ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

サヴォイ邸。

2006年11月30日 | blog

コルビジェさんのサヴォイ邸が、
「モダーン」であることは、
みなさんなんとなく、ご存知かとおもいます。

コルビジェさんのサヴォイ邸が、
1920年代の終わりごろの建築というのは、
みなさんなんとなく、ご存知かとおもいます。

以前、池袋だったか新宿だったかで開催された「コルビジェ展」で、
建築模型をみたときに、かすかに引っかかるものがあったのです。

それは、模型に置かれたクルマ。

ちいさくてよくわからなかったけど、
「T型フォード」みたいなクルマだったんです。

写真のクルマは、1930年前後のメルセデス・ベンツです。
クラッシック・カーではなく、ばりばりのハイテクの最新型として、
走っていたのがこのデザイン。

そんな時代に、あの建物はできたのです。

今見てモダンだとかなんとかいう次元を、
超えてたんじゃないかとおもいます。
もう、異次元ですよね。

いまこんなふうに、相対的にぶっとんでるデザインって、
なんでしょうかね?

POP-UP。

2006年11月29日 | blog

「実物で学ぶ、しかけ絵本の基礎知識」。
世の中いろんな「基礎知識」があります。

これは単なる「とびだす絵本」ではなく、
その「手法」をいちいち解説している本です。

各ページに、ちいさなサンプルが3個ずつ紹介されていて、
裏側の構造なんかを確認することができます。

「こういうの、好きでしょ」と、妻が買ってきてくれました。
…好きです。

紙というものがもつ、独特の特性があって、
そういうものを上手に組み合わせることで、
たのしいからくりを作っています。

理屈ではできるけど、
実際はちょっと無理があるカタチなんかもあって、
そういうのはちょっと野暮。

そんななかでも、いちばん気に入ったのが、このサンプル。
無理がなく、やわらかく素直で、
きれいなカタチがポップアッップしています。

べつに、「とびだす絵本」を
作ろうというわけじゃないんですけどね。

ただただ、知的好奇心が満たされてゆくのは、たのしいものです。

洗濯機。

2006年11月28日 | blog

洗濯機を買いました。
…妻が。

一人暮らしの頃から、近所のともだちにもらった洗濯機を、
ずっと使い続けていました。

かれこれ6、7年くらい?
元、取ったねぇぇ。

前オーナーが、ベランダで使っていたので、外装は焼けてヤレていましたが、
ただ一度の不具合もなく、黙々と働き続けました。

新しいのと引き換えに、引き取られてゆくのがちょっぴりせつなくて、
ホコリ取りのネットをそっと外して、取っておくことにしました。
洗濯機のホコリ取りに、溜まったホコリを取るのが好きなんです。
…何か?

妻が買った洗濯機は、幸か不幸かデザイン家電ではなく、
フツーのものです。
洗濯機でデザイン家電って、「まだ」ありませんね。

注目すべきは使用水量で、カタログ比較するとこれがまた、圧倒的にすくない。

前のモデルは、使用水量150リットル以上。
あたらしいのは、容量が増えているにも関わらず、
風呂水を併用すると、45リットル。
風呂水はやや反則なので、通常で約90リットル。

ちょうど、水道料金の区切りの時期に買ったので、
来月の請求が楽しみです。

ちなみに、新型の「ホコリ取り」はすごく大きくて、
洗濯物がちょっぴりでも、たっっぷりホコリが取れるのです。

たまりませんな~。

タイラーメン。

2006年11月27日 | blog

「カルディ・コーヒーファーム」に行くとつい買ってしまう、インチキ?タイラーメン。
一袋、57円。いまどき57円って。

乾麺だとおもって油断していると、これが相当うまいんです。
そのへんの中途半端なアジアンレストランより、断然うまい。

ま、だからこれも、「ご当地」モノだとおもうんです。
日本通のガイジンが、海外で

「やっぱサッポロ一番はチガウね」

とか言いつつ喰ってるカンジでしょうか。

現地の舌からすれば、インチキこのうえないとおもうんですが、
もっとひどいバッタもんがはびこるここ日本では、
「原産:タイ国」のこのラーメンは、けっこういいセンいってしまう。

でもこれ、どれも「暴力的に」辛いです。

子供だったら泣くね。オトナも油断してたら泣くね。
激辛方面、けっこうイケルほうですが、それでもけっこうキテマス。

体調悪いと、具合悪くなります。
だったら食べなきゃいいのに…とおもいつつ、また買っちゃうんだなぁ。

カーライフ。

2006年11月26日 | blog

軽自動車って、いいです。
軽自動車って、いいですよ。

乗ってみて改めて実感したんですが、
日本における、「自動車の最小単位のサイズ」なんですね。
軽の規格が、最終的に、
「クルマが入れる道路」の規格を決めている。

だって軽が入れなかったら車道じゃないでしょう。

つまり、ここ日本においてですね、
「車道」であって「軽」であれば、どこでも入れるわけです。
あたりまえですが。
「ここ大丈夫かな」「狭いかな」と、躊躇する必要はない。

カーナビに、どんなにキッツイ経路を引かれても、
必ず通れる道なのです。

駐車場でも、「狭いかな」という心配は、まずない。
ま、ジムニーの場合は、高さ制限がありますけどね。

どこでも入れて、どこでも停めれる。
ようやく、都心部でもクルマに乗ろうか。という気になります。

先日も、都内某所の妻の友人宅にお邪魔したんですが、
せまーい通り沿いのマンションで、駐車場なし。

荷物を運ぶ用事があったので、前に停めたいけれど、
車線をふさいでしまう。

そこで、歩道とマンションの玄関前のわずかなスペースに、
そうっとそうっと、押し込みました。
オフロード車なので、歩道の段差もコワくない。
タイアが縁石をコスっても、ゴムだけでホイールに届かない。

ナイス、軽自動車!
ナイス、ジムニー!

もう、普通車とか、
メンド臭くて嫌になりますよ。

無印良品、洗濯用ハンガー。

2006年11月26日 | blog

現行品の、前の前の型。

クローゼットをすっきりさせるためにどうしたらいいのか?
ということを考えたすえに、

ハンガーをぜんぶ揃えればいいんじゃないか?
という結論に達し。

とりあえず、クリーニングの針金のハンガーはヤメよう。とおもったのです。

無印良品に行くたびに、何も買うものがなくても、
3本セットのこのハンガーだけは買って帰る。

ということを続けていたら、
いつのまにか針金ハンガーは一掃されていました。

服は一種類ではないですが、ハンガーが揃うと予想どおり、だいぶすっきりします。

もちろん、洗濯にも使いますよ。

絶版になってしまって悲しいんですが、でも、
たぶん50本以上あります。正確にはわかりませんが。
それだけあれば、じゅうぶんです。

今の「首が伸びない」のも、
グラフィックというか、タイポブラフィーというか、
よくできた一筆書きみたいでいいんですが、
あれ、フックが回んないでしょう。

フックが回らないと、鴨居にかけたりできないじゃないですか、部屋干しのときに。