カタクリ・3~開花

 開花を楽しみにしていた「カタクリ(片栗)」。ユリ科カタクリ属の多年草で山野の明るい林に生える。ここは小山内裏公園の林間道の脇で、数はあまり多くないが、大切に育てられている。近づいてきた老夫婦の会話は、
 『ほら、お父さん、ここよ。綺麗でしょう。』
 『えっ? これだけ? 秋田じゃもっと多かったぞ。』
ということで、お爺さんにはやや物足りない花数だったようだが、秋田まで行かずに近所でこれだけ見られればもう十分。残念なのはロープが張られているのに、明らかにその中に踏み込んだ跡。
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オオシマザクラ・2~開花

 大栗川沿いに咲く「オオシマザクラ(大島桜)」。開花時期はソメイヨシノよりも早く10日前から咲いている。ソメイヨシノはこのオオシマザクラとエドヒガンの交雑種。またオオシマザクラの葉は塩漬けにして桜餅を包むのに使われる。
 さて今日は二十四節気の春分。例によって七十二候を見てみよう。今日から5日間の初候は、 “雀始巣(スズメハジメテ スクウ)” で、雀が巣を構え始めること。次の5日間の次候は、 “桜始開(サクラハジメテヒラク)” で、桜の花が咲き始めること。最後の5日間の末候は、 “雷乃発声(ライスナワチコエヲハッス)” で、遠くで雷の音がし始めることを言う。ここしばらく寒さが厳しかったが、予報では彼岸過ぎから暖かくなるようだ。
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