ジンチョウゲ・4~名前

 春の香りと言えば、やはりこの「ジンチョウゲ(沈丁花)」。花の名前をあまり知らない子供の頃からこのジンチョウゲの名前だけは知っていた。寒さが緩んだ頃にどこからとなく漂うこの香りは、 “春” そのもの。
 和名の沈丁花は、東南アジアの密林にあるジンチョウゲ科アクイラリア属の樹から採取される “沈香” のような良い匂いで、 “丁子” のような花をつけることから名付けられている。 “沈香” は “沈水香木” で、樹が病気や害虫のために分泌した樹脂(すなわちこれが香木の元だが)が沈着すると重くなって、樹が水に沈むらしい。
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ヒュウガミズキ・3~葯

 首都大学キャンパスの藪に咲く「ヒュウガミズキ(日向水木)」。トサミズキよりも小振りの樹で、花は小さく1~3個で、トサミズキのように長くぶら下がらない。葯の色もトサミズキは赤いがこちらは黄色で見分けやすい。マンサク科トサミズキ属の落葉低木で、別名は「イヨミズキ(伊予水木)」。
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ベニバナトキワマンサク・3~開花

 マンサクに少し遅れて咲き始めたマンサク科トキワマンサク属の「ベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作)」。マンサクが落葉樹なのに対してこちらは常緑樹なので “常盤” の名を持つ。さてこのところ東京も寒さが戻り、いったん仕舞いかけたコートがなかなか手放せない。三寒四温ならぬ七寒の状態だが、それでももうすぐお彼岸。
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