ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

Apple、iPad mini。

2012年11月24日 | blog


今年はiPhone5も買ったし、iPad2も使ってるしでちょっと悩んだんですが…。

「これはきっと買わなきゃわからんだろうし、だとしたら悩んでる時間がもったいない」

とおもって買いました。買ってみて改めて「買わなきゃわかんない」という予想が当たっていたことがわかりました。何故か?

iPad miniの新規性はそのサイズにあります。スペックや機能は「あるか・無いか」なのでその価値を想像できますが、基本的にiPad2との違いはサイズだけです。サイズは実際に手にしてみないとわからない。それも自分が使うアプリで、自分の使い方で、触ってみないとね。

で、実際のところ、そのサイズ感ですらiPad2と変わらない!と思いました。いや、物理サイズは違うんですが、サイズ「感」=印象は変わらない。

これは何故かというと、目と画面の距離の問題のようです。

iPad2は確かに大きいのですが、あのサイズ(とあの重さ)ではiPhoneよりは目から離して使います。

かたやiPad miniでは、程よいサイズ(と持ち上げても苦にならない重さ)から、「iPhoneの距離感」で使うことができます。だからiPhoneに比べデカさを感じられるし、iPadより小さいことの見劣りを感じません。

ただ、距離が近くなるぶん解像度の粗さはiPad2より目についてしまいます(Retina Displayに慣れているとツラいでしょう)。iOSは標準のメッセージウインドウが濃い青に白文字ですが、この組み合わせは解像度の低さが目立ってしまいます。私はKindleでは黒背景に白文字が好きなのですが、これもツラいですね。



結局、使い方としては単にiPad2のリプレイスになりました。初代iPadを使っていた妻にiPad2をあげて、妻の初代iPadはムスメ専用にしました。使い方はあまり変わりませんが、ムスメに取り上げられることがなくなったので自分専用の環境をちゃんと作ったくらい(笑)。

ここまで印象が変わらないのなら、初めてiPadを買うにはいいんしゃないでしょうか。初代がたしか五万弱、iPad miniが三万弱で、かなり購入のハードルは下がったとおもいます。

いまiPad2を使っていて、その重さに不満のある人もいいとおもいますよ。