ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

ダイキン、UXシリーズ。

2006年03月31日 | blog
『とにかく、デザイン家電を買おうがかっこいい椅子を買おうが、
この狭いクロス張りの6畳間をどうにかしないと、どうにもならない…。』

と、おもって引っ越しをしてから、ちょうど1年経ちました。

なにもないがらんとした部屋で、
何はなくとも「居る」ことの快適性をかんがえて、
とにかく最初に買ったのが、エアコンです。
ついてなかったので。

エアコン選びは簡単でした。
部屋の容量にぴったりの、このダイキンの去年の型落ちが、
たまたまヨドバシに残っていて、いちばん安かったからです。
こういうのを「ラッキー」といいます。

デザイン的な「弊害」がなにかあるかと店員に聞くと、
薄型設計なので、やや効率がわるい。とのことでした。
熱交換をする機械なので、体積は大きい方が有利なんですね。

店頭では「ひらいた」姿の展示がなくてわからなかったんですが、
電源をいれるとゆっくりと展開してゆくこの「変形」のプロセスは、
ちょっと「おおおおおお」と感動。

エアコン取り付け屋さんも、
はじめて取り付けてスイッチを入れたら
「うわぁぁ、俺のつけたエアコンが壊れてゆく~!」
とおもったそうです。←ネタ疑惑。

前の6畳間は、備え付けのエアコンが7年くらい前のモデルで、
さっぱり効かず、真夏の電気代は8000円以上かかっていました。

こんどは部屋が広くなり、しかも2基あるので、
電気代が恐ろしくてしょうがなかったんです。

でも去年、ひと夏使って、
月の電気代はなんと、2基で7000円に届きませんでした。

このテのカデンは進化が激しい。
すごく正しい。すごくうれしい。

Apple、iPod。

2006年03月31日 | blog

第四世代の20GB。
このデザインが、いちばん好きです。
というか、新型は見ると欲しくなるので、見ないようにしています。

ライブラリを整理して、同居人のデータと統合しました。

このカタチのiPodをみると、
わたしはどうしても「チェルシー」を思い出します。
「アナタにも、チェルシー。アゲたい。」の、チェルシー。
誰も同意してくれないんですけど。
おかしいな。

ユニバーサルデザイン、エコロジーデザイン。

2006年03月31日 | blog
わたしと同居人の身長差、約26cm。

いまほど「ユニバーサルデザイン」を意識したことはありません。

この椅子は、同居人が子供のころに使っていたものです。
座面高、約15.5cm。

背もたれをはずして、穴をパテで埋めて、
色を塗り直して、今日までずっと使っています。

いまは踏み台にしたり、
椅子に座ったときの足置きに使ったりしています。
ベリーニチェアの座面が高いので。

ほんとうの「ユニバーサルデザイン」と「エコロジーデザイン」が、ここにあります。
そこには愛情があり、本来とてもパーソナルなものだとおもうのです。

原美術館、naoca、スリッパ。

2006年03月30日 | blog

わたしがなんとなくフェルトが好きなのは、
布というよりも「モノ」なカンジで、
[成形]したりできるところが、
プロダクトデザインぽいからだとおもいます。

一枚のフェルトを、くるりとまわして縫い合わせたスリッパ。
なんでもないようで、なんともチャーミング。
ソフトでシャープ。

スリッパって、どれもおざなりで、
いいのがないなぁ、とずっと探しているときにみつけました。
高価なのでずいぶん迷いましたが、
毎日履くものなので、おもいきって一足購入。3885円。

ものすごく軽いです。
フェルトはしっかりした厚みがあって、素材感はいい感じ。

でも。
スリッパとしてはだめでした。

たぶんわたしの足がでかい(26.5~27)せいだとおもうんですが、
つまさきの座りが悪く、かかとが収まりません。
かかとを踏んじゃうので、せっかくのデザインがだいなし。

そして、足の裏のうごきと、このスリッパの構造…

足との接点と各部のつながりをよく考えてみると、
足の動きに「ついてくる」構造ではない、とおもいます。
歩くときに、「かかとが抜ける」方向にしか、チカラがはたらかない。
けっきょくぱたぱたしちゃいます。

履いた時の、つまさきや横のシルエットも、
履かずに置いた時ほどうつくしくない。

それでも、スリッパとしての機能を果たせばいいんですが、
あまりに薄くて冬場は寒いのと…

ちょっと致命的だったのは、
フローリングのうえで、滑るんです。

最初は床を、あっちへシャーッ、こっちへシャーッと
滑ってあそんでいたんですが(あほか)、
何度か転びそうになると、だんだん疲れてきます。
特に、しゃがんでいるときにスパッ!と足をすくわれると、
相当怖い。

というわけで、今はお蔵入りです。
底にスエードでも張ってみるかな。

無印良品、AZUMIの食器。

2006年03月30日 | blog

つるっとしたアールに、ぴしっと端面が四角くて、
まるいけれどシャープな印象です。
細かい石目のような、さらっとした仕上げもいいです。

白黒の組み合わせでそろえているので、
組み合わせて盛りつけると、きれいです。
カラバリ、カラバリ。

大皿は、歪み防止のために、
高台(こうだい)が大小2重になっていたり、
全体的に「プロダクトデザイン」っぽい。
図面引いて作ったカンジの食器。
食器って、図面あるのかな。

これも絶版になってしまいました。
すこし割高なのと、やや重いのと、
サイズが微妙に半端なのが災いしたのかな。

カタログから消えても、有楽町の旗艦店にだけはずっと在庫があって、
来客用に、すこしずづ買いそろえていました。
でも昨年暮れに、ついに「季節の品のお買い得」に。

思いきってまとめて買おうか?ともおもいましたが、
いま必要でないものを、無理に買うのもつらいし、
そもそも「淘汰されてゆくもの」に、
こだわることはないな、とおもって、あきらめました。

わたしのような「あまのじゃく」が反応しちゃうんだから、
定番にならないのかな。

昨日も雑貨屋で、AZUMIデザインの小物を見ていましたが、
「あ、これいいな」と感じてしまう。
たぶんAZUMIのデザインが好きなんです。

食器は、同居人が大量に「和食器」を持ってきました。
テイストとしては真逆ですが、
つかってみると、なかなか目からウロコです。

それはまたいつか。