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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

老人性イボ

2010年03月30日 | 定年後の徒然日記
この数週間、頭が痒くてしょうがないのよ。痒くて痒くてガリガリやると爪先に小さなカサブタがついていたりする。二日に一回は入浴時に洗髪するし、リタイア生活に入ってからは頭に整髪剤をつけることもないから脂っぽくなっているわけでもないんだけどね。一応清潔にしているつもりだけど…か、かゆ~~~~い!
自分の頭皮って自分で観察出来ないでしょ。洗面所の鏡に頭を映すと、自分の目線はあっちのほうに向いちゃうんだよね。頭をひねったり首を曲げたり目を廻したりしながら苦労して頭皮を観察すると…頭のあちこちに小さなボツボツが出来ていて赤くなっているじゃないの。
シャンプーでかぶれたのかなぁ。でも無添加低刺激性シャンプーを使っているし、洗髪後はシャンプーを完全に洗い流していると思うし。
あんまり痒いのが続くので伊東の皮膚科で診察を受けることに。

で、痒いんです。
「ちょっと拝見、どれどれ?」

ここと、ここと、あっ、ここも痒いんです。頭のあちこちが痒くって
「ふむふむ…ははぁ…なるほど…痒いでしょうねぇ」

痒いんです! 「痒いのはつらいからねぇ」

で、何なんでしょう、痒いの  「老人性イボですねぇ」

はぁ? 
老人性イボ 
ですねぇ」

老人性…イボですかぁ? 「そ、
老人性イボ
ま、老化現象の一つですねぇ」

老人性ですか 「ほうっておくしかないですねぇ…でも、痒いでしょ?」

痒いんですぅ! 「じゃ、塗り薬出しておきましょうね、ちょっと塗りにくいと思うけど」


薬局で
老人性イボなんだって。ショックでさぁ、その「老人性」
って言葉
「老人性だなんてストレートに言わなくってもねぇ、もう少し気の利いた言い回ししてほしかったですよねぇ」
(なんかショックが大きくなった)

自宅に帰って早速PCで検索してみる。

「老人性イボ」老人性いぼは皮膚の老化が関係します。年齢と紫外線にさらされることにより老化した表皮の細胞は新陳代謝がうまくできずにメラニンをためこんでしまいます。これが老人性しみですが、この表皮細胞の異常が強くなり腫瘍(しゅよう)にまでなったものが老人性いぼで、老人性いぼは良性皮膚腫瘍の一種です。50歳以上の男性は多かれ少なかれ老人性イボが発生しているが、腫瘍が大きくならないかぎり放っておいて差し支えない。伝染性はありません。

(別に腫瘍になんかなってないんだけど…小さなプツプツがあちこちにあるだけなんだけど)

それにしても、最近、「老人性」とか「老化現象」とか言われる事がやけに多くなった。

TV見ていて、タレントや有名人の名前が出てこないんですよね
「老化現象ですね」

昨日食べたもの忘れちゃうんです
「老化現象ですね」

最近よく躓くんです。小さな段差なのに足があがってなくて
「ま、老化現象ですから」

酒に弱くなって…
「お歳のせいですから…」

文芸春秋、字が小さくて…
「いうまでもなく老眼です」

カミサン、蚊の鳴くような声で話すから
「貴方の耳が遠くなっているんです」

おしっこした後がスッキリしなくって
「老化現象ですねぇ」

反射神経が鈍くなったような…
「当然、老化現象です」

ギターコード一つ覚えるのも大変なんです
「お歳ですからねぇ、気長にやりましょう」

頭が痒くって
「老人性イボなんです!」

老・老・老・老・老

歳を一つ重ねるごとにやっかいな「老化現象」が一つずつ増えていく。
八十まで生きるとすると、まだ16個もの老化現象を積み重ねばならないのか。しんどい事だねぇ。