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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

NHKスペシャル「闘うリハビリ」に感動

2008年02月10日 | 定年後の徒然日記
NHKスペシャル「闘うリハビリ、あなたはここまで再生出来る」を夫婦二人して見た。
初めに長嶋登場。あの脳卒中から四年も経ったが未だにリハビリに精を出している。あの国民的英雄のスポーツマンが右半身不随となり言葉もしゃべれない状況から見事に立ち直っていた。言葉は少し呂律が回らないところがあるが、歩くに問題はない。長嶋世代の自分としてはとても嬉しかった。

次の登場は脳の半分を切除して寝たきりを覚悟した17歳の少年が、なんと残りの半分の脳が切除された脳の分まで働いて、運動機能が回復。歩くのも話すのも全く問題ないほどに回復した奇跡の実話である。感動、驚き、希望、いろいろな感情が沸き起こった。人間ってすごい!家内も真剣に見入っている。

三番目の登場は58歳の主婦。右手が不自由だ。ご主人が炊事洗濯なんでも奥さまの代わりになってこなしている。年代も状況も我が家とそっくりではないか。右手の集中リハビリのため二週間のリハビリ入院、退院後は炊事に挑戦出来るまで回復。「主人がなんでもやってくれるものだから…それも良し悪しなんですよ」 家内も思わず苦笑する。

四番目は鰻屋のお父さん73歳。脳梗塞で全く動かない体が自分の足であるけるまでの実録だ。

再び長嶋登場。倒れた時のショックを超えた絶望から立ち直り、次の目標は走る事だという。「リハビリは正直ですからね。やったぶんだけ必ず成果が出る。でも一日休むと二日分戻ってしまうんですよ。毎日少しずつの積み重ねです。」長嶋の言葉は感動的であった。どんなに勇気づけられたことか。

家内も「見て良かった…」 短いコメントではあったが、リハビリを続ければ必ず脳も体も回復するんだという希望が大きく湧いてきたことは確かだ。明日からまた頑張れる!

こういう番組はやはりNHKならではだ。食い物と意味のないトークのバラエテイー番組と馬鹿馬鹿しいドラマしかやらぬ民放は見る気もしないが、NHKの番組は質が高い。

明晩もNHKスペシャル「闘うリハビリ第二弾」があるという。必見だ。