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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

超特価格安住宅を造る(2)

2010年03月11日 | バラ日記
構造的にも意匠的にもプランニング上でコストダウンする手法は盛り込んだが、それでも絶対コストは相当に高い。「高耐震・高断熱高気密・温泉付・オール電化・バリアフリー・住宅エコポイントゲット・汚れない外壁・デザインセンスの良い平屋建・超特価格安!」と注文の多い我儘施主のご要望をいかに予算内であげるかに頭を痛める。一応はいくつかの地場工務店に打診したが、こちらの実行予算書を見せると「出来ませ~ん」。

しょうがない、予算内で仕上げる為にはこれしかない!現役時代のネットワークをフルに使ってビルダーレベルの実行予算プライスであげるしかないのだ。つまり、

①つき合いのあるハウスメーカー向け大口納材業者から住宅部材や設備機器を直接仕入れる。
②木工事・内装工事・外装工事・屋根工事などの主要部位はハウスメーカー下請け施工チームに直接発注する。
③設計管理・工程管理・資材発注管理・施工管理・予算管理・施工検査などのいわゆる工務店業務は全て自分が行う。
④基礎は地元生コンを使わざるを得ないから、施工技術で信頼のおける地元T社(拙宅の基礎施工業者)に発注する。
⑤電気給排水温泉などのインフラ工事も相見積の上で地元業者に依頼する。
⑥空工期をつくらず超短工期で生産性をあげる。基礎着工から竣工まで60日で工程を組む。
⑦構造は枠組壁工法(ツーバイフォー工法)とし、全て大壁和室造作無しとする。

自然公園法・建築確認申請と手続きは順調に進み、併行して資材見積・施工見積依頼が始まった。若干のネゴはあったが何とか予算の範囲で納まりそうだが、東京~伊豆間の長距離配送費用や職人の宿泊費は当然に足が出る。宿泊費といえば、伊豆高原の中央区伊豆高原荘と葛飾区の城ヶ崎・伊豆高原荘は一泊二食で5700円前後。施設もサービスも良く職人達も満足した宿泊施設だった。

いよいよ着工だ。GL(標準地盤面)を設定し、地盤のスキ取り整地を行い、水盛遣り方(建物配置と基礎の基準設定)からスタートする。