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ヤエドクダミ・2~変異

 堀之内の農道脇で見られる「ヤエドクダミ(八重毒溜)」。花弁のように見えるものは総苞片で、実際の花は先端の黄色い部分。花弁も萼片も無い。ここにはヤエドクダミと普通のドクダミが混生しているが、写真右側の花の総苞片には赤い斑点が見える。また左側の花の総苞片は緑色であり “先祖返り” しているようだ。左下には普通の形の花も見える。
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ツルドクダミ

 タデ科ソバカズラ属の「ツルドクダミ(蔓毒溜)」。ドクダミの葉に似ていることから名付けられているが、ドクダミとは無関係。ツルウメモドキなどもそうだが、これは誤解を招くような名前と言わざるを得ない。花の様子は同じタデ科のイタドリに良く似ているので “ツルイタドリ” と呼びたいところだが、その名前は同じタデ科のツルタデ(蔓蓼)の別名として使われている。ここはできればツルタデに “ツルイタドリ” の名前を譲ってもらいたいところ。ツルドクダミは地下に塊茎があり、これは生薬の “何首烏(カシュウ)”。 中国原産で、日本には徳川吉宗の頃に渡来した。強壮剤や髪を黒くするという薬効があるとされ、各地の大名がこぞってこれを栽培し、それが今では各地で野生化している。 “烏” の字が付いているのは、髪を黒くするという意味らしい。
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