ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

こはく色。

2008年01月31日 | blog

アデリアのこはく色は、紅茶の色でした。
注いだ紅茶と溶けあって、カップが紅茶でできてるみたいに浮いてます。

ふしぎ。
うつくし。

あったか。

Philips、オイルヒーター。

2008年01月29日 | blog

オイルヒーターってガツンと暖まらないワリに電気代が高い。という印象しかなくてあまり興味なかったんですが、帰国したら「いた」ので使ってみることに。うん。いや。興味はあったんです。じつは。いっぺん使ってみたいとおもってました。

たたずまいは、いいです。機能むき出しで、でもやさしくて。

あまり期待もせず、寝室に置いてみたんですが。

翌朝…

…あれ?不思議と寒さがツラくない?
…もしかして、効いてる?

うすやんわーりとした暖かさですけど、芯があるというか、冷めにくいというか。
そこにじっと「居座る」熱源。存在感。

うーむ、これは。
上品というか、暖かさの質がいい、とでもいいましょうか。


暖まるだけの暖房器具はいくらでもありますが、
多少電気代がかかっても、あえて質のいい暖かさを買うものと見たり、です。

まだ請求きてないですけどね。電気代。



ところでオイルヒーターって、どうしてクリーム色なんですかね。
ああ、なにかに似ているとおもったら、

これか!


亀印、文化鍋。

2008年01月29日 | blog



亀印ですよ。無印ではなく。
亀印て。いいなぁ。

以前より気になっていた文化鍋を、ついに導入しました。
長い時間をかけて熟成されたカタチには、信頼感があります。

吹きこぼれのない本体と蓋。火が回っても熱くならない把手。
なんでもないけれど、実践で鍛えられたカタチ。
鋳物を切削で仕上げたとおぼしき鍋肌は、ツヤッツヤの化成研磨で仕上げられていて、冷たくもあたたかい。

6000円というネダンは、ナベとしてはなかなかの高級品?ですが、
ルクルーゼに比べたら、うんと安いです。
そして、とにかく厚手であるということを主張する文化鍋ですが、アルミなのですごーく軽ーい。

さっそくごはんを炊いてみると、ルクルーゼとはやや傾向がちがうものの、おいしく炊けました。
水加減や火加減は、研究してみます。

独特のカタチで吹きこぼれることがなく、吹いたぶんが「のり」のようなシールになって、密閉性を高めるのだとか。
ルクルーゼは鋳物の重量勝負ですが、吹きこぼれでシールしちゃおうという発想はすごい。ですね。

輸出されているかどうかは知りませんが、グローバルにワールドワイドに通用する調理器具になり得るとおもいます。
うまく使い込んで、使いこなしたいとおもいます。うふふふ。

ところで、説明書のこのトリは…



すかいらーく?



無印良品、Melin tregwynt、ひざ掛け。

2008年01月27日 | blog

そんでこっちは妻チョイスです。
Melin tregwyntという生地メイカーだそうです。
ブランド無印。

伝統柄だけどモダン。
そもそも「伝統のナントカだけどモダン」って、よく聞くフレーズですね。

じゃぁモダンって、何なんでしょうね?
じゃぁモダンって、何なんでしょう?

なじみのある安心感の輪郭、プラス、ひとさじのバランスや構成の時代感?

…ははは。そう言っちゃえばなんでもそーか。ははは。

無印良品、LOCHARRON、ひざ掛け。

2008年01月27日 | blog

ときどきこういう素材ブランドのタグがついた商品が出ますね無印良品。
このぬいぐるみも、ハリスツイードのタグつきでした。

移転に伴うセール中のお店で衝動買い。
なんとも深ーい深みが深い、この風合い。

薄手でもしっかり目が詰まっていて、紙のようなさらっと乾いた固さが心地いい。
そして、体温がじっと留まるように、人肌のように、しずかに暖かい。

45rpmもお気に入りですが、こういうのは何枚あってもいい、という言い訳。



シルク・ド・ソレイユ、ビートルズ、LOVE。

2008年01月26日 | blog

じつは、観てきました。

表現へのどん欲な追求が結実した様は、まさに無償の愛。心を打ちます。
泣きました。何度も。

ビートルズの、ひとつひとつの曲の持つイメージと意味と、
めくるめくほとばしる、曲芸の融合。めくるめく!

起承転結も物語もなく、ただただ断片的な意味とイメージが、はじけてゆく。

ああ、これもまた、詩です。









でも、ニホンの歌舞伎も負けてないとおもいました。
お正月に、歌舞伎を観ておいてよかった。


A house without…。

2008年01月22日 | blog

" A house without books is like a room without windows. "

ふつうにスパイラルとかの雑貨屋でも売っていて、いつかきっと買おうと心に決めていたんですが、意外なところで出会ったので買うことにしました。ウォルトディズニーコンサートホールの売店にて。$35。ニホンで買うよりすこし安いような気がしますが、定かではありません。意外とメイドイン・ウサ。

理由はよくわからないのですが、「小さい家」が好きです。ミニチュアの家。

そして、ずしっと重い金属の小物が好きです。

意味深に刻まれたことばも、なんだか好きです。

だからこれは、いつかほしいとずっとおもっていました。買うキッカケが、なくてね。
ニホンを遠く一万キロも離れたところでばったり合ったら、そりゃ運命を感じるってもんです。

パチェス!


ウサ-モレスキン。

2008年01月21日 | blog

ショッピングモールなんかに行ってもイマイチ買い物スイッチ入らんのう。と冷めた目でぶらぶらして、本屋でみつけました。モレスキンは確かもともとイタリアだかフランスだか?が発祥で、今生産は中国だとおもうんですが。だから、特にウサで安い理由も、ないっちゃない。けど$10.95。ダイアリーではなく、フツーのノートです。ニホンで赤のノートは見かけないので、いいかなーと。セルフお土産。

George H. Wyman、Bradbury Building。

2008年01月20日 | blog

「ブレードランナー」に影響を受けないSFファンなど存在するだろうか、いや、ない。(直訳風)

外壁の装飾に、「崩れるガーゴイルに必至で掴まるデッカード」の姿を想像しながら、でも天気よすぎるなぁ、しかも一階はサブゥェイとスプリント(ケータイ屋)かよー。と、やや興ざめしながら重いドアを押して、ひやりとしたフロアに入ると、

息を呑みます。
















映画のロケ地だから素晴らしいのではなく、
禍々しくも冗長で、そして美しい。

だからこそ、幾多の映画人をも魅了し、
100年を超えても取り壊されずに、その姿を残すのでしょう。


警官みたいなガードマンがニラんでいるなぁ、とおもったら、
LAPDの一部門が入っているらしいので、あれはほんとうに警官だったのかも。