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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

驚いたのなんのって!かつての同僚がご近所さん?

2008年12月04日 | 定年後の徒然日記
伊豆高原親和会のゴミステーション清掃問題は以前に書いた。その時、我がブロックの利用する12番ゴミステーションについては当番決めは行わず、ゴミの捨てに行くつど気がついた人が清掃するボランテイア制とする事が決まった。で、二ヶ月間試行した。結果は? やはり当番制にしたほうが、という声が出て俄か会議と相成った。
で、12番ゴミステーションの利用者がステーション前に集まり侃侃諤諤!その結果

①毎月10日20日30日の日に、交替で各二人(二世帯)がゴミ当番としてゴミステーションを清掃する事。
②桜並木通りに面するゴミステーションなので通がかりの第三者などがゴミや粗大ゴミを捨てていくのは解決できないので、他の場所に移転するよう管理事務所に依頼する。

の二点が決まった。
それはともかく、ゴミステーション前に集まった各人の中に「ん、どこかで見た人だなぁ…えっと…」という御仁が。
めいめい自己紹介の時に、Hです、と言うではないか。
H?H氏?もしかして…あのH氏?ジローが現役の頃の勤務先T社の…あの時は北海道統括支店長だった…あのHさんじゃないか?

会合が終わってお開きとなったとたん、御仁がつかつかと。

「もしかして…Nさん?」
そうです、あっ、T社でご一緒したHさん?お久しぶり~!


「こんなところでお会いするなんて…まさかですよぉ…まだご活躍で?」
とっくにリタイアですよ、残り火のような頼まれ仕事で月に一度程度は出かけますがね。Hさんは?

「59で早々と退職したんです。もう営業の世界は嫌になって…で、今は毎日が庭仕事」
Hさん、確か北海道ですよね

「ええ、自宅は北海道にあるんですがね、夫婦二人してこちらにやってきました」
北海道の自宅に帰ることもなく、ここ伊豆高原に終の棲家を新築し、奥さんと二人の静かな生活を始めたという。

「もう営業の世界はいいや…と思いましてね。その角を曲がって、ほら、あそこに見える家ですよ」

絶句!我が家から徒歩数分の、しかも同じゴミステーションを利用するご近所に、Hさんがお住まいとは…驚いたのなんのって。

T社である新規事業を担当していた時のこと。北海道北見にプロジェクトの生産工場を立ち上げ、北海道での市場開拓に全力集中していた頃だ。ひと月の半分は札幌のホテル暮らし。単身住まい故、夜は北海道の肴と酒の毎日だ。その時の北海道統括支店長がH氏。小生は本社からきた新規事業責任者。何かとぶつかり合う立場ではある。その後、H氏は東京本社へ転任。北海道に家族を置き、東京本社で部長を務めていたはずだ。

あれから10年以上経っただろうか。
あの札幌の企業戦士H氏が、ここ伊豆高原を終の棲家と定め、しかも、その住まいが我が家と目と鼻の距離で、同じゴミステーションを利用するお仲間になったとは…脂の乗った企業戦士も今ではどこか穏やかな表情ではある。

奇遇というか邂逅というか、こんな話ってあるのだろうか。

一度一杯飲みましょうか。