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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

草刈民代の最終公演

2009年04月18日 | 定年後の徒然日記
草刈民代のことはシャルウイダンスで初めて知った程度だし、我が家のお近くに彼女がご両親の住む住まいを建てたことで身近に感じていた程度。もとよりバレーなど正直全く興味はなかったし、家内と舞台を鑑賞するなど無理と思っていた。
家内の思いを知った次女が、自分も一緒に行くから是非草刈民代の最後の舞台を見に行こうと提案。運よく神奈川県民ホール(横浜山下町)公演の車椅子用席を三人分確保してくれた。両親へのプレゼントだという。三人分で36000円のチケットだから安くないのに。が、ありがたく娘の気持ちを受け取ることにした。

17日(金曜日)、ドレッシーな服を着た家内と久し振りのジャケットを着た吾輩は、19時開演に間に合うよう家を10時に出発、昼ごろに娘のマンションへ。昼食を食べて夕方まで家内は眠る。夕刻に娘の住まいを出発して一時間前に会場に到着した。2500人の大ホールは満席だ。女性ばかり…男性は一割いるかどうか。ホール地下の駐車場からホールにあがり会場に入ると案内人の親切な誘導でスムーズに席につく事が出来た。パンフレット(一部1500円)を見ながら幕開けを待つ。
小腹がすいたからサンドイッチとワイン(ビールは無いのね)で腹ごなし。会場は早くも熱心な女性フアンの熱気でムンムンだ。(このホール、拓郎の最終コンサートの会場なんだよね、グスン)

出演は、草刈民代、田中祐子、ルイジ・ポニーノ、マツシモ・ムッル、リエンツ・チャン、イーゴリ・コルプ とパンフにある。

いよいよ舞台が始まる。幕があがると…バレーだ。(ハハ…あたりまえね)
ん?草刈民代???舞台化粧してるし、良い席なんだけど車椅子席は舞台から20列目だから顔がアップで見えないし。貸出用のオペラグラス(保証料5000円+借料500円)で見るが何せオペラグラスなんて初めてだから焦点がうまく合わないのよ。あっ、やっぱり草刈だぁ、きれいだなぁ。
家内、嬉しそう。じっと食い入るように舞台を見つめてる。

演目は
1.アルルの女(うん、この曲聞いたことあるなぁ)・草刈登場
2.タイス バ・ド・ドウ
3.コッペリウスと人形(これ、お人形を相手の独り舞台でコミカルだった)
あとは略で(忘れたし)
第一部最後は草刈の「オットー・デイックスより」(切り裂きジャック)
切り裂きジャックは最後の殺される女性(草刈)の悲鳴が幕が下りるんだけど、サスペンス的で、うん、楽しめたね


上演中は勿論撮影禁止だから…パンフレットの舞台姿を写真にとって…ね、きれいでしょ。(これって著作権違反になっちゃうの?)

一つ一つの演目が終わるたびに割れんばかりの拍手。うぅ~ん…バレーは確かに美しいんだけどね…そろそろ飽きてきたなぁ、ビール飲みたいなぁ、拓郎の舞台だったらなぁ、などと良からぬことを考えながら鑑賞するが、家内と娘は美しい舞台にうっとりしている。

約一時間で第一部が終了。休憩時間は20分。トイレに行くと…・女性用トイレは長蛇の列。男性用トイレはガラガラだ。身障者用トイレはすぐに利用出来たから車椅子利用者にとってはありがたい。

第二部は「白鳥の湖」1幕2場より草刈の登場だ。
その後、草刈の登場は「ジムノベデイ」「モレルとサン(侯爵バ・ド・ドウ)」「チーク・トウ・チーク」とあったが、最後のチーク・トウ・チークはスイングのきいたジャズ風BGMによるダンスでノリがいい。最後のダンスになって初めて楽しくなってきた。(なにしろバレーに興味のない高齢男ゆえ失礼)

最後の演目が終わり幕が下りると割れんばかりの大拍手~~~~鳴りやまぬ拍手と嬌声。幕があがり出演者全員が手をつなぎ登場、鳴りやまぬ拍手、総立ちだ(ジローは座っていたが)、拍手と出演者の顔見せが延々と続く。この辺、普通のコンサートとちょっと違う雰囲気だなぁ。

終演は21時30分。駐車場を出たのが22時であった。娘がグランドホテルで夕食していこうというが我々夫婦は大分お疲れだし…。で、遅い夕食は通りがかりのコンビニでおにぎりを買って。草刈民代の舞台を堪能したあとの夕食がコンビニのオニギリじゃねぇ、ムードぶち壊しだわさ。

横浜から伊豆高原まではスムーズだったが少々疲れたなぁ。帰りの車内はブルースなんて聞くとバレーの余韻が壊れちゃうからノラ・ジョーンズのCDを流しながら西湘バイパスを快適に飛ばす。が、熱海あたりから睡魔が襲ってくる。ノラの歌は眠くなるんだよね、癒し系だから…・。
居眠り運転で事故でもおこしたら元も子もないから、眠気を覚ますようにBBキングね。やっぱブルースは泣けるなぁ。ウィスキー無い?

伊豆高原到着深夜の12時ジャスト。あ~あ、疲れたぁ。ジロー猫がブスブスいいながら迎えてくれる。
でもまあ、家内の満足した顔を見て良かった良かった。ジャズでもバレーでも家内が喜ぶなら何処にでも連れて行きたい。