯です。

館内には貴重な資料が数多く展示されています。龍馬が姉の乙女に宛てた手紙、太政奉還2日前の後藤象二郎宛の書簡など本人直筆の手紙をみることができます。家族のなかでも特に姉に可愛がられて育ったんでしょうね、弟が姉を慕っている様子が文面から伝わってきます。きっと誰にでも好かれる可愛げのある人だったんでしょう。

幼少時、ヘビにキンタマを噛まれ危うく命を落とすところだったとか、龍馬は面白いエピソードに事欠かない人物です。
1862年(文久2年)脱藩し、大洲へと逃れます。その5年後、京都近江屋で中岡慎太郎とともに刺客に襲われます。数日命を長らえた中岡は、刺客の放った次のひと言を言い残しています。
こなくそ!!。それは大洲地方の方言。暗殺犯は今もナゾのまま(2010年3月「きょうも温泉めぐり」より)。


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                       坂本龍馬記念館

 

 

■五台山竹林寺

龍馬記念館から歩いて桂浜へ。風が強いので浜に近づかないように何度も放送が流れています。龍馬像の前で記念撮影。
龍馬像まえの広場で、そして桂浜の砂場で先ほどから男女の若者達が踊ってる。撮影もしている。あとですごく流行ってることが分かったのですが、これはAKB48「恋するフォーチュンクッキー」のダンスでした。

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                        桂 浜

四国霊場31番札所五台山「竹林寺」は724年(神亀元年)の開基。美しい庭園、鎌倉時代の仏像17体が納められてる宝物館そして境内の緑豊かな自然。どれも心洗われる環境に満ちています。私にとって竹林寺は四国88箇寺のなかでも印象深いお寺のひとつです。

持参した白衣をはおり、本堂、大師堂に参って般若心経を唱えます。奥さんと一心に祈ります。普段は信仰心のかけらもないのに病を得たとたん、神仏にすがっている勝手な自分がいます。
この4月(25日)から50年に一度の秘仏本尊文殊菩薩のご開帳がある。

 

 

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                       竹林寺の庭園

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                        竹林寺本堂

■やなせたかし記念館

高知県香美市香北町はアンパンマンの生みの親、やなせたかしのふるさと。これを記念して香美市が建てたのが「やなせたかし記念館」です。孫へのおみやげ、ということで訪ねました。

午前中は晴れていたのに雨が降ってきた。記念館は「アンパンマンミュージアム」と「詩とメルヘン絵本館」のふたつの建物で構成。
アンパンマンミュージアムの館内は撮影フリーです。さすがに子ども達は、はしゃいで駆け回ってます。奥さんは、孫のオミヤゲにジグソーパズルを購入です。

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                アンパンマンミュージアム

■高速使って一路徳島へ

さて、今日はこのあと、室戸岬をまわって行くつもりで途中まで国道55号線を走ったのですが、どう考えても無理そう、カーナビでは徳島へは23時過ぎの到着を指している。
なので、今日も当初の予定を変更し、高速を使って徳島へ向かうことに決定。あたりはすっかり暗くなってきた。
南国ICから高知自動車道に入り、あとは徳島まで高速走行。川之江東JCからは東に向かってひたすら走る。脇町ICを通過。懐かしい町の名前だ。

昔、脇町の卯建(うだつ)の街並みを奥さんと訪ねた土地です。藍の産地でもある。夜8時ころ、ホテル到着。
ホテル内の駐車場は満杯なので契約駐車場に入れ、部屋で一息。風が冷たい。寒い。
夕食は、歩いて10分、昔入ったことのある居酒屋&食事処へ。

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355.四国めぐり(2)

2014-04-01 | 温泉探訪

入院のため中断してましたが「331四国めぐり(1)の続編です。

■宇和文化の里へ

Dsc_2210_2 平成26年1月25日、ホテルでゆっくり朝食をとり、レンタカーで松山ICを目指します。家から持参したカーナビには今日の目的地をいくつか入力済み。そのうちのひとつ、宇和町の開明小学校を先ず訪ねます。

Dsc_2228 よって建てられたアーチ窓のモダンな開明小学校は国の重要文化財(平成9年)。
建物に中に入ると明治大正昭和の教科書など約6000点の資料が収蔵・展示され、小さな机が並んだ昔の教室では女子教員姿のボランティアさんが"授業"してくれます。

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開明小学校

また、ここ卯之町は、日本の医学発展に貢献した日本初の蘭方女医イネ(オランダおイネこと楠本イネ)が少女時代を過ごした町です。シーボルトの娘、イネは卯之町の蘭方医、二宮敬作に師事し、産科医として激動の幕末、明治を生き抜いていきます。
そして開明小学校のすぐ隣には宇和民具館。一歩足を踏み入れると、昔どこの家にもあったような民具のオンパレード。
全部が町民からの寄付と言うから皆さん物を大事にする方達だったんですねぇ。
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次に訪ねたのは宇和米博物館。といっても建物は旧宇和小学校を移築したものです。何といってもみどころは、109メートルもある日本一長い木造校舎の廊下。圧巻です、すごいです。雑巾がけのスピード記録があり歴代のチャンピオンの名前がありました。見る価値ありです。
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旧宇和小学校の長い廊下!!


■石垣の里 ~愛南町石泊~

卯之町の醤油やさんで刺身醤油、甘酒を買い酒屋さんで地酒をミヤゲに買って次の目的地、石泊(いしどまり)へと向かいます。

国道56号線を南下し、ちいさな半島にへばりつくような石垣の里、石泊に到着したのは午後3時半過ぎ。宇和町でのんびりし過ぎたかもしれない。
石泊は海に面した小さな集落。石畳の道を登っていくと両側にはひとつひとつ丁寧に積み上げられた石垣が続きます。よくぞこんなに美しくできるものだと感嘆します。
坂の途中で振りかえると内海がすぐそこです。家の前の石垣は凹形にくぼみがあるのは海や漁の様子をみるための工夫です。
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石積みが美しい

50戸程度のちいさな集落の生活を今でも支える美しい石垣。人々の営みの尊さを感じます。観光客を迎える唯一の
茶店「だんだん館」。主人の話では、この時期はさすがに観光客は少ないね、とのことでした。

■高知へ

4時過ぎて石泊を出発。
今日は足摺岬を廻っていく予定でしたが、カーナビの到着時間は午後8時。「真っ暗で何にも見えないでしょうから、パスしましょう」という奥さんの一声で高知のホテルへ直行することに。どうも私たちは午前中のんびりしてしまいがちなため午後からが窮屈になってしまう。

雨が降る夜の56号線を宿毛市、四万十市と走り、須崎に入る手前に高速道路の入り口を発見。まだ工事中で高知自動車道の無料区間らしい。これで早く高知へ行けるので助かります。そして夜8時にホテル到着。

夕食探しに町へ繰り出し、すごく面白い場所を発見しました。「ひろめ市場」です。市場の中には60店舗が軒を連ね迷路のような雰囲気、アメ横と築地市場を一緒にしたような猥雑で熱気溢れる商業施設です。

いたる場所に配置された500ものテーブルで店で買ってきた料理を持ち寄って食べるというスタイル。この日は週末とあってすごい人で賑わっています。かろうじてふたつの席を確保し、ビール、カツオのたたきなどで乾杯。今日も楽しい一日でした。
さて、3日目のあしたは室戸岬を回って徳島までの旅を予定。

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ひろめ市場