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ヤマザクラ・1~満開

 別所やまざくら公園の「ヤマザクラ(山桜)」。バラ科サクラ属の落葉高木で、開花と同時に若葉が展開し、やや赤み掛かった色が特徴。パッと咲いてパッと散るソメイヨシノも良いが、このヤマザクラの風情もまた良い。
 先日JR中央線を利用した時に、武蔵小金井駅の発車メロディで、童謡の “さくらさくら” が使われているのに気付いた。これは、2006年(平成18年)の駅開設80周年を記念して、この地で親しまれている名勝 “小金井桜” にちなんで決められたという。 “小金井桜” とは、東京都小金井市の玉川上水沿いの桜並木のことで、1137年の江戸幕府徳川吉宗の時代に、奈良県吉野や茨城県桜川から取り寄せて玉川上水の両岸に6キロに約2,000本が植樹された。当時は関東随一の桜の名所として知られ、今でも地元の方々に親しまれている。歌川広重の錦絵などにもなったが、現在は五日市街道のケヤキ並木で日当たりが悪くなり、また排ガスの影響などで枯死なども見られるという。1993年(平成5年)の調査では1,115本あったのが、2010年(平成22年)には786本に減少しており、地元では保護活動が行われているようだ。

『さくらさくら』 作者不詳 童謡
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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イシミカワ・1~若葉

 小山内裏公園外周路脇で見つけた若葉。どうやらこれは「イシミカワ(杠板帰・石見皮・石膠)」の子葉と本葉のようだ。イシミカワはタデ科イヌタデ属のつる性一年草で、近くの草や木に絡みつく。6月頃に目立たない花を咲かせ、秋にはカラフルな実が稔る。当地では、数年前に鑓水界隈の道端で初めて見つけ、その後、よこやまの道でも群生があった。しかし草刈りなどで姿が無くなることが多く、これもそんな運命を辿るのかも知れない。何とか実が稔るまで楽しませて欲しい。
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