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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

訳もなく苛立つ日々

2008年08月21日 | 定年後の徒然日記
一昨日、親父は妹夫婦の運転する車で東京板橋にある日大板橋病院から中伊豆リハビリセンターにやってきた。途中交通事故渋滞で5時間の長旅となった。親父の鼾は半端じゃないので、同室の患者の迷惑になってはと個室への入居だ。三か月の入院となった。差額料金は鼾以上に半端ではないがやむを得ない。

手続きやら担当者(医師・担当看護師・理学療法士・作業療法士・言語嚥下障害療法士・地域カウンセラー)が入れ替わり立ち替わりやってくる。そして同じような質問の繰り返し。ようやく解されたのが午後四時。親父一人を残して妹夫婦を連れて拙宅へ。

遠路ご苦労様と「たつの」に頼んで大漁盛の接待。ところが、たつのの女将が変形性膝関節症で出前不能となり料理を取りに行く。たつの、昨日は臨時休業となった。夫婦が元気を前提の商売、片方が具合悪くなると商売も出来なくなる。近くに立ち寄ったら見舞いの声でも掛けてあげて欲しい。

一昨日、昨日と、なんやかやで中伊豆へ。そして今日は家内を連れて中伊豆リハへ。中伊豆リハ三か月の入院経験をもつ家内は、親父にいろいろアドバイスしたいようだが、なにせ言葉が不自由だ。親父も言葉は不自由だから、互いに手を握って見つめあうばかりだ。
幸い、親父は男だし、人間関係や団体生活は全く問題ない性格だし、リハビリも前向きだから、こちらもその分気が楽だ。とはいうもの、「情けない…こんな体になるとは思いもしなかった」とたどたどしい声で言われた時は泣けてきた。

天城高原料金所~中伊豆リハの通行料は往復で420円。
しかし、天城高原料金所→中伊豆リハ→冷川料金所は210円。冷川~中伊豆リハ往復も210円。冷川料金所→中伊豆リハ→天城高原料金所も210円。
同じ距離なのに何でだ?
家内の入院時は毎日通っていたから、天城高原料金所~中伊豆リハ往復420円×通った日数80日=33600円。昨今ガソリン代も馬鹿高だから、こういう経費も半端じゃない。道路運営公社に電話で「何故だ!」と文句を言ったら、中伊豆リハを通じて言ってくれとタライ回し。

料金所の改札に文句言い、不良少年となって夜遊びするジロー(猫)に文句を言い、名残仕事の担当者に文句を言い、手入れ不能で黒点万延のバラと伸び放題の芝生に腹を立て、星野ジャパンにいらつき、ナデシコジャパンにいらつき、スーパーのレジの無愛想に腹を立て、ガソリンの馬鹿値に怒り狂い、シングルモルトの空に頭にきて、…いったい何に向かって腹を立てているのか、そういう自分に腹を立てる始末だ。ウジウジと男らしくないねぇ、しっかりしろってんだ馬鹿たれが。

家内の前では決してそのような態度をしてはいけないと、もちろん、十分判っていても、そこは四十年も連れ添った女房、ジローの顔色の動きで敏感に察してしまう。「ゴメンネ、アリガトウ」なんて小さな声で言われると、もう自分が情けなくて。

この苛立ち…消えてくれないか…。
しょうがないねぇ、ま、なんとかなるさね…いつもの自分の好い加減さが出てこない。
まだ、始まったばかり。これからもっともっと悪くなるかも知れないのに。