ウメモドキ・4~雌花と雄花

 モチノキ科モチノキ属の「ウメモドキ(梅擬)」。晩秋に可愛い赤い実をたくさんつけ、その風情で庭木や生け花に人気がある。実の姿は知っていても初夏の花の姿を見たことが無かったので、4月頃からこの蓮生寺公園に来るたびに、今か今かと開花を待っていた。左が雌花で薄紅色の花弁は6枚で花径は5ミリほど。一方、右奥の白い花が雄花で、花弁は4~5枚とさまざま。 “モドキ” と言うからには、梅に何か似ているのだろうが、あまり共通点が見つからない。調べてみると、葉や枝の出方や花の形と諸説がある。紅白があるのも諸説の一つにしておこう。
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クロガネモチ・3~雌花

 首都大学の「クロガネモチ(黒鉄黐)」。モチノキ科モチノキ属の常緑樹で雌雄異株。これは雌花だが、あたりに雄株が見つからない。ところがこの樹は良く結実し冬には真っ赤な実が目立つ。雄株が近くに無くても花粉がどこからか飛んでくると言うが、これだけの数の雌花に受粉させるのは、相当な飛散量のはず。調べてみると、クロガネモチは雄株が近くに無くても、他のモチノキ科の植物の雄株が近くにあれば結実するという記述がある。そうなると、できた実はクロガネモチの実? 植物学に疎い頭では、この仕組みが良く理解できない。
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