オイルヒーターってガツンと暖まらないワリに電気代が高い。という印象しかなくてあまり興味なかったんですが、帰国したら「いた」ので使ってみることに。うん。いや。興味はあったんです。じつは。いっぺん使ってみたいとおもってました。
たたずまいは、いいです。機能むき出しで、でもやさしくて。
あまり期待もせず、寝室に置いてみたんですが。
翌朝…
…あれ?不思議と寒さがツラくない?
…もしかして、効いてる?
うすやんわーりとした暖かさですけど、芯があるというか、冷めにくいというか。
そこにじっと「居座る」熱源。存在感。
うーむ、これは。
上品というか、暖かさの質がいい、とでもいいましょうか。
暖まるだけの暖房器具はいくらでもありますが、
多少電気代がかかっても、あえて質のいい暖かさを買うものと見たり、です。
まだ請求きてないですけどね。電気代。
ところでオイルヒーターって、どうしてクリーム色なんですかね。
ああ、なにかに似ているとおもったら、
これか!
亀印ですよ。無印ではなく。
亀印て。いいなぁ。
以前より気になっていた文化鍋を、ついに導入しました。
長い時間をかけて熟成されたカタチには、信頼感があります。
吹きこぼれのない本体と蓋。火が回っても熱くならない把手。
なんでもないけれど、実践で鍛えられたカタチ。
鋳物を切削で仕上げたとおぼしき鍋肌は、ツヤッツヤの化成研磨で仕上げられていて、冷たくもあたたかい。
6000円というネダンは、ナベとしてはなかなかの高級品?ですが、
ルクルーゼに比べたら、うんと安いです。
そして、とにかく厚手であるということを主張する文化鍋ですが、アルミなのですごーく軽ーい。
さっそくごはんを炊いてみると、ルクルーゼとはやや傾向がちがうものの、おいしく炊けました。
水加減や火加減は、研究してみます。
独特のカタチで吹きこぼれることがなく、吹いたぶんが「のり」のようなシールになって、密閉性を高めるのだとか。
ルクルーゼは鋳物の重量勝負ですが、吹きこぼれでシールしちゃおうという発想はすごい。ですね。
輸出されているかどうかは知りませんが、グローバルにワールドワイドに通用する調理器具になり得るとおもいます。
うまく使い込んで、使いこなしたいとおもいます。うふふふ。
ところで、説明書のこのトリは…
すかいらーく?
そんでこっちは妻チョイスです。
Melin tregwyntという生地メイカーだそうです。
ブランド無印。
伝統柄だけどモダン。
そもそも「伝統のナントカだけどモダン」って、よく聞くフレーズですね。
じゃぁモダンって、何なんでしょうね?
じゃぁモダンって、何なんでしょう?
なじみのある安心感の輪郭、プラス、ひとさじのバランスや構成の時代感?
…ははは。そう言っちゃえばなんでもそーか。ははは。
じつは、観てきました。
表現へのどん欲な追求が結実した様は、まさに無償の愛。心を打ちます。
泣きました。何度も。
ビートルズの、ひとつひとつの曲の持つイメージと意味と、
めくるめくほとばしる、曲芸の融合。めくるめく!
起承転結も物語もなく、ただただ断片的な意味とイメージが、はじけてゆく。
ああ、これもまた、詩です。
でも、ニホンの歌舞伎も負けてないとおもいました。
お正月に、歌舞伎を観ておいてよかった。
近所の陶器市にて。
ばったもんといえばばったもんかもしれないけれど、
アレンジの末に「あたらしいオリジナリティ」を発揮しているような…
買っとけばよかったかしら。でもけっこういいネダンだったからなぁ。
" A house without books is like a room without windows. "
ふつうにスパイラルとかの雑貨屋でも売っていて、いつかきっと買おうと心に決めていたんですが、意外なところで出会ったので買うことにしました。ウォルトディズニーコンサートホールの売店にて。$35。ニホンで買うよりすこし安いような気がしますが、定かではありません。意外とメイドイン・ウサ。
理由はよくわからないのですが、「小さい家」が好きです。ミニチュアの家。
そして、ずしっと重い金属の小物が好きです。
意味深に刻まれたことばも、なんだか好きです。
だからこれは、いつかほしいとずっとおもっていました。買うキッカケが、なくてね。
ニホンを遠く一万キロも離れたところでばったり合ったら、そりゃ運命を感じるってもんです。
パチェス!
ショッピングモールなんかに行ってもイマイチ買い物スイッチ入らんのう。と冷めた目でぶらぶらして、本屋でみつけました。モレスキンは確かもともとイタリアだかフランスだか?が発祥で、今生産は中国だとおもうんですが。だから、特にウサで安い理由も、ないっちゃない。けど$10.95。ダイアリーではなく、フツーのノートです。ニホンで赤のノートは見かけないので、いいかなーと。セルフお土産。
「ブレードランナー」に影響を受けないSFファンなど存在するだろうか、いや、ない。(直訳風)
外壁の装飾に、「崩れるガーゴイルに必至で掴まるデッカード」の姿を想像しながら、でも天気よすぎるなぁ、しかも一階はサブゥェイとスプリント(ケータイ屋)かよー。と、やや興ざめしながら重いドアを押して、ひやりとしたフロアに入ると、
息を呑みます。
映画のロケ地だから素晴らしいのではなく、
禍々しくも冗長で、そして美しい。
だからこそ、幾多の映画人をも魅了し、
100年を超えても取り壊されずに、その姿を残すのでしょう。
警官みたいなガードマンがニラんでいるなぁ、とおもったら、
LAPDの一部門が入っているらしいので、あれはほんとうに警官だったのかも。