ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

夜桜。

2009年03月30日 | blog

夜桜 というのもいろいろですが。







近所の撮影所が、敷地の桜をライトアップです。
さすがプロの照明、公園の街灯とは迫力がちがうな~。

ぐっと脇を締めて撮影しても、ムスメがだっこひものなかで暴れるのでぶれぶれです。ははは。



やっぱ裏方志向だな~。


ちゃぶ台。

2009年03月29日 | blog

和室に待望の!ちゃぶ台がやってきました。

ググったりヤホーたり?するとわかりますが、
いわゆるふつうのちゃぶ台って、あんまり無いっすよね今。
いや、あるんでしょうけど見つけられなくて。

「じゃアンティークはどう」という妻の発案で、
行ってきました、和家具アンティークショップ。

フルサイズ(70センチくらい?)のものを買おうとおもったんですが、
このぐっと小さい奴の可愛さに惹かれて、コッチにしちゃいました。
直径51センチ。
こども用?ひとり用かな?縁側でお茶飲むとき用?

脚がまっすぐではなく、ちょっと反ったデザインになってたりして、
そうそう、ちゃぶ台ってこういうのだった!忘れてたけど!と納得。
このサイズ感も、すごくかわいい。

天板は茶ですが、裏面と脚は黒く塗られてたりして、
そういうところも、「ああー」とわけもなく納得です。

今ちょっと、ちゃぶ台にパスコン置いてブログなど書いてみてるんですけど、し、新鮮だ…。ははは。


越境。

2009年03月23日 | blog

ものづくりの現場で、なにか素敵なものが産み出されるためには、それぞれの役割の人が、お互いの領域にちょっとずつ「越境」することが必要なんじゃないかな、と今日おもった。

プロとして自分の専門領域に責任を持ち、お互いの職域に敬意を払う…ということはもちろん、互いの領域に「半歩」踏み込んで意見をしたり、提案をしたりできるかどうか。

「半歩」っていうのが大事で、これがあまり余計なことまで口出しするとうまくいかないし、逆に自分の守備範囲以外のことは知らないよ、というのもだめだし。

もっと言うと、チームが「数値化できない魅力」のようなものを、共有できるかどうかなんだよなぁ。「デザインが、いい」とかはその最たるもんで。

「越境」といっても、ダメ出しするだけじゃないですよ。ほめるというのも大事。わたしはだめなものにはそれなりに突っ込むけれど、いいものは気付いたらほめます。それも、「なんかいいね」ではなく、「なぜいいか」ということを具体的にして。企画がよければ企画のプランそのものをほめる。企画の「仕切り」がいい場合もある。(じっさい、企画の仕切りの良さは製品の流れを左右する。)設計が良ければ、「あの機構はよかった」とか「あの仕上げを実現できたのはすごい」とかほめる。ソフト開発も、「あれだけの機能をあの期間で実装できたのはすごい」とか、「ああいうところの地道な改良がほんとうに完成度を高めている」とか。もちろん、じぶんの仕事、デザインをほめられたらうれしい。

いままでいちばんうれしかったのは、設計担当のリーダーに、「俺らは製品化するまで何ヶ月もずっと見てるから、発売する頃には飽きちゃうんだけど、これは飽きなかったんだよね」と言われたとき。他のどんなほめ言葉よりうれしかった。

ほめるの話になっちゃった。まぁいいか。

マクラーレン・クエスト。

2009年03月15日 | blog

けっきょく、ベビーカーはマクラーレン・クエストにしました。なんのひねりもない。クルマで言ったら「フォルクスワーゲン・ゴルフ買いました」みたいな。
いや、ベビーカー選びにひねりは必要ないんですが、なんだかやたらと流行っていて、なんとなく疑っていたのです。生活感覚や住宅事情を考えたら、なんで日本メーカーじゃだめなの?イギリス製が、ホントにいいの?と。

横田さんにおススメされたクイニーは、かっこよくてコンパクトで小回りが利いて魅力的だったんですけど、ムスメを載せたとたんにギャン泣きされてあえなく却下です。

まぁ、そんなに徹底比較したというわけでもないです。正直、そんなひまも余裕もありません。
ほんとにね、暇も余裕もなくなるんですよ育児って。
だから、試乗はしましたけど、「いいと言われているけど、不当に誇張されているわけでもないらしい」ということを、ファミリアの店頭で確認するだけで精一杯でした。

店員さんに親切丁寧にご説明いただいて、でもネットで並行モンを買いました。すいません。港北ノースポートのファミリアの店員さんは、丁寧で素敵な方でした。でもだって、正規品が45,000円で、並行品が20,000円。諸事情あるとおもいますけど、メリット・デメリットもあるとおもいますけど、たとえノークレーム・ノーリターンでも、こまで価格差があるとなると無理です。ちなみに並行モンでも、一年保証。

でも説明聞いておいてよかったです。開閉でぐっと「足で蹴る」カンジはよくわかったし、前輪の首振りをロックする機構があるんですが(車輪のロックじゃなくて、首振り)、それは悪路でキャスターが暴れて押しにくくなるときに使う。というのを教えてもらいました。取り説にはそこまで書いてない。ロックとしか書いてない。聞かなきゃ考えも及ばなかった。これはあれですな、石畳とかが多いお国柄だから。

でまぁ、レビューはネットにいくらでも流れているのでアレですがまとめると、

○しっかりしていて押しやすい

×片手で畳めない
×畳んでも自立しない
×重い
×日よけが動かない

ということで、×が多いですけど、それでも支持されているのはとにかく「押してラク」と言う基本性能がとにかく高い!ということでしょう。こまかい使い勝手は雑だけれど基本がしっかりしている、というのもドイツ車っぽい。

あんまりレビューに書かれていないことで気付いたのは、全長が長いわりに、子供を載せたときの重心が後ろ寄りだということ。後輪の少し前あたりにある。ハンドルに上からすこし体重をかけると、前輪がすっと浮きます。段差を超えやすいな、とおもって気付いたのですが、どうやらこの重心位置の設定が、押しやすさのキモです。ハンドル操作したとき、上から見た「回転軸の中心」と、「車体の重心」がそろっているので、ダイレクトで軽快に感じる。クルマで言うと、ミドシップです。前過重が軽いので、前輪の抵抗感もすくない。レンタルしていたコンビのA型は、重いものを遠くから動かす感覚で、手首に負担がかかります。

ベビーカーグラフィックTV。

サイズを心配していたんですが、ジムニーの荷室にぴったり入りました。うれしい。

姿勢。

2009年03月09日 | blog

いま、ちょっと人手が足りない状態と、人手が余ってる状態だったら、どっちがいいですかね。

ちょっとくらい人手が余ってたって、じゃあなにか勉強しようとか、早めに取り組むとか、そういうの、なくない?ギリギリのスケジュールでやっつけるクセがついちゃってるから、余裕があってもギリギリにならないとやんない。スキルアップとか言うけど、けっきょく追い込まれなかったらやんないし。

「むかしはじっくり時間をかけて、ひとつの製品を開発してた」って話はよく聞くけど、いま同じだけの時間があっても、そんなふうにじっくりやれる気がしない。うらやましいのは時間じゃなくて、取り組む姿勢だ。短期間で多くのものを無理矢理開発したツケが、そういう姿勢を失わせた。

けっきょくどこに注力するか=どこにお金をかけるか、っていうことだったのかもしれない。
数値目標で一律にコストを削減して、削ってはいけないコストを削りすぎた。

一度圧縮したコストは元には戻らない。
失われた取り組む姿勢は元には戻らない。

あと個人的には、デジタルモックでモック費削減、っていうのが最悪だとおもう。開発部門だったら、治具の削減。最後はモノなんだから、現物減らしてどうする。

Gショック。

2009年03月08日 | blog

ムスメが産まれてからというもの、24時間態勢なので、ずっと腕時計をしています。
特に夜中、「何時に起きた」とか「何時に寝た」とかを把握する必要があるからです。
時計はあるけど、ぼうっとして探してしまうので、腕時計があったほうがいい。

なんつってまぁ、こう書くと「寝てるじゃない。起きないじゃない」と妻に言われてしまいますが。
すいません。最近特にそうです。

そうやってつけっぱなしにしていたら、陽に当たる時間が短かったのか、
バッテリーの「LOW」表示が出てしまいました。

それでまた、その「LOW」表示が「日付」のところに出るので、スゲー不便。
仕事中は、時間より日付を確認することのほうが多いので!

それで休日は、なるべく日なたで充電です。
夜は電気のカサに載せて充電中。
太陽電池ってアナログです。

レッド・クマ子.

2009年03月06日 | blog
いやはや、もうねぇ。ここのところ、書けることがなくってフリーズしちゃいました。

ええと、仕事関係はですね、時期的に、来期以降の計画をごにょごにょしているわけなんですが、
あのー、いわゆる不況、でしょう。いろんな状況が変化していて、まぁ後で思い返せば「特異点」だったなぁ。と思うような、まさにその「点」にいるわけで、そりゃぁあなた、何やってるかは、書けませんや。書けませんとも。まぁでも書けることを書くと、人に会ってます。いろんな人に。そして、いろんな情報をもらっています。で、多様性や潜在性といったことについて、ちょっと感動したりしています。いやー、いろんなところに、いろんなチカラがあるなぁ。なんかいろいろ大変そうだけど、面白いことになってキャーがったなおい、というカンジです。わるくないですよ。

モノ関係のトピックもないです。ないっつうか、家ではとにかくムスメのことでいっぱいで、モノのことを細かく考えてるひまがない。考える余地がないというカンジ。唯一悩んだり研究してるのは、ベビーカー。大物だし、ムスメとの相性もあるしで、失敗できないからね。街でおかあさんが押してる後ろ姿をみるだけで、だいたいのメーカーがわかるようになっちゃいました。おとうちゃんとしては、フレームの機構設計の美しさ、みたいなところに目が行っちゃったりして、あれもなかなかマニアックな世界です。でもオモにつかうのは奥さんなので、奥さんの使いやすいのがいいです。

写真はGAPで買ったお出かけ用の全身フリース。我が家では「レッド・クマ子」と呼ばれてます。「出かけようか」「じゃ、レッドクマちゃん着せてくれる」「あい」。脱皮したぬけがらみたいですが、このように広げて、このうえにゴロンチョさして着せます。かわいいっすよ。