犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

家探し

2015-03-10 23:54:30 | 日々の暮らし(帰任以後、~2015.4)

 今回は、例年ある定期的な人事異動と違って、異動の1か月以上前に発令されたので、転勤の準備には十分な時間がありました。

 家探しがあまり早すぎても物件が出てないんじゃないか、という考えは甘かった。

 3月、4月は転居のシーズン。会社の異動だけじゃなく、学生たちも大挙して田舎から都会に出てきます。

 単身赴任用の物件は、動きが早い。事前に二つの業者から大量の物件情報をもらっていましたが、実際に見に行くと、物件はいいほうから次々に埋まっています。

「これ、ちょっと見たいんですが」

「ああ、それは昨日決まったばかりで…」


というものが多く、よりどりみどりだと思っていたのが、実際に見に行ける物件はそれほど多くない。

 結局、二日間に渡った家探しで、みることのできたのは5軒ほどでした。

 実は私は海外赴任の経験はあるけれども、国内の転勤はこれが初めて。物件探しにはあまり慣れていません。何軒か回ってみて、家賃の高い安いにはそれぞれ理由があることがわかりました。広さ、新しさ、駅から近さ、向き(窓が南向きか)…

 いちばん最初に見たのがとてもよかった(そのかわりやや高い)ので、どうしてもその後に見る物件は、最初のものとの比較になってしまい、印象が悪い。

 結局、最寄り駅にも会社にも徒歩10分以内で、新築、1LDKという、少し高い物件に決めました。単身赴任としてはちょっと贅沢な気もしましたが。

 ところで、会社で同僚に

「今度の週末はヤサガシだ」

と言ったら、聞き返された。

「大阪で住むイエを探すんだよ」

と言い換えて、やっと通じました。

 家探しって、ヤサガシと読むんじゃなかったっけ、と思って辞書を引くと…

 まず三省堂国語辞典では、

やさがし【家捜し】いえの中を残らずさがすこと

となっていて、「住む家をさがす」という意味は載っていない。

 一方、新明解国語辞典では、

やさがし【家捜し・家探し】 1 家の中をすべて調べて捜すこと 2 俗に、住むべき家や貸家を捜すこと

となっていて、「住む家をさがす」は俗用とされていました。

 かといって、「イエサガシ」という見出し語はどちらの辞書にも立てられていない。これは一語とみなされず、複合語扱いだからなのでしょう。

 ヤサガシじゃなくてイエサガシと言うほうが普通のようです。


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2 コメント

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魚の家 (スンドゥブ)
2015-03-28 11:15:42
こんにちは。

私は『いえさがし』と言います。

ところで、昨夜行った店が表題の名称でした。
『さかなのいえ』かなとも、ちらっと思いましたが、『うおのや』でした。
まあ、人の名前に比べればわかりやすい方ですね。
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地名も… (犬鍋)
2015-04-10 01:14:48
放出が「はなてん」とか
返信する

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