ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

ルノー・カングー。

2009年04月30日 | blog
妻がお世話になった方にご挨拶に行くということで、ムスメも連れて、横浜は赤レンガ倉庫へ。

そして、父が突然買ったルノー・カングーを、この連休中、ジムニーと交換で借りてきたので、カングーでドライブ。
コンパクトだけれど荷物が積めて、両側スライドドアで、あまりにも子育てに向いているカングー。ジムニーに戻れなくなりそうで怖いです。

カングー、元が商用車のバンであるせいか、エンジンも手に触れるところも、とにかく粗野で荒っぽい。でも、てきとうにユルくてきもちいい。いわゆる「道具っぽい」潔さ。ラフでタフ。たっぷり肉厚で、シボの粗い、ざらっとした樹脂の質感。

走り出すと、低速からぐいぐいチカラがあって、え、もしかして速い?と感じるほど。ATも意外と良くて、変速ショックはあるもののプログラムはアホではなく、これなら腹は立たない。シフトアップが遅く、マメにシフトダウンして、低回転を積極的に使う…というところは日本車と考え方が違うけれど、「意に反した変速をされる」感覚はなく、自然。欧州車としては軽いハンドルで乗りやすい。高速のランプでも、意外と?腰高感なく怖くない。まあでも、ジムニーと比べたら何だってそうか。

屋根が高く、窓の下端が低いので、とにかく見晴らしがいい。視界に内装が入らない。特に天井がほとんど見えないので、天井の存在感がなく、まるで「ひらべったいバスタブ」を運転しているような感覚。オープンカーじゃないのに。

スライドドアはやっぱり便利。でも、重いので慣れが必要。勢いをつけて「ガァァァッバチャーン!」と閉めると、どうしてもギロチン的な怖さがあります。日本車が電動スライドドアになる気持ちはよくわかる。窓はちょっとしか開きませんが、赤ちゃんがいるとあまり窓を開けようという気にならないので、べつにいい。観音開きのリアドアも、開けるときに後ろのスペースがいらないので便利。ルームミラー越しの視界はわるいけれど。

妻は、とにかく広いこと、ヘッドレストがあること(ジムニーは安いグレードなので後席のヘッドレストがないのです)、後席でおむつ替えができたことに感動してました。やばいなぁ。やっぱりジムニーに戻れない。

平日のせいか渋滞もなく、あっという間に到着。出産後のいろいろを報告していると、大変だった最初の3ヶ月くらいを思い出して、今こうして横浜あたりまでさっと来られるようになるくらいに妻が回復したことが、ほんとうに良かったとおもう。ありがとう、妻よ。がんばったなぁ。

帰りに調子に乗ってIKEAに寄る。無計画に寄るIKEAは予想外に体力を消耗するのでやばい。連休の中日のせいか、お目当てのものがあらかた売り切れていてがっかり。でも、行くたびにデザインのチカラを感じる。同じ安く作るなら、デザインはいいほうがいい。

すっかり気に入っちゃったカングー。借りてるうちに、ガンガン出かけるぞ!

仕事を作る。

2009年04月26日 | blog
仕事って作るものなんだ。というのは管理職になってわかったことです。

担当時代は仕事って「あるもの」で、それをどうこなすか。ということしか考えませんでした。

べつに、「革新的な新商品を、デザイン部門からの発信で製品化!」とか、そういうことじゃありませんよ。まー、そういうのもなくはないけど。

仕事は、決まってるといえば、決まってます。仕事というか、メーカーの場合は「開発」ね。
これこれこーいうモデルの「開発」があります。と。デザインしてくださいねと。

デザイン部門としては、ただそのデザインをするだけ。でもいいんです。商品コンセプトを読み解いて、デザインコンセプトを立て、アイデアスケッチを起こし、ディスカッションして、プレゼンして、承認されて、展開して、仕様化する。

でも、それだけじゃなくて、そのデザインをするためには、たとえばこういう情報収集が必要ですね。とか、現地でフィールドワークをしたほうがいいんじゃないか。とか、まずプロトタイプで検討しよう。とか、ルーティーンのプロセスだけじゃないことも、考えるわけです。(いや、それもデザインだ、それこそデザインだ、みたいな話はちょっと置いといて)

そういうのって、要求されるものではないので、やらなくてもいいんです。でも、必要と思ったら、計画して、予算も確保して、実行する。それって「仕事を作っている」わけです。

もちろん、部門なりグループなりの、全体目標に照らしての活動なので、勝手にやっているわけではないです。でも、部門目標って活動から後付け?で目標になる場合もあるので、活動先行という場合もある。

目の前にある仕事をやる。というのは、見えているのでわかりやすいですが、ない仕事をつくる。ということは、これはほんとうに難しい。仕事、増やしてるんですから。ただでさえ忙しいのに。でも、そうやっていかないと、進化しません。マンネリ化して、形骸化する。モチベーションも上がらない。

もっと言うと…いや、言えないや。仕事を作るその背景、考慮すべきパラメーターは、他にもいろいろあります。知恵熱出ます。

ウルトラマン商店街。の果て。

2009年04月20日 | blog


たしかに、よーっく見ると奥に一軒、クリーニング屋があるけどね、たしかに!

商店街って、どこまでが商店街なのかっていうのはきっと、つきあいとかしがらみとかで、ビーミョーな問題なんでしょうねー。



バルタンの、影…

ブッフォッフォフォッフォフォッフォ。




あ、もしかして本当に侵略されてる?

新入社員。

2009年04月15日 | blog

ことしも、新入社員がはいってきました。
やっぱりちょっと、うきうきしますね。
新入社員のみなさんよ!キミらはどきどきかもしれないけれど、
こっちもけっこうどきどきして、たのしいぞ!
不況だろうが、金がなかろうが、仕事はあるぜ!

一見ゆるゆるのようで、やるときャビシっとやる。
実力があれば、ギャグも許す。
他部署もこっちのノリにつられて、ついついやる気になってしまう。

というチームを実践しております。
管理職も、がんばらないふりしてがんばるぞ!

suicaペンギン、オリジナルマグネット。

2009年04月14日 | blog

世田谷といえばサミット。
どうして世田谷にはサミットが多いのでしょうか!
そして創立者がさみ・としおというトリビアはガセなの?そうなの?

なぜかいま、サミットでsuicaをつかって500円ぶんの買い物をするとくれます。
何種類かあるんですが、選ばせてはくれません。
箱の中から「がさっ」とつかんで「はい」とくれるそうです(妻談)。
カブらないかひやひやしていますが、はやくもカブりました。
まぁいいか。

週末はダイハツのお店で。

2009年04月13日 | blog
週末はダイハツのお店で、タントとムーブに試乗してきました。

タントはタントカスタムで、ムーブはムーブコンテ。
タントカスタムはCVTのターボで、ムーブコンテは4ATのNA。
って、自動車用語は書いててなんだか意味わかんないですね。





写真は、ムーブはコンテですけれど、タントはカスタムじゃなくてタント。どうでもいいですか。

どっちも、走るぶんには申し分ないです。
よくできた原チャリ的お気軽感がきもちいい。

でもまぁ、買わないけどね。

RICOH、GR DIGITAL II。

2009年04月12日 | blog

買ったはいいけどいまいち馴染めない。というようなことを書いてからだいぶ経ちましたが、ようやく慣れてきました。時間、かかったなー。なんだかんだで、いま一番出番の多いカメラです。
相変わらずワイドすぎるんですが、ブツ撮りはやっぱり見たように撮れないんですが、まぁ、慣れです慣れ。

ズームがないということは、ほんとうに意味があります。カシオのEXSLIM(2メガピクセルでパンフォーカス)を使っていた頃から、ズームのない「軽快さ」は知っていましたが、やっぱりです。

ズームがないと、電源いれて、カメラを向けたら、あとはパチリ。しかない。
(ちなみにわたしの場合、半押しでピント合わせも、あんまりしません。まぁ、半押しでピントを待ってもいいんですが、お構いなしに押し切れば、勝手にどこかにピントは合います。これ、最近まで知らなかったんですが)

あ、撮ろう。と思ってから撮るまでに、考えることがひとつ減る。

あ、そういう意味で、期待していた機能…デジタル水準器がついているんですが、あの、わたしクセで、どうしても右に少し傾いてしまうんですが、左だったかな、とにかくどっちかにいつも傾いてしまうので、デジタル水準器にはすごく期待をしていたんです。

でもだめでした。気が散る。構えてから、水準器をじっと見て、傾けて(どっちに傾けていいか一瞬わからないのでいつも間違える)やっと直したところで、でもこれほんとに水平か?なんて考えてるとダーッ!もうダーッ!

で、見ないことにしました。

あといいのは、比較的レンズが明るいみたいで、暗めのところでも、シャッタースピードが下がりにくいこと。「ふっっく」と息を止めれば、なんとかなる。

傾きセンサーで、縦撮りした写真が自動回転するのもいいですねー。縦撮りした写真が横に表示されると、猛烈に見にくいですよね!びっくりするくらい見にくいとおもいませんか!!

オンして構えてパチリ。なので、最近は妻もつかってくれてます。


マクラーレン・クエスト。

2009年04月11日 | blog

あんまり深く考えたくないんですけど、ベビーカーってのは、盗まれることがあるんだそうです。
マクラーレンは人気があって、使っているひとがすごく多いので、珍しいベビーカーよりは被害に遭いやすいらしい。
ベビーカーを盗むって…誰が…何のために…うーん。うー。ああ、いかんいかん、考えてしまった。

それで、ワイヤーロックがいるということで、原宿のアウトドア屋さんで買ってきました。
ただ、電柱とか、なにか周囲にくくりつけておく場所があればいいですが、ないときは鍵のかけようがない。マクラーレン・クエストのタイヤはスポーク?がないので、ワイヤーを通して車輪を止めることができない。

うーん。

しょうがないので、ドリルで穴を開けて、ワイヤーが通せるようにしてみました。
裏側のリブの位置に気をつける必要がありますが、タイヤもホイールもやわらかい樹脂なので、加工自体は簡単です。
もうちょっとスマートな方法があるかもしれませんけど、とりあえず。
まぁ、車輪だけ固定しても、持ち上げれば持って行けるので、抑止力になるかどうかはよくわかりません。
そしらぬ顔ですーっと持っていかれるのは防げるかしら。そんな奴いるのか。ああ、考えたくない。

とりあえずあとは、マジックで名前を書いたりしています。