久しぶりにバラのご報告です。
このところ気分はブルー、親父が脳梗塞で倒れて日大板橋に入院。一昨年のオフクロの死でショックだった親父、めっきり年老いたなぁと思っていたところの入院騒ぎだったので、もしかしたらと気が気ではなかった。幸い命は取り留め、右半身麻痺と言語障害は残るものの元気に生還した。
夏休み明けに中伊豆リハビリセンターにリハビリ入院する事も決まり、一応はホッとしたところ。中伊豆リハに入院したら、また家内の時と同じように天城路を見舞いに通う事になる。
さて、今日は伊豆ガーデニングクラブ・ローズ部会の会合だ。久しぶりのバラ~!って感じ。
今回のテーマは挿木。挿木はクラブメンバーの増田さんの得意技。で、会場を増田ガーデンとして増田節子さんに挿木の講師をお願いした。
参加メンバーは、伊東市在住のローズ部会会員8名と箱根仙石原から参加の新会員5名の13名となった。
増田ガーデンに三々五々集合する間もなく、ピカピカゴロゴロと落雷が鳴り響きスコールのような雨が降り出した。昨日までは雨無ですっかり干からびていたのに、恵みの雨とはいえ、何もこの日に降らなくても良さそうなのにと愚痴が出る。
挿し木に使うバラ(ジョン・クレア)から挿し木用枝をカットする増田講師

少し小降りになったので早速に挿木講習会を始める。
増田さんから簡単なレクチャーの後、講師自らジョン・クレアの挿木枝を大胆にカット。何しろ13名×2本=26本の挿木穂を取るのだから、バッサバッサと惜しげもなく枝を切る。
講師のレクチャーを聞く面々


各自、事前に用意した挿木用小鉢・用土(鹿沼土)・鋏を取り出し準備万端整えます。
挿し穂は、増田ガーデンに咲く「ジョン・クレア(Jhon Clare)」1994年イギリス、D・オースチンの作で、中輪ピンク・カップ咲きのERだ。ERは、勝手に挿木して苗を販売するなどの商売を行うと著作権違反でクレームがつくが、自己用の楽しみで挿木にするなら許される範囲だ。
挿し木手順
①花が終わった直後の花枝を長さ10㎝程度に切り分ける。一人二本程度を配分する。
②切り分けした挿穂を1時間程度水あげする。
水上げの時間を利用して、増田ガーデンを見学する。この春にご主人が手作りした噴水付き丸池に一同驚嘆!いつもなら伊豆七島一望のロケーションだが雨に煙る海原で残念。
③鉢に用土(鹿沼土細粒)を入れ十分に水を与える
④葉からの蒸散を抑えるため、葉を部分的にカット(葉は二~三か所程度)
⑤良く切れるナイフで切り口を斜め切りで調整。
⑥切り口に発根促進剤を塗ることもある
⑦予め湿らせておいた用土に箸などで穴を空け、挿し穂をさして指でしっかり押さえる。
⑧挿し穂を動かさないよう静かに水を与える
⑨一鉢の挿し穂は二本ずつ
これはジローの挿し木。欲張って四本も…。これならどれかは発根してくれるだろうとの魂胆が透けて見える。

みんな神経を集中して挿木穂をさす。何しろ、来年の三月頃に、各自が挿木したジョン・クレアを持参して、その成長具合を評価するコンテストを行うから真剣だ。(ジローの挿木だけが枯れこんだら、ど、どうしよう…) 評価一位~三位までは賞品が授与される。
右の挿し木から、一年後は左のように成長するんです。(うまくいけばね)

自分のお腹を痛めた、じゃなくて、まるで我が子のように愛おしい挿木鉢を抱えてハイチーズ!この写真が証拠写真です。来年三月の成長具合、さてどうなるか…。

因みに、挿し木後の管理は、
①半日蔭で管理する
②土表面が乾いたら静かに軽く水を与える
③葉が黄色く変色したら、挿し穂を動かさないように注意してピンセットなどで葉をとる
④二か月程度で発根が見られる
⑤発根が十分であれば培養土などの鉢上げする
挿し木後の苗の成長ぶりを三年毎の鉢で解説していただいた。これは良く判る事例で有難い。
右から、挿し木直後の苗、挿し木一年目、挿し木二年目、挿し木三年目

増田講師ご夫妻に感謝!
次回の部会は十月開催。イベントは「バラ石鹸をつくる」と「会員庭の秋バラ巡り」に決まった。
バラと向き合う時は何もかも忘れて楽しい。久しぶりに心が浮いた時間を過ごす事が出来た。これに「ウィスキー」が加わると…酒とバラの日々じゃないか。
このところ気分はブルー、親父が脳梗塞で倒れて日大板橋に入院。一昨年のオフクロの死でショックだった親父、めっきり年老いたなぁと思っていたところの入院騒ぎだったので、もしかしたらと気が気ではなかった。幸い命は取り留め、右半身麻痺と言語障害は残るものの元気に生還した。
夏休み明けに中伊豆リハビリセンターにリハビリ入院する事も決まり、一応はホッとしたところ。中伊豆リハに入院したら、また家内の時と同じように天城路を見舞いに通う事になる。
さて、今日は伊豆ガーデニングクラブ・ローズ部会の会合だ。久しぶりのバラ~!って感じ。
今回のテーマは挿木。挿木はクラブメンバーの増田さんの得意技。で、会場を増田ガーデンとして増田節子さんに挿木の講師をお願いした。
参加メンバーは、伊東市在住のローズ部会会員8名と箱根仙石原から参加の新会員5名の13名となった。
増田ガーデンに三々五々集合する間もなく、ピカピカゴロゴロと落雷が鳴り響きスコールのような雨が降り出した。昨日までは雨無ですっかり干からびていたのに、恵みの雨とはいえ、何もこの日に降らなくても良さそうなのにと愚痴が出る。
挿し木に使うバラ(ジョン・クレア)から挿し木用枝をカットする増田講師

少し小降りになったので早速に挿木講習会を始める。
増田さんから簡単なレクチャーの後、講師自らジョン・クレアの挿木枝を大胆にカット。何しろ13名×2本=26本の挿木穂を取るのだから、バッサバッサと惜しげもなく枝を切る。
講師のレクチャーを聞く面々


各自、事前に用意した挿木用小鉢・用土(鹿沼土)・鋏を取り出し準備万端整えます。
挿し穂は、増田ガーデンに咲く「ジョン・クレア(Jhon Clare)」1994年イギリス、D・オースチンの作で、中輪ピンク・カップ咲きのERだ。ERは、勝手に挿木して苗を販売するなどの商売を行うと著作権違反でクレームがつくが、自己用の楽しみで挿木にするなら許される範囲だ。
挿し木手順
①花が終わった直後の花枝を長さ10㎝程度に切り分ける。一人二本程度を配分する。
②切り分けした挿穂を1時間程度水あげする。
水上げの時間を利用して、増田ガーデンを見学する。この春にご主人が手作りした噴水付き丸池に一同驚嘆!いつもなら伊豆七島一望のロケーションだが雨に煙る海原で残念。
③鉢に用土(鹿沼土細粒)を入れ十分に水を与える
④葉からの蒸散を抑えるため、葉を部分的にカット(葉は二~三か所程度)
⑤良く切れるナイフで切り口を斜め切りで調整。
⑥切り口に発根促進剤を塗ることもある
⑦予め湿らせておいた用土に箸などで穴を空け、挿し穂をさして指でしっかり押さえる。
⑧挿し穂を動かさないよう静かに水を与える
⑨一鉢の挿し穂は二本ずつ
これはジローの挿し木。欲張って四本も…。これならどれかは発根してくれるだろうとの魂胆が透けて見える。

みんな神経を集中して挿木穂をさす。何しろ、来年の三月頃に、各自が挿木したジョン・クレアを持参して、その成長具合を評価するコンテストを行うから真剣だ。(ジローの挿木だけが枯れこんだら、ど、どうしよう…) 評価一位~三位までは賞品が授与される。
右の挿し木から、一年後は左のように成長するんです。(うまくいけばね)

自分のお腹を痛めた、じゃなくて、まるで我が子のように愛おしい挿木鉢を抱えてハイチーズ!この写真が証拠写真です。来年三月の成長具合、さてどうなるか…。

因みに、挿し木後の管理は、
①半日蔭で管理する
②土表面が乾いたら静かに軽く水を与える
③葉が黄色く変色したら、挿し穂を動かさないように注意してピンセットなどで葉をとる
④二か月程度で発根が見られる
⑤発根が十分であれば培養土などの鉢上げする
挿し木後の苗の成長ぶりを三年毎の鉢で解説していただいた。これは良く判る事例で有難い。
右から、挿し木直後の苗、挿し木一年目、挿し木二年目、挿し木三年目

増田講師ご夫妻に感謝!
次回の部会は十月開催。イベントは「バラ石鹸をつくる」と「会員庭の秋バラ巡り」に決まった。
バラと向き合う時は何もかも忘れて楽しい。久しぶりに心が浮いた時間を過ごす事が出来た。これに「ウィスキー」が加わると…酒とバラの日々じゃないか。