カレー侍 (Curry Samurai)

samuraiがお届けするカレープラスα(アルファ)を徒然なるRockな日々の雑感とともに。

銀座 「煉瓦亭」 銀座老舗対決その3

2007-07-01 | 中央区
samuraiです。

今日は銀座にある『煉瓦亭』というお店に行ってきました。



こちらは銀座の洋食の歴史を支えてきた、由緒正しきお店。
創業は明治28年。
開店から既に100年を超えてます
まさに銀座という街の歴史を見つめてきたお店といっても過言ではないでしょう。
それでは、行ってみますか!!



店内は2階・1階・地下と分かれています。
本日は地下に通されました。
地下には4人掛けのテーブルが8席。
タータンチェックのぱっと見、安っぽいテーブルクロスすらも
歴史を感じさせてしまうこのお店の空間。
客層もご年配の方が多いですね。

先日行った『グリルスイス』が「カツカレー」の元祖なら、
こちらは「カツ」を日本で初めて生み出したお店
豚肉を天ぷらを模して揚げた「コートレット」が
今の「トンカツ」の元祖になっているらしいですね。

さて、メニューはこちら。



こちらは「オムライス」や「フライもの」の名店としてたびたび雑誌に登場しますが、
ええ。
当然カレーもあるわけですよ。
ということで、早速「カレーライス(1200円)」を注文。

テーブルの付け合せは、福神漬けとらっきょう。
まさに王道の組み合わせですね。



さて、待つこと10分。カレーがやってきました。



カレーはソースポットに入れられてやってきます。
まさに典型的な「ザ・カレー」ってスタイルですね。

とりあえず、ご飯の上にかけてみますか。



ルーはとろみの強いスタイル。
具材は玉ねぎと3cm大の豚バラ肉という、大変シンプルな組み合わせ。
それでは、いただいてみますか。



一口目に感じるのはウスターソースとケチャップのほど良い酸味。
そして、ふわっと感じるチャツネの甘み。
その後にやってくる胡椒系の意外にしっかりとした辛さ。
この手のカレーにありがちな押し付けがましい甘さではなく
ちょうど良いさじ加減ですね。
豚バラ肉は柔らかく、ごろごろと入っているので
結構食べ応えがありますね。
具材の玉ねぎと豚バラからくる甘さを計算して、
ギリギリのラインで踏み留まった甘さといえるでしょうか。
お~、おいしいですね!!

まあ、CPが若干アレなわけですが、
この界隈の相場と老舗という風格を考えると、致し方ない気もしますね。

典型的なお家スタイルのカレーなのですが、
大変丁寧に作られていると思います。
裏を返せば、こちらのカレーのスタイルが全国のご家庭に広まったと
解釈すべきでしょうか。

銀座の街の歩みとともに、明治・大正・昭和・平成と4つの時代に跨り
100年以上の歴史を持つカレーのスタンダードを皆さんも是非!!


【お店情報】

「煉瓦亭」

住所:東京都中央区銀座3-5-16

電話:03-3561-7258

営業時間:11:15~(L.O.14:15)、16:40~(L.O.20:30)

定休日:日曜