ツクシ・3~背伸び

 啓蟄の東京は4月下旬の陽気。土の中の虫もどうしていいのか迷っているに違いない。土の中から顔を出したのは虫ではなく「ツクシ(土筆)」。もっとたくさん顔を出せば、こちらもその気になって籠でも用意して夕食の一品にするが、まだまだ数えるほどでそれはお預け。数は少ないながらも一所懸命背伸びをしている。ここは首都大学キャンパスの南斜面。日当たり抜群の一等地でいつも一番最初に春が来る。
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散歩道~オタマジャクシ

 暖冬のため今さらという気もするが、改めて今日は “啓蟄”。 二十四節気の一つで今日から春分までの15日間があたる。例によって七十二候を確認しておくと、今日から5日間の初候は “蟄虫啓戸(チッチュウ コヲヒラク)” で、冬蘢りの虫が出て来ること。次候の5日間は “桃始笑(モモハジメテワラウ)” で、桃の花が咲き始めること。最後の5日間の末候は “菜虫化蝶(ナムシ チョウトケス)” で、青虫が羽化して紋白蝶になることを言う。
 「オタマジャクシ(お玉杓子)」を虫と呼ぶには無理があるが、寝ぼけまなこの虫は、撮影に応じてくれなかったため、啓蟄の代役。1~2センチの小さな命が元気に泳ぎ回っている。これほどたくさんのオタマジャクシを見たのも久し振り。ここは蓮生寺公園の小さな沼。沈んでいる大きな葉がお分かりの方は植物通、と言うよりはかなりの食通。ヒントは飛騨牛や味噌焼き。
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