ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

デザイン残酷物語。

2007年10月31日 | blog

美大生の頃って、課題をやるごとに才能の差がクッキリ現れて、残酷だなぁとおもったものです。

そういうのって、会社員になるとみんなオトナなので、微妙にオブラートに包まれるんですが、
でもやっぱり、歴然としているんですね。

おもうところはいろいろあるけれど、書けない領域になってきますね。
そもそも、正解はありません。

「アマデウス」のサリエリに、想いを馳せたりして。

福田繁雄。

2007年10月30日 | blog





なんだか福田繁雄がやたらと好きな時期がありました。
性格がひねくれてるってことだとおもいます。小中学校の頃だったとおもうので。

閑散とした清潔な空間に、すごくよく合います。福田繁雄。


トーマス転炉。

2007年10月29日 | blog



トーマス転炉はじつにカッコ良くてですね。

また絶妙なことに、これがミュージアムショプのオリジナルグッズとして売られているのです。
2,100円。



いまどきの食玩に見慣れると、少々ディティールが甘いですが、
なんとしっかり鋳物、鋳鉄で作られています。
このずしっとした重量感が、たまらんな~。

手元に置くと、思いのほか愛らしいシルエット。

で、ひさびさに道眼を。



わはははは。

グッときたあなたは、川崎へGO!


川崎市民ミュージアム。

2007年10月29日 | blog
台風一過の晴天の日曜日、川崎市民ミュージアムに行ってきました。
たのしかった。
だいたい美術館なんてものは、プレイスポットとしては「穴場」扱いですが、ここは「本穴」。
ガラ空きもいいとこです。



ぱっとしないけれど、静かで、広く、よく手入れされていて(←大事)、感じがいい。
併設のレストランも、村上春樹の小説に出てきそうな、人気がないけど清潔で、居心地のわるくない場所です。本日のオススメのオムレツは完全に家庭の味で、それはそれで、わるくない。


みんなのデザイン ―グッドデザインと私たちの生活―


完全貸し切り状態でした。すれ違ったスタッフの女性が小声で「いらっしゃいませ」とつぶやいたのがおかしかった。店じゃないんだから。よほどお客が珍しいのか。

展示は、グッドデザイン受賞グッズよりも、それぞれの時代を表す広告ポスターや、「アサヒグラフ」の表紙が素晴らしかった。特に60年代、70年代は、メディアとしての広告と雑誌のパワー、集中力が違う、とおもいました。娯楽の少ない時代、一枚のドラマチックな写真を、食い入るように見ていた人の想いが伝わるようです。そして、そうした紙媒体のほとんどが、この川崎市民ミュージアムのアーカイブというのも、いい。

圧巻は、中庭に据え付けられた「トーマス転炉」です。



かっこいいなぁ。
あらゆる世代の男子にグッとくる鉄っぽさのアイコン。
たまりません。

工業地帯としての川崎市。そこに建てられたミュージアムを象徴する存在として、その出自とアイデンティティを表すものとして、この「転炉」を選んで敷設したという、そのセンスがすばらしい。

岡本太郎の「座ることを拒否する椅子」も座れます。


武蔵小杉から、バスで10分。周囲の商業施設、一切なし。あ、等々力競技場がありますが、美術館帰りにサッカー観戦とかって、ないでしょう。
わざわざ来るひとは、すくないでしょうなぁ。

ウチからは行きやすいところなので、また行こう。


coats!

2007年10月28日 | blog


台風で大荒れの土曜、森美術館のMaxMara展に行ってきました。
六本木ヒルズの展望台は、さすがに今日はカネ取れんだろう、とおもうほどの悪天。
いや、べつにふつうにお金取ってたみたいですけどね。
遠巻きにちらっと見た限りは、何も見えませんでしたよ。
もう、ジェームス・タレルかっていうくらいのアンビエント。

さて、予想どおりのガラッガラ展示で、快適でした。

ベルリンで開催された展示をそのまま持ってきたとかで、
展示のクオリティはけっこう高いとおもいました。
でも、ニホン向け?展示の作り込みが甘くて、可動式のパネルは照明に反射して見えないし、
解説パネルは、暗い部屋ではコントラストが弱くて読めない。

60年代、70年代、80年代と、広告と服に現れる時代感の流れは、
「体感」しているだけに、グッとくるものがあります。

デザイン画と、それを起こした本物のコートを、同時に見るのはおもしろい。
パタンナーって、すごいなぁ。
あの、ひょろひょろの絵を立体に起こすのは、超能力だとおもいます。


森美術館に行くとやることにしている、石膏像ガシャポン。
マルスがカブりました。



マルかぶり。


Leopard。

2007年10月27日 | blog

インストールの所要時間は、一時間強。
ぎりぎり26日中に終わりました。

最初にするのはもちろん、「ソフトウエア・アップデート」。
必ずバグがありますからね。まずはアップデートしとかないと。



と、おもったら、
「ナントカがサーバに見つからないのでどうのこうの」
とか出て、アップデートが不可能。

アップデートが不可能。
アップデートが不可能。



アップデートが不可能?

ものすごくお先真っ暗感でシオシオのパー。
やる気なくなってその日は就寝。


で、一晩経ったらできるようになってました。ホッ。

え?使用感?

今いろいろ遊ぶのに忙しいから、あとで!


やわらか。

2007年10月25日 | blog

妻と一緒にクルマに乗っていたら、前にポルシェ・カレラが。
野太いタイヤと、それを包むために、ぐいっと張り出したフェンダー。

すごいなぁとおもっていたら、妻がひとこと

「やわらか戦車みたい」

や、やわらか戦車!よく知らないけど、似てるかも!


という話をした何日か後、これが道ばたに落ちていました。
なんという偶然。
というほどでもない偶然。
とにかくこれはちょっと、捨て置けない。



そして…、

たしかに似てるわ、ポルシェ・カレラに。
すごい発見だ。


千鳥。

2007年10月24日 | blog
「鳥」を模式化するにあたって、このシルエットを発案したセンスはすごいなぁ。
ぜんぜん違うじゃん。なんで羽根がヒレみたいになるのか。

でも、鳥なんだよなぁ、どう見ても。ははは。


手描きの柄の、ゆるゆる感もグーな棗(なつめ)。妻チョイスです。


カー。

2007年10月23日 | blog

週末は、クルマを買った友人のクルマを見る という名目で集まってごはん。
おいしかった。ありがとう。
クルマは友人の生活に、よく似合っていました。グッチョイス。

しかしクルマというのは時として、そのひとの人となりを如実に表す、 とおもうのです。
そのひとの趣味志向やら価値観やらが、結実しますからね。

映画なんかではじつに巧妙に、それぞれのキャラクターを表す小道具として、車種が選定されています。
小道具っていうか、大道具か。



ウチのジムニー、すごく気に入ってます。

iPhoto。

2007年10月22日 | blog

出ますよ、レパードが。くくく。

予約の勢いに乗って、iLifeもポチッとしてしまいました。
iPhotoしか、使ってないんですけどね。

iPhoto、よくなってます。
だいぶメモリの消費が抑えられたみたいです。終了処理もはやい。

いろいろ新機能があって書ききれませんが、さっき発見してシビれたのは、「色かぶり補正」です。

従来の「色温度」では補正しきれずに、仕方なくPhotoshopを開いたりしていたのが、これ一発です、イッパツ。





ぜんたいてきに、いいですよー。
マニアックにならずに、フツーのつかいかたのリアリティに即している。

うん。こうありたいものですよ、わたしも。