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犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

レバ刺し禁止

2012-07-14 23:58:21 | 日々の暮らし(帰任以後、~2015.4)

 「えびす」チェーンでのO111食中毒事件のあと、ユッケが食べられなくなったと思ったら、今度はレバ刺しからO157が見つかって、レバ刺しが法的に禁止されることになりました。

 どちらも私の好物だったので、残念です。

 禁止の直前、新大久保に行きました。すでにレバ刺しを出さなくなっている店も多く、金曜日の夜、並ばずに入れるホルモン屋さんに行ってみたら、すでに販売中止。

 ただ、そこで出されるさまざまなホルモンはどれも安くて旨かったので満足でした。中でも「しびれ」というのがよかった。

 しびれとは、牛の膵臓または胸腺なんだそうで、白っぽくて柔らかくて不思議な食感です。

 韓国では、ホルモンといえばヤン(ミノ)かコプチャン(小腸)。たまにマクチャン(盲腸?)などを食べさせる店がある程度。日本のホルモン屋さんのほうが品揃えが豊富で楽しめます。

 ところで、韓国ではレバ刺しをセンガンといいます。漢字で書けば「生肝」。

 観光客や日本人駐在員がよく行く店では、焼き肉屋のメニューに「レバ刺し」がありますが、普通の焼き肉屋さんにはない。ホルモン屋さんで「お通し」として出ることが多いようです。

 センガンといっしょに出てくるのがチョンヨプ。これは漢字で「千葉」と書き、「センマイ」のことです。センガンとセンマイを、塩とごま油でいただきます。酒は焼酎。最高です。

 日本がだめなら韓国がある。次の韓国出張ではぜひ食べようと思います。

 韓国ではセンガンやユッケが理由の食中毒というのは聞いたことがない。日本より韓国のほうが衛生管理がしっかりしているはずがないので、韓国人のほうが胃腸が丈夫なのか、食中毒があっても日常のことなので報道されないのかのどちらかでしょう。

 私は、11年の韓国生活で胃腸を鍛えているので、当たらない自信があります。

 ただ、センガンをお通しとして出すようなホルモンの店が最近減っている。だいたいこういう店は、裏通りの古びた店に多いのですが、そのような裏通りが「再開発」の名のもとにどんどんつぶされていく。

 ミョンドンのミョンドンカルビの隣にあったホルモン屋さんは10年以上前につぶれました。新村、西江(ソガン)大学方面の坂を上がって右手のホルモン屋さんは7年ほど前、チョンノのピマコルにあった小さなホルモン屋さんも5年前につぶれました。

 今や、センガンをお通しで出す店のリストは私の頭の中にはありません。

 あとは、お金を払って食べられる店。マジャンドンは精肉市場の隣の「モクチャコルモク」か、イテウォンのウリ(牛里?)ガーデン、仁村洞の早稲田屋…。

 来週の韓国出張が楽しみです。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
レバ刺し (スンドゥブ)
2012-07-16 17:12:00
鳥のレバ刺しならまだありますよ♪
今度行きましょうか?
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牛以外 (犬鍋)
2012-07-16 21:09:57
禁止されたのは牛だけですね。

豚、鳥、馬などは大丈夫みたい。

犬の肝臓はそもそも有毒だったはずですが。
返信する

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