ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

Heller、Mario Bellini、The Bellini chair。

2006年03月18日 | blog


ダイニングの椅子をさがしているときに、
MoMAのオンラインショップでみつけました。
アメリカのMoMAで、100ドル。日本のMoMAで、一脚17000円。

知らずに「いいな」とおもったので、
たぶんわたしはマリオ・ベリーニのデザインが好きです。
イプシロンのときも、そうだった。

でも、店頭で売っているお店がない。
椅子、座らないで買うのはこわいでしょう。
いちど失敗してるし。イプシロンで。

そんでごにょごにょ探していると、
実家のそばのリサイクルショップで、中古発見!
たぶん、カフェ流れ。一脚4800円。

早速バイクで駆けつけて確認。ううん、ホンモノもかっこいい。
たわむ背板がソフトなかんじで、座り心地もわるくない。

状態のいいものを8脚まとめ買いです。
実家でクルマを借りて、そのまま持って帰ってきました。


まるで、なめらかな紙を折ってつくったような、繊細なカタチ。
脚を撫でてゆくと、手のひらと指に吸い付くようにフィットして、
いかにも「人の手」で研ぎ出したカタチ、というかんじがします。

スタッキングできるので、邪魔なときはまとめておけます。
かさねた姿もうつくしい。

壁際にならべて、ちょっとした棚の代わりにしたり、
水に強いので、洗濯したシーツを干してもだいじょうぶ。便利。

つかってみての問題は、ちと「座面が高い」。

アメリカ製とはいえ、身長176cmのわたしでも、膝の裏がしびれる。
小柄な同居人は、完全に足がぶらぶらです。

寒い時期はつめたいし、クッションがないのでカタい。
無印良品のうすい低反発クッションを敷いてますが、
さらに座面が高くなっちゃうし。

長時間座っているのはつらいです。
でも、長居するのはソファがあるので、問題なし。

同居人は踏み台に足をのっけて座ってます。


リーズナブルできれいでべんりです。
だたし座面は高いですよ。



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