goo

ホシザクラ・1~萼片

 八王子市南大沢や町田市など限られた地域のみに自生する「ホシザクラ(星桜)」。マメザクラとエドヒガンの雑種とされていて、濃い紅色の萼片が星形になることから名付けられている。花弁が全開せずにやや半開きで下向きに咲く姿が何とも可愛らしい。
 これは小山内裏公園のものだが、大平公園の樹は先年の台風で倒れてしまった。しかし残った根からその脇に新たに伸び始め、今年はその幼木に花が咲いたようだ。このほか、首都大学や近隣の緑地などでも確認されており、200本程度あるようだ。
コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )

フサザクラ・2~雌蕊

 先日は花の様子を撮ったが、赤い雄蕊が落ちて短い雌蕊が確認できる。「フサザクラ(房桜)」は、フサザクラ科フサザクラ属の落葉高木で、樹皮がやや桜に似ていて、花が房になることから名付けられているようだ。カツラも同じように花弁が無いが、これらのように花弁と萼片を欠くものを “無花被花(裸花)” といい、進化段階が低く原始的な植物群とされている。この雌蕊は受粉後はゴルフクラブのような形になるので、次はそれを観察しよう。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )