カレー侍 (Curry Samurai)

samuraiがお届けするカレープラスα(アルファ)を徒然なるRockな日々の雑感とともに。

新大久保 「Tapir(タピ)(6)」 タピるタピればタピるとき

2008-04-13 | 新宿区
samuraiです。

本日はイナコさん召集の元、アカリさんcurryvaderさんピエールさん・しゅっしんさんと共に
新大久保にある『Tapir(タピ)』にやってきました。



路地裏に佇む新大久保の秘宝
ぼうっとした灯りが、春の慈雨に煙ってますね。
しかも今日は贅沢にも貸切ですよ!



それでは行ってみますか!!

店内に入り、まずは勝手に冷蔵庫を開け、ビールを。
そう、ここからミラクルなタピワールドはすでに始まっていますww。

まずはお通しとして、「おからのピクルス」。



丁寧に炒められたおからにクミン・マスタードシード・コリアンダーシードのホールのスパイスが
実に心地いいですね。
ホント、産業廃棄物で捨ててる場合じゃないですよ、奥さん!!
おから嫌いのお子様でも、これなら安心ですね!

そして、「サトイモとかぶとオクラのトマトスープ」。



こちらは根菜の甘みが感じられる、優しい一品。
トマトの爽やかな酸味が、春の訪れを感じさせてくれますね。

さて、食欲に火が付いたところで、色々頼んでみましょうか。
まずは、「ピクルス盛り合わせ」から。



ごぼう・しいたけ・きゅうり・菜の花といった、およそピクルスの素材としては馴染まないものが
しっかりとピクルスに変身。
酸味もきつくなく、野菜の甘みを感じさせるタピらしい一品ですね。
これはお酒がすすみますね~。

そして、「豚ソーキ煮付け」。



骨はふにゃりとしたコラーゲンの塊を思わせます。
固さなど微塵も無く、トマトの酸味と豚肉の甘みが
渾然一体となって、口の中にインサートされます。
いや~、ご飯が欲しくなりますね!

そして、ここからは怒涛のカレーラッシュですよ!!

まずは、「冷やしトマトのカレー」。



見た目はただのトマトのザク切りに見えますが、
これが驚くほど見事にカレーに昇華
コリアンダーの爽やかな風味とクミンのスパイス香がたまらない一品です。
夏の訪れを感じさせますね~。

お次は「ひよこ豆のカレー」。



ふにふにとした食感がたまりませんね!
豆の甘さを感じながら、お味はしっかりと辛口
コリアンダー生姜の風味も爽やかですね。
うーん、スバラシイ。

さらに、「サンバルヌードル」。



こちらは麺から全て自家製
不揃いな麺が、逆にスープの旨みをよく拾います。
トマトの酸味が効いたスープにレンズマメの食感がしっかり馴染み、
さらに、コリアンダーの鮮烈な香りが駆け抜けます。
辛さもしっかりあり、実に爽やかですね。
ホント、その辺でパスタ食ってる場合じゃないっすよ!
迷わずココですよ、ココ!!

そして「あられ豆腐とピーナッツのカレー」。



あられ豆腐のざっくりふにふにとした食感に、ピーナッツの歯触りが見事な対比。
ダルカレーもタピの手にかかればここまで進化するという
ある意味、このお店の底力を感じさせるカレーですね。

さらに「バターチキンカレー」。



こちらのお店のメニューで初めて見ました。
バターチキン特有のドロっとした感じは一切皆無で、
さらさらとしたココナッツミルクの風味に、トマト鶏肉が見事に絡みます。
その後に鮮烈な辛さが舌の上を駆け抜けていきます。
これには一同が「おぉぉ!」という驚愕の声を!
まさにこのお店でなければいただけない、唯一無二のタピ味ですね!!

いや~、ホント何を食べてもおいしいですね!!

ということで、こちらはホントにガチですよ!!
何を頼んでも、ここでしか味わえない天上天下唯我独尊なカレーがいただけます!
場所は分かりづらいですが、行く価値は120%ありますよ!!
皆さんも是非!!

「春過ぎて 夏来にけらし 大久保の 衣干すてふ タピの香具山」 by 亀頭天皇

ということで、旅はまだまだ続きます。

※前回までの記事はこちらです。

・新大久保「Tapir(5)
・新大久保「Tapir(タピ)(4)
・新大久保「Tapir(タピ)(3)
・新大久保「Tapir(タピ)(2)」(←お店情報載ってます)
・新大久保「Tapir(タピ)」(移転前)