温泉めぐり紀行

丹沢の新緑(2022年5月)

172.梅の開花遅れてます

2012-02-28 | 温泉探訪

梅の開花が遅れている。

小田原の曽我梅林、そして湯河原の幕山公園の梅林を奥さんと見てきたのですが、

いずれも二分咲きくらいで、見ごろは2週間先くらいかも・・

曽我梅林の中河原地区、別所地区のいずれもこれからという感じでした。

梅祭り会場でミカン、梅エキス(40g,2000円、これが下痢腹痛に効くんです!!)を購入。

小田原市民会館前の「だるま」で昼食(刺身・天ぷらの定食)。

月曜日だというのに混んでる。さすが老舗の割烹だ。

小田原から湯河原までは海沿いの有料道路を使って30分くらいで到着。

幕山公園も梅祭りなのに肝心な梅の花がいまひとつの咲き具合。

 

もう一つ残念だったのが湯河原の「こごめの湯」が月曜日のため休館だったこと・・

真鶴駅近くの魚屋、「二藤」さんで干物とキンメの煮付けを買い、再び小田原に戻って、

箱根湯本から日帰り温泉の「天山」へ。

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ここは昔よく通ったものだが、久しぶりにやってきた。

ひょっとしたら10年ぶりかもしれない。当時は900円だった入浴料が今は1200円。

露天風呂もなにもかも昔のまんま。熱い湯が身体にしみます。

あんまりジロジロすると、あっち方面の人と誤解されますので徒然なるまま、目に映るままですが、

シンボルの貌かたちも実にいろいろですねぇ。

貌は亀さんのアタマ風もあれば鈴のような丸みをおびたものもあって実に個性豊かです、

ながいのみじかいの、ピンク色の健康そうなものから色黒のやつ、役目を終えて定年を迎え、

うなだれているものも・・・。はたまたキュウリの古漬けのごとき持ち主はやはりそれなりに年季の入った方である。

そして何となくの結論なのだが、

身体がでかくても、太っていても「体格」とシンボルの「サイズ」に相関関係は無い!!

・・・と、おもう(どこかで研究している人でもいそうな気もする)。

そういえば今日行った小田原・下曽我の瑞雲寺にはこんなシンボルが建っていたなぁ。

 

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「不動根(ふどうこん)」という。

男性には大きな力、たくましさを、子宝に恵まれたい女性はよい子を授けられる。

男性は強く握り、女性はまたいでください、とのことだ。

こうした子宝信仰は習俗として全国にみられるようだ。

山口県俵山温泉近くの神社では、木製やコンクリート製の大小さまざまな素朴男根が境内一杯に林立していたし、

淡路島の立川水仙郷に建つ平家村資料館には身の丈2㍍ほどの超リアルな木製彫刻が陳列されていた。

秋田県の温泉、

たとえば蒸ノ湯 では館内の神社に祀られ、藤七温泉では湯船の出入り口で歓迎してくれている。

関東では、

ご神体の巨根を女性がかついで練り歩く金山神社(川崎市)の「かなまら祭り」が有名だ(4月の第1日曜開催)。

話のついでですが、

秋田県の玉川温泉は強烈な酸性泉で有名。なので10倍に薄めた湯に入ったのに

それでもからだの先っぽがチリチリと沁みて痛かったことを想い出します。

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話を戻して

天山の露天風呂にはちょっとした仕掛け、というか石組み職人の遊び心が・・

じっと目をこらして見ると、

男と女のシンボルが浴槽まわりの石組みの中に仕込まれているのですね!!。

「一休」の露天風呂にも同じ「隠し絵(石?)」があるので要チェックですよ。

 

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171.稲子湯&百観音

2012-02-25 | 温泉探訪

 

長野県小海町の稲子湯にいる。

「吉永小百合さん、きれいですぇ」

「あっちの写真は玄関前で撮ったもんだ。今でもきれいなひとだねぇ、小柄だったね」

と管理人のおばちゃん。

1984年、小海町で雪のシーンの映画ロケの際、吉永小百合が稲子湯の前で

くつろいでいる写真が廊下に飾られている。

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・・・・・

妻の実家(高崎)でおひな様を車に積んで長野県佐久をまわり

どこか温泉に・・という妻のリクエストにより「稲子湯」に立ち寄った。

国道141号線の小海線・松原湖駅近くを右折し、

ところどころ雪と氷が残る林道を登って行くと、標高1500㍍に建つ稲子湯が現れる。

北八ヶ岳への登山口にある山小屋である。さすがにまわりは雪が深い。

泉質は源泉を飲んでみると分かるが、舌にピリリとくる炭酸泉である。

それほど大きくはない湯船に熱い湯が注ぎ込んで身体がよく温まる。

残念だが露天風呂がない。

十年以上前のことだが、この湯船で あごヒゲを伸ばした温泉仙人と出遭い、

そして数年後、

偶然にも北信州の馬曲(まぐせ)温泉で再会したことがあった。

山道をふたたび下り、141号線を須玉町の「海岸寺」へと向かう。

山中に建つ海岸寺の開山は1200年前。

その境内に石造りの観音様が百体ならんでいる。

一体一体の表情やお顔が微妙に異なる。

寒くなってきたので、

須玉町に向かって下ったところにある「おいしい学校」で遅いランチをとった。

ここは明治、大正、昭和の学校建物を残し、展示・解放している。

レストランの他に農産物直売、温泉ではないがお風呂も併設されている。

須玉から中央高速に入り甲府昭和ICで降り、おなじみのみたまの湯」に向かった。

みたまの湯は今年3回目ですっかり気に入った温泉のひとつとなった。

・・・・・

そして翌朝、おひな様を車に乗せて兵庫に旅立ったのでした。

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明治、大正、昭和の校舎

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170.カメラショー

2012-02-24 | 暮らし

2週間ほど前、パシフィコ横浜でカメラショーをみてきました。

というよりも会場近くの「みなとみらい小ホール」で行われているコーラルフェストに

奥さんの女声合唱団が出演・参加するので、先ずこれを聞いてから・・・

たくさんのコーラスグループが次々と舞台に立って練習の成果を披露。

出番が終わってからクイーンズスクエアのイタリアンレストランで奥さんと食事。

海鮮パスタがけっこうボリュームがあって濃い味でありました。

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・・・・・・・・・・・

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さて、

カメラショーの会場はカメラ好きの中高年オヤジたちで熱気ムンムン。

キャノンはじめニコン、ソニーなど各メーカーから新機種の展示発表と試写会です。

デジブックのとおり、さすがにスタイル抜群のモデルを揃えていて、

カメラを手にしたおじさんたち(私も・・)がバシャバシャと

シャッターを切っているのでありました。

なお、入場料は千円で65才以上は無料。

残念ながら今回は満65の誕生日に数日足りませんでした。

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168.奈良三寺めぐり

2012-02-22 | 温泉探訪

先週、兵庫県尼崎まで往復1060キロ、一泊二日の車旅をしてきました

孫におひな様を届けるためです。

娘たちが子どもの頃に飾ったおひな様を宅配便で送ってあげようとしたところ、

営業所でやんわりと断られてしまった。

ガラスケースは壊れやすいし何よりも輸送中に人形が倒れて傷ついたりしたら・・・

という理由だった。

ならば、ということで「マイカー宅急便」となった次第。

娘は大変だからいいよ、というのだが半分、観光気分でいくから大丈夫といって

東名高速を走る宅配ドライバーになったのです。

・・・・・・・・・

夕方、いったん京都のICで降り、4時30分、真言宗総本山の東寺へ。

5時が閉館なので慌ただしく講堂へ直行し、大日如来、菩薩、帝釈天などの仏像と対面し、

金堂では薬師如来、日光菩薩に月光菩薩を拝観。

包み込まれるような安らぎと穏やかな時が過ぎていきます

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           東寺の五重塔

・・・・・・・・

娘宅に一泊した翌日、奈良を巡っていくことに・・・

雨あがりの唐招提寺は人も少なく、ゆっくりと見てまわれました。

優美な建物は心落ち着きます。薬師寺は歩いて10分程の近さ。

ちょうど東塔を大修理中で7年後に完成とのこと。

興福寺国宝館も観光客が少なく、

お目当ての「阿修羅像」を心ゆくまで鑑賞できました。

・・・・

奈良市内をしばらく走って再び東名に入り一路我が家をめざしました。

夜11時運転に疲れてきた頃、足柄SAの上りにお風呂があることを思いだし、

「時之栖(ときのすみか)」の炭酸泉浴場でしばし疲れを癒やして帰宅したのでした。

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167.確定申告

2012-02-21 | 暮らし

きのう確定申告に戸塚税務署に行ってきた。

この日、午前中に区役所で市県民税の申告手続きをしたのだが、

年金源泉徴収票の所得税額と医療費合計金額を見た係の女性から

「これだけ払ってるなら確定申告すればどってくるかもしれませんよ」

といわれ、がぜんその気になった。

歯の治療費、内科診察代と薬代それに鍼治療費などで40万円を越える領収書を集め

国民健康保険料、妻の国民年金払込料、生命保険料などの通知書を用意して

税務署に向かったのでした。

結論からいうと

3万5千円ほどが還付されることになった。けっこうな金額じゃないですか!!。

すごく混雑していたけれど署員が親切に手続き書類をみてくれて

順にパソコンに入力して手続きが終了。意外と簡単でした。

これならまた来年も・・・

    P1130129

      

 


166.秋田・玉川温泉で雪崩事故

2012-02-04 | 温泉探訪

2月1日、秋田県・玉川温泉 の岩盤浴場を雪崩が襲い、3人が亡くなられた。

表層雪崩のようだ。

玉川温泉の岩盤浴は天然記念物の北投石からでる微量の放射線がガンに効く

との風説で有名な温泉地。だから、医学的には治療困難な患者が

ワラをもつかむ思いで全国から玉川温泉にやってくる。ここが最後の砦なのだ。

6年前、

温泉仲間との湯巡り旅行の際に玉川温泉に立ち寄ったことがある。

写真はその時の撮ったものだが、5月なのに雪がまだ残っている。

あちこちから火山性ガスが吹き上げる河原に岩盤浴のテントが建っている。

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              2006年5月 秋田県・玉川温泉

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                 岩盤浴のテント

緑色のテントが岩盤浴の場所。おそらく、ここらあたりが雪崩に襲われたのだろう。

病を治しにやってきたのに災害にまきこまれ、ほんとうにお気の毒であった。

湯治場での雪崩事故というと6年前に秋田県・鶴の湯温泉旅館の事故が想い出される。

露天風呂に面した山から雪崩が発生し、従業員一名が亡くなり湯治客も重軽傷を負った事故だった。

その後、旅館では再発防止のため雪崩防護柵を設置する対策を講じたのだった。

・・

一方、玉川温泉の岩盤浴一帯はまったく雪崩対策がとられていなかった。

もともと火山地帯で地熱が高いことや100度近い源泉が大量に湧出していることから

雪は溶けて積もりにくい地勢なのだ。

だからだれもここで雪崩が起きるなんて考えも及ばなかった。

さらに、

このあたりは国有林で東北森林管理局が「社団法人玉川温泉研究会」(1943年設立)を通じて

浴場近くの4旅館が結成する「玉川温泉岩盤管理協会」に貸し出す形で運営されており

管理責任の所在があいまいだったことが背景にあるとの指摘もある。

岩盤浴は当面、使用禁止となっているのだが、

すがる思いで訪ねてくる湯治客からは早期再開を求める声も多いという(毎日新聞)。

今年の豪雪は罪深い。

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