ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

モノ通す。

2007年07月29日 | blog

定期的に、生活空間の「棚卸し」というか、
日々の生活の、すこしづつの変化にあわせて、
くらしのいろいろを、改良してゆきたいのです。

簡単なところでいうと、食器。

よく使う食器と、そうでもない食器が、
季節や、食生活の微妙な変化によって、
だんだん見えてくるとおもうのです。

あまり使わなければ仕舞うし、
仕舞ってあるけど、意外と使っているものは、出す。

そういうことを、こまめに見極めておかないと、
使い勝手はよくならないし、
片付くものも、片付きません。

モノはすくないほうがいい
必要最小限のモノだけで

 なんて言いますが、
 それはすごく正しいですが、

あまりモノの「出入り」が少なくても、
なんだかちょっと、つまらない。
ということにも、気付きました。

一生モノでも、プロ用でも、
ブランドものでも、バッタもんでも、
スーパーノーマルでも、ロングライフでも、
ウワサのアレでも、見つけたソレでも、

魅力的なモノとの出会いがあれば、
あるていどは暮しの中に、
「通して」ゆきたい。

と、あらためて感じていたりするのです。

「通す」というのは、ずっとそこになくても、
いちどは使って置いてみて、良ければ残るし、
だめなら残らない。
そういうことです。

それで、まぁ、
モノは増えてゆくわけですが(わははは)、
それらをどうにか「通す」ためにいま、
部屋に置く棚を、物色中です。

棚は。奥が。深いですね。
無限の可能性がある。

そして、今は棚がないので、
置いてみないと、使われ方がわからない。
置いてみないと、たたずまいがわからない。

さんざん迷っているのですが、
でも迷うのはほどほどにして、
まずはエイやで、買って、置いて、使って、
みるしかないです。

エイや!

でもなぁ。うーん。やっぱりあれがあすこでこっちがこうだからこれはうーん。

nuka。

2007年07月29日 | blog
世間では漬けものが流行ってるんでしょうか?

漬け物全般が苦手であることを公言してはばからないわたくしとしては、
なんだかもう、なんだかなぁ。

妻が「これ野田琺瑯だから。」という、うやむやな理由で導入した、漬け物用バット。
たしかに、野田ホーローは、好きですよ。好きですけども。
なんですか、わたしは仮面ライダーの絵本につられて歯医者に行くコドモですか。


というわけで、
視界に入っても見ないことにしていたショッカーの大型バットですが、
今日は洗って伏せられていました。
なんでもぬかがカビて、処分したのだとか。

まぁスーパーで買った、かんたんセットのぬかなので、アレですけど。

とりあえず冷蔵庫の平和は守られたみたいですけど、
怖くて匂いは嗅げません。

いつの日か、克服する日が来るかもしれません。
その日まで、地球の平和は君が守るんだ。任せたぞ!

Fuse。

2007年07月28日 | blog
不注意からヒューズをトバしてしまって、
整備の時期も近かったので、お店に預け。

ねんのため、スペアをわけてもらおうとおもったら、

「中古でよければ差し上げますよ」  と。

ありがたい。
買いに行くと、たまたま在庫が切れてたりするのよねー。

ヒューズというのは、だいじなものです。
過電流がながれると、ぱちんと切れて、回路をまもります。

ヒューズみたいな仕組みとか、
ヒューズみたいな人とかが、
必要になることって、
きっと、たくさんあるとおもうのです。



あ、キレる人ってことじゃないですよ。


洗い物。

2007年07月26日 | blog

何故に女性はかくも洗い物がキライで、男はそんなでもないのか。

ということを解明したいとおもっているのですが、
あまり聞くと、妻はだんだん機嫌が悪くなってくるので諦めます。

何かあるとおもうんですけどね、なにか大事なことが。
うーむ。


柳宗理、コーヒーカップ&ソーサー。

2007年07月25日 | blog

出会いは、セゾン美術館でやった柳宗理展です。
御本人が来て、講義などされていた記憶があります。

帰りしなの売店で、これを手に取って、
その持ち手の「ぴったり」した感触に、ショックを受けました。

あれからいま、何年でしょうかね。
妻が買ってくれました。

某・官公庁の食堂で使われていて、
知らずに出てきたこのカップを、
憎からずおもっていたようです。
柳ナントカは、知らず。

思い出すのは、その展覧会で、カップの持ち手の試作品が、
「切れたイカリング」のように、大量に展示されていたことです。

ぱっと目にはわからないような微妙な違いを、
けれど一個ずつ手びねりで、徹底的に検討したことを示す、証拠。

目にする機会があれば、指を入れて、持ってみてください。
その「ひたっ」とする感触に、「あっ」とおもうはずです。

さて10年越し?くらいの時を経て、使ってみた感想。

・高台が四角くて、ソーサーのうえで回らない!
・スプーンがなぞる、石目の感触のざらつき。
・まるで仏像のような、完成されたフォルムのオーラ。

といったところでしょうか。

ものすごくフツーの日用品の顔をして、
ちょっと違和感あるくらいの、存在感があります。

それは、モノとしての完成度の高さ、だと推測します。

容量はすごく少なくて、100ccちょっとでした。
ケメックスで煎れたコーヒーを、
おかわりして、ちょうどいいくらい。

KADOYAの外縫い。

2007年07月24日 | blog

バイクに乗りはじめて、寝ても覚めてもの頃が、たしか21のとき。

したり顔で、「やっぱカドヤの外縫いだよね」とか、
言いたかっただけのあの頃。

あ、カドヤというのはバイク用革製品の老舗で、
外縫いというのは、縫い目が外に出て、ごろごろしない手袋のこと。です。

そんで、久しぶりに、買いました。
カドヤの外縫い。

わたし手がおおきいので、LLでも突っ張るんですよね。
指先から破れちゃう。

でもまぁ、いいんです。
カドヤの外縫いの感触に、いろいろ思い出します。

God Speed!


野田琺瑯、キャニスター。

2007年07月22日 | blog




お塩の容器として、つかっています。

そのむかし、実家にあった塩/味噌容器は、
70年代的なガラ物のプラッチックで、
好きではありませんでした。

でも今にして思うと、なんというかそういうモノって、
高度成長の「華やぎ」というか、「勢い」があって、
それはそれで、当時は良かったんじゃないかな、
ともおもいます。

琺瑯は、清潔なのがいいです。
琺瑯の表面は、ガラス質だといいます。

汚れていたけれど、ざぶざぶ洗って、
つるんとすっきりです。