ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

モノの価値観。の形成。

2006年03月22日 | blog

モノに対する価値観って、人によって違いますけど、
どういうふうに形成されるんでしょうか。

私は、コンセプトというか「志」が高いと感じれば、細部にはあまりこだわらない。
多少の使い勝手の悪さは、慣れてみてからよしあしを判断する。
値段の高さも、志が高ければ、がんばれるかぎりはがんばる。

だから、「細部」にばかりこだわって、
ぜんたいのコンセプトを否定するような意見には、抵抗があります。

うん、ちょっと変わってますね。

これどこから来たんだろう、と考えて、わかりました。
バイクです。
外車から乗りはじめたので、特にそういう「基本構成」(※)の部分にこだわりがあって、
乗りにくさや不便さは、文句タレるまえに慣れて克服するもの、という思いがあって、
値段の高さも流通その他を考えるとまぁ「しょうがない」。

(※この場合の基本構成、というのは、水平エンジンによる低重心化、とかのことで、
エンジンヨコ置きによる「オイル上がり」なんかは「気にしない」。)

そして、そもそも趣味のものだから。という意識がつよい。
飯のタネとか、明日食う米を炊く鍋、という思いはない。

いやー、人の価値観って妙なところでつちかわれてますね。
わたしのばあいは日常の生活が趣味化してるってことです。

たのしいですよ?
わはは。