ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

加湿器(業務用)。

2009年01月27日 | blog

会社でインフルエンザが流行っていることもあり、大事を取って医者へ。
熱がないのでインフルエンザの検査をしても意味なしと言われる。そうなんだ。

それはともかく、シールをはがせ!
それはともかく、シールをはがせ!
それはともかく、シールを!

(ふつうの風邪薬をもらって、もう完治。自転車乗ってます)

水。

2009年01月26日 | blog

あのう、これは写真があったほうがいい話ではあるんですが、撮り忘れちゃったのと、あんまり美しくないものなので写真なしで。

川崎市から世田谷区に引っ越して、いろいろ違うんですけど、水も違うようです。
川崎のほうがカルキ臭がすくなかったかなー。

「洗濯物が固いような気がする」と妻。たしかに。微妙だけれど、乾いた感じが紙っぽく固いかも洗濯物。

そして違いを決定づけたのは、加湿器の水垢です。

川崎では、バリバリの結晶のような水垢(垢じゃないよね、何?)が大量についていたのですが、世田谷に来たら、どろっとした、すこしやわらかい水垢が溜まるようになりました。量は少ないのですが。なんなんでしょう。よくわかんないけど、成分がずいぶん違うとしか思えない。どっちがいいかはわかりません。

いやー、地域によって違うんですね水って。外国で硬水だ軟水だってよくあるけど、ニホンでもけっこう違うんだ。水が合わないとかいうけど、あるんだろうなそういうの。


和室。

2009年01月21日 | blog

和室は、あったらいいな。くらいで物件探しを始めましたが、見たり考えたりするうちに、和室マスト。それも南向き。というのが条件に入りました。

和室のある家で育ったはずなのに、どうして和室から遠ざかってしまったんでしょうねえ。
やっぱあれだな。80年代のせいだな。

子供と過ごすのによさそう。ということが第一ですが、お客さんをお迎えしたり、泊まっていただくときも、和室は良さそうです。
デザマンはそのへんのホスピタリティがよくなくて、苦労したので。

素足に感じる畳の感触は、すごくいいです。
足の裏の感触は、記憶に直結しますね!「匂い」みたいだ!!

ごろんと横になって、ああそう「雑魚寝」っていうのはこうやって、畳にジカに寝る感じだよなぁ。とおもいつつ、ごろごろ。
ベッドでごろごろするより、罪悪感がなくていいなぁ。

じぶんが和室で過ごした時間を思い出してみると、とにかく子供のころが多いんですね。じぶんチだったり、親戚のとこだったり。大人になってから、和室でじっくりすごした記憶があんまりない。

和室で畳の目をみていると、ものすごくひまだった子供のころを思い出します。
畳=ひま。

thrill。

2009年01月20日 | blog

管理職の仕事の楽しさのひとつは、「スリル」みたいなもんかな、と今日おもう。

それなりに責任と権限があって、「判断」を迫られるんですよ。
重たい「判断」って、自分でしないに越したことはないというか、
誰かが決めてくれたら、ラクチンでしょう。
でも管理職は、そこをぐっと「引き受け」て、判断をする。
ヒトモノカネを、うごかす。

いやもう、おっかないわけです。

またねぇ、重たい判断ほど、考える時間がない。
瞬時に判断しなくちゃならない。

そこでぐっと集中して、決めるんですけど、そこにぞくっとする瞬間がある。
うまくハマったときは、やっぱりうれしい。

そういうのをひとことで言うと、「スリル」なのかなぁ。

でもねぇ。そういうたのしさって、ある種普遍的なものだとおもいますけど、
あんまりじぶんニャ向いてないような気もするなぁ。


電車通勤。

2009年01月20日 | blog

ふつう引っ越しをするときは、
電車の通勤経路をよく確認するものですが、
私の場合、自転車コースはよく考えたけれど、電車コースはてきとうでした。
だって、よくわかんないんだもん。

実際に引っ越してからも、自転車でばかり通って、
きょう、初めて電車通勤しました。

チェックするのは、まずデンパ。ラジオが入るのがうれしい。
ケータイもつながります。やった。

そして、ああ、これがありました。



そうかぁ、電車で通う日は、まいんち爆発かー。

以前も書きましたが、このたましいの爆発の前を、まるで関係なく人々が
づかづかづかづか通過するサマのインパクト。

でも、立ち止まって、流れる人と爆裂使徒のコントラストを眺めていた
ら、なんとなくたのしい気分になってきました。

迫力の中に、岡本太郎独特の、愛嬌のようなものがにじんできます。


ボロ市。

2009年01月17日 | blog

やってました。





いやー!これは!
みずから「ボロ」と言ってしまってるだけあって、たしかにぼろい!
なんてハレ感のない祭り!!
このぼろさが、世田谷のしぶさのモトなんだとおもいました。
通り全体が、「モツ煮込み」みたい。しぶさのるつぼだ!

時間がなくて見られなかったけれど、次回は行くぞ!


ブレストとか。

2009年01月15日 | blog

きょうは、他のグループのアイデア会議に参加する。新鮮。
カテゴリが違うということもあるけれど、いちデザイナーとして参加しているので(つまり管理職モードではないので)、全体のまとめとか、部門方針とか、参加者個々人の目標設定とかとかとか一切考えずに、無責任に…いや、純粋にデザインのことだけを考えて、思うように発言できるフリーダム。きもちいい。打ちっ放し的爽快感。
…と、感じてみて、いかにじぶんが普段ノイズの多い考えをしているか、かつて自分の上司が、なぜそういう場で、イマイチ納得のいかない優先順位を設定したり、奥歯にモノの詰まったような物言いをしていたかが、わかった気がした。うーん。そうか。いかんな。まだまだだ、俺。

メソッドはいろいろあるし、やりかたはひとつではない。
皆プロなので、しっかりしたコンセプトを立てて提案をしている。
でも、機能がシンプルであればあるほど、コンセプトは枝葉の部分を肥大させることがある。
ユニークポイントは、あってもいいけど本質ではない。気をつけなければとおもう。

もうひとつ感じたのは、「これはすでに市場にあるアレとだいたいおなじではないか、なにが違うのか」というダメ出しだ。これはけっこう危険だとおもう。

たとえば自動改札。以前の自動改札は、切符や定期をスロットに入れていた。
いまsuicaになって、タッチでポンだ。
これは、もしアイデア段階で比較すれば、大して変わらない。見方によってはおなじだ。
でも、毎日使えば違いは歴然。タッチでゴーのほうが、圧倒的にいい。そういうことはよくある。
特に年齢を重ねると、経験を重ねると、物事を関連づける能力(※)が高まるので、「アレじゃん」発言をしやすくなる。気をつけようとおもう。

※おっちゃんがダジャレを連発してしまう理由

世田谷通勤。

2009年01月14日 | blog

通勤コースが変わって、不安と期待があったのですが、いまのところ快適。
おもったよりアップダウンがすくなく、走りやすい。
なによりコースが都会に?なったので??楽しげなお店がたくさんあるのがいいです。

まだ数日ですが、世田谷って「しぶいな」という印象です。
「ちょっと、古い」ものが多い、というか。
ウチのマンションが「しぶい」から、そう感じているだけかもしれませんが。

80年代くらいの建築が、多いのかなぁ。でも雰囲気は、60~70年代の感じ。
そういうものが淘汰されずに、わりとよく手入れされて残っていて、それが「しぶい」。

そういうしぶさが、以前はださかったはずなのに、いまはとても好きです。
その街が、まっとうに重ねた時間がみえるからだとおもいます。
まっとうな生活の、まっとうな生活感。

この、ちょっとむかしの「しぶさ」を感じる、まじめなデザイン。
たとえば新築とかで、おなじようなまじめさを感じることってないです。
なんでかな。


で写真は、生活感のないデザマン通勤最終日の、デザマン駐車場にて。