ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

ブリジストン、アンジェリーノミニアシスタ。

2009年12月29日 | blog

電動にするかどうかは、迷いましたねー。
結果的に、自転車に乗ることで行動範囲が広がって、あちこちの急坂を発見。
電動じゃなかったらキツかったなぁ。という場所まで足をのばせるようになったので、
良かったですね。結果的に。
2009年規格で、アシスト「強」にしたときのアシスト量は強いです。
一昔前の電動自転車を知っている人は「おっ!」と思うでしょう。

ただ、ムスメはまだちゃんと歩けないので、
乗せ降ろしの時とか、出かけた先での行動に困ります。
ベビーカーが借りられればいいですが。そういう場所ばかりじゃない。
だから、自転車は、そんなに慌てて買わなくてもいいかもです。

妻が小柄なので、前後20インチの「ミニ」を買いましたが、
シートポストが十分に長いので、身長176cmの私でも、きちんとサドルを出せます。
これは心配していたんですが、大丈夫。

タイヤサイズが小さい「ミニ」でも、全長がやけに長いことについて、考えてみました。

もともと子供乗せつき自転車は、前輪を小さくして、
ハンドルの軸の真上に子供乗せをのせることによって、ふらつきを防ぐ設計になっています。
私の記憶が確かならば、これは丸石自転車が始めたものです。

子供乗せを前につけたとき、おかあさんの膝が当たってがにまたになるので、
そうならないように子供乗せ=ハンドル軸を前に伸ばします。
ハンドルはカマキリにして手前に伸ばして、手を届きやすくする。
ここでだいぶ全長が伸びています。

さらに、三人乗り用に、リアキャリアに子供乗せをつけることを考えます。
サドルに大人が座って、リアキャリアに子供を載せようとすると、
後ろの子はけっこう後ろに座らせないと、前の大人の背中が当たっちゃう。
さらにさらに、三人乗りの場合、「カゴ」がなくなるので、たいてい大人は「リュック」を背負ってます。
大人がリュックを背負うと、後ろの子供にぶつかりやすくなるので、
後ろの子供乗せはなるべく後ろに載せたい。

子供を後ろに乗せても、重心バランスが悪くならないように…と考えると、
後輪はなるべく後ろにあるほうがいい。
ここで後にも伸びるのでしょう。

だから子供乗せつき自転車は、限界まで全長が長くなるのだと思います。

でかすぎて、妻曰く「バイク感覚」だそうです。
バックミラーはつけましたが、ウインカーも欲しいそうです。

リッチェル、離乳食調理器「ひとくちおにぎりメーカー」。

2009年12月20日 | blog
パックマンの3Dではなくて。

離乳食を食べるくらいのお子様のための、ちいさなおにぎりをつくる道具です。
このちいさいおにぎりを、手づかみでわしわし食べるところは、もう、なんともなんともです。

薄いシリコン製。おはしでちょいちょいとご飯を詰めて、そのままぎゅっぎゅと握ります。
ころんと出すと、まるいおにぎりが!
簡単で、手も汚れず、ラップも使わず、すぐに何個も握れます。

こういうの、いままでもありました?あったかどうか知りませんけど、でもすごくよくできてます。
シリコンとはいえ、手で握るので、握り加減で硬さのあんばいも自在です。

かえるくんの刻印がしてあるんですが、これ自体がキャラっぽいんだから、
かえるくんじゃなくて、直接目を描けばいいのに!

秋田木工の子供椅子。

2009年12月12日 | blog

トリップ・トラップか?イケアか?さんざん迷って、けっきょくヤフオクで落札。

子供グッズというのはヤフオクの常套で、それはもうすごい数が流通しているわけです。なんか、わかりますね。

そうなってくると、需要も供給も多いから、アイテムの「相場」ができるわけです。しかも「高め」の。
だから、こども用品をヤフオクで探すと、まぁたいがいのものはあるけれど、そんなに買い得感もなくて、あまり掘り出し物もないなぁ、新品買ったほうがいいかしら。ということに、なりがち。

この秋田木工の椅子は、相場だいたい8,000円くらい。中古の子供椅子としては、あんまり買い得感はないですね。

でも、妻が粘り強く探していたら…

…なんと!1,000円で落札できちゃいました。

いやー、こういうことがあるからネットオークション、やめられないんですね。た・ま・た・ま、入札がなかった「だけ」だと思うんですよね。出したほうも、まさか1,000円でオトされるとは思ってなかったでしょう。悪いね。でも「業者」みたいだったから、いいか。

届いてみると、汚れも傷もけっこうあって、でも業者だからよく磨いてあって、不潔ではない感じ。

わりと部品点数が多くて、嵌合も複雑な椅子だと思うんですが、これだけ使い込まれているのに、ものすごくしっかりしています。歪みとかがたつきが一切ない。座面を外した跡があるので、すこしバラしたりしていると思うんですが、それでもガタがない。造り自体もいいんだと思いますが、そもそも「設計」がいいんじゃないかと思います。

ようやく歩くようになったムスメ、この背の高い椅子に、自分でよじ登ります。そんなに重くない椅子ですが、子供がよじ登っても、よく安定しています。

コンパクトなのもいいです。イケアの椅子も考えたんですが、転倒防止で脚がすごーく開いていて、専有面積が広いんですよね。つまづきそうだし。
トリップ・トラップは、あれも転倒防止だとおもうんですが、ものすごく重い。出し引きするのがおっくうです。値段も高いし!

やー、色もかわいいし、いい買い物したなー。

離乳食チョッキン。

2009年12月11日 | blog
ご無沙汰です。

さてこのコンビの離乳食チョッキンは、妻が妊婦の頃に、離乳食教室に行ってもらってきたものです。長いこと(生まれて、離乳食を食べるようになるまで)仕舞ってあったのですが、最近とても活躍しています。

このチョッキンがすばらしい。刃先の波々が、うまいぐあいに食べ物を挟んで、逃がさず切ります。構造的にはワイヤーカッターに少し似ています。
説明では「麺類を食べやすい長さに切る用」と聞いたそうですが、実際は、子どもが食べられる硬さのものだったら何でも切れます。じゃがいもでも、野菜でも肉でも、柔らかく煮てあれば。

これが特に重宝するのは、外食のとき。さいきん、ほぼ大人と同じものが食べられるようになったので、取り分けてチョッキン、チョッキンです。おはしやスプーンでも切れますが、断然楽チンで、きれいに切れます。スプーンのほうはチョッキンほどの感動はないですが、ぴったりケースに収まります。

ケースもいいですね。ケースっておまけでおざなりなものが多いんですが、「そのモノを使う動線のなかにケースが必要」であれば、それは「本体とおなじ労力をもってデザインされるべき」です。これはきれいで、荷物のなかでの収まりもよく、赤ちゃんがおもちゃにしても、かじっても安全です。

たまたま、もらいものですけど、これは珍しく自信を持ってオススメしますね。チョッキン。