誕生して13日目。
長女の産んだ男の子は元気におっぱいを飲み、よく寝る。来週、兵庫に住む次女が赤ちゃんを見にやって来る。次女の赤ちゃんはもう6ケ月。携帯に送られてきた動画を見るとぎくしゃくしながらも、ハイハイをしている。
来週はイトコ同士の初対面というわけだ。この年子の姉妹は仲がよく、2011年に子供を産もうね、と密かに約束していたらしい。実際、そのとおりに赤ちゃんを誕生させたのだからたいしたものです。
二人の性格は対照的で、姉は、わりとものごとにこだわらない、ざっくりした性格なのに対し、妹のほうは、心配性できめ細やかな性格。同じ生活環境で育ったのにかなりの違いである。"性格"というのは、どうもオギャーと生まれたときから決まっているような気がする。
というのは、我が家族史の中でも特段の笑いをもって語り継がれるこんなエピソードがあるからなのです。
・・・・
長女が幼稚園児のころ、その年(わたくし30才代後半の秋だった)、痔が悪化し、かの有名な松島病院(横浜市)で手術し、二週間ほどで退院した。
場所が場所だけに術後といえども、やはりそれなりに傷口の疼痛がつづくため、この際さらに半月ほど休暇をとって自宅療養することにしていた。
長女を幼稚園バスに送り出すと、4才の次女を連れて、近くの公園を散歩したり、鎌倉まで遠出したり、毎日、のんびり暢気な日々を送っていたのだった。
傷は少しずつ回復に向かっていたが、できればあと一週間くらいは自宅療養を満喫しようと思っていた。
そんなある日、
幼稚園から帰ってきた長女が
「おとうさん、いつまでお家にいるの?」
と訊くではないか。
「うん、おしりがまだちょっと痛いから、あともうすこしお家で なおそうそうと思うんだ」
「あのさぁ、わたしだって幼稚園にいきたくないときもあるけどがまんして行ってるんだよ」
「だけど、椅子にすわるとさぁ、おしりが痛いから会社に行けないんだよね」
「だったら、立っておしごとすればいいじゃん!!」
「・・・・・・(汗)」
びしっと、わずか5歳の子に諭されてしまったのでした。
以後、このやりとりは、 "もう会社に行きなさい事件" と呼とよばれることになった。
あとで妻からきいたのだが、毎日ふらふらと出歩いている父と妹の姿にどうも思うところがずっとあったようだ。
このあと、心を入れ替えて(・・半分しぶしぶ)職場復帰したのは云うまでもありません。以来、この子には頭があがらなくなったような気がしてならない。
その、しっかりさんの産んだ赤ちゃん、いったいどんな子に育っていくのかな、楽しみ・・
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温泉ファンの方、
北から南まで訪ねた温泉地が勢揃いです。
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