BOOK、CDなど

1 BOOK、CD、LPなど⇒断捨離、コンサート、リウマチ・膠原病などのメモ
2 失念防止のためのメモ

E・A・ポウを読む、巽 孝之

2006年09月13日 | BOOK(売却した本)

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EAポウを読む、巽 孝之

1995年7月27日、第1刷発行

定価1800円(本体1748円)

〇岩波セミナーブックス52

〇岩波書店~時代の文学状況を的確に掌握して,ジャンルそれ自体を脱構築してゆく辣腕な編集者=作家ポウ.従来の「悲惨と栄光」に閉ざされた天才像からポウを歴史の中に解き放ち,その面目をまったく一新したユニークな1冊。


科学の先駆者たち

2006年09月13日 | BOOK(本棚・右)

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科学の先駆者たち

教育社

平成4年5月15日、第7刷

定価3090円(本体3000円)

〇NEWTON COLLECTIONのシリーズ。

〇本書のほかに科学の先駆者たち2、 科学の先駆者たち3もある。

〇ノーベル賞について

01  1946年湯川秀樹~物理学賞

02  1965年朝永振一郎~物理学賞

03  1968年川端康成~文学賞

04  1973年江崎玲於奈~物理学賞

05  1974年佐藤栄作~平和賞

06  1981年福井謙一~科学賞

07  1987年利根川進~生理・医学賞

08  1994年大江健三郎~文学賞

09  2000年白川英樹~化学賞

10  2001年野依良治~化学賞

11  2002年田中耕一~化学賞

12  2002年小柴昌俊~物理学賞

13  2008年小林誠~物理賞

14  2008年益川敏英~物理賞

15  2008年下川脩~化学賞(アメリカ合衆国の市民権、日本国籍)

 

テレビ、新聞でのノーベル賞受賞者について、日本人4名と報道しているが正しくない、3名である。

南部陽一郎は、アメリカ合衆国の国籍、元日本国籍。(2008年物理賞)

日経新聞が、南部陽一郎を米国籍と記載し、日本人の受賞者に含めていなかった。

他のマスコミの不正確な報道が目立つ。

マスコミに正確な報道を期待しては、いけないのかも。

自分でネットで確認。(2008年11月10日)

            

16  2010年鈴木章~化学賞

17  2010年根岸英一~化学賞


ワーグナー 楽劇「神々の黄昏」

2006年09月13日 | クラシック(DVD3)

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ワーグナー(Wagner) 

楽劇「神々の黄昏(Gotterdammerung)」 (1991)

ジークフリート…ジークフリート・イェルザレム (Siegfried Jerusalem)
グンター…ボード・ブリンクマン (Bodo Brinkmann)
ハーゲン…フィリップ・カン (Philip Kang)
アルベリヒ… ギュンター・フォン・カンネン (Gunter von Kannen)
ブリュンヒルデ…アン・エヴァンス (Anne Evans)
グートルーネ…エヴァ=マリア・ブントシュー (Eva-Maria Bundschuh)
ワルトラウテ…ヴァルトラウト・マイアー (Waltraud Meier)
ダニエル・バレンボイム (Daniel Barenboim) 指揮  
バイロイト祝祭劇場管弦楽団 (Orchester der Bayreuther Festspiele)

〇1991年6月、7月、ドイツ、バイロイト祝祭劇場

〇国内盤、ワーナーミュージック、WPBS90211~2、(2枚組)

〇2007年10月22日、NTT通販、5689円税込み、5418円税抜き

〇ドイツ語、283分

〇ドイツ語、英語、日本語字幕

〇定価6900円税込み、NTT通販で安く購入。

プロローグ

ワルキューレの丘の上で3人のノルンが運命の綱をよっている。第1のノルンは、ヴォータンが、かつて見事に繁っていたトネリコの木から一本の槍を作り、そのために大樹が枯れ、以降はモミの木で綱をよることになったと語る。
第2のノルンは、その槍に誓約文を刻んだヴォータンが世界を支配していたが、ある英雄によって槍は折られ、すべての木が枯れたので今は岩に引っかけて綱を編んでいると語る。
第3のノルンは、ヴォータンが切り倒したトネリコの木は、ヴァルハラの宮殿の回りに薪として積まれ、間もなくその薪に火が放たれて神々が終焉を迎えるだろうと語る。
3人が、ニーベルングの指環の呪いについて話していると突然運命の綱が切れ、ノルンたちは地底へと消える。
ジークフリートとブリュンヒルデが岩屋から出てくる。彼女はジークフリートにすべての叡智を与えて英雄に育て上げたため、自らは無力な女となっていた。ブリュンヒルデはジークフリートを世界に旅立たせる決心をし、別れにニーベルングの指環を受け取る。ジークフリートはブリュンヒルデから愛馬を譲り愛けて修行に旅立つ。


第1幕
第1場 ライン河畔のギービヒの館
ギービヒ家にはグンターと妹のグートルーネ、そしてニーペルング族のアルベリッヒを父に持つ異父兄弟のハーゲンが住んでいた。
彼らはギービヒ家の繁栄のために結婚相手を物色している。ハーゲンは、グンターの嫁として世界一の美女のブリュンヒルデを娶るよう勧め、炎に護られて岩山に隠れ住む彼女を連れ出せるのは英雄ジークフリートだけだと教える。そのためにはジークフリートに忘れ薬と惚れ薬を盛ってグートルーネの婿に迎えようと画策する。
そこにジークフリートの小舟が見えたので、グンターは彼を館に招き入れ、すべてを捧げて臣下になることを申し出る。ジークフリートがもてなしの杯を空けたとたん、彼はすべての記憶を失い、ブリュンヒルデのことすら忘れてグートルーネを愛するようになる。そこでグンターは、岩山に住むブリュンヒルデを連れて来てくれるなら妹を嫁がせようと約束する。ハーゲンは事の成りゆきに満足し、何もかも皆自分の思いのままだとうそぶく。

第2場 ワルキューレの丘
ブリュンヒルデの妹が現れて神々の凋落を告げる。このうえは、ニーベルングの指環をラインの乙女たちに返すしかないと姉を説得するが、ブリュンヒルデはジークフリートとの愛の証である指環をはずすことなどできないと拒む。
そこにジークフリートの角笛の音が聞こえてくる。しかし、現れたジークフリートは魔法のかぶり物を身にまといグンターに姿を変えていた。偽のグンターは彼女を自分の妻に娶ると叫ぶが、ブリュンヒルデは指環を示して堅い貞節を誓う。
しかし、その威力も本当はジークフリートである男の前では効き目もなく、指環は取られて彼女は為すがままにされる。

第2幕 ギービヒ家
ギービヒ家にアルベリッヒが現れ、息子のハーゲンにジークフリートを殺して指環を手に入れよと命ずる。その頃、ジークフリートは途中でグンターと入れ替わり一足先に館に戻る。ハーゲンは家来たちに2組の婚礼の準備を命じ、上機嫌でグンターとブリュンヒルデを出迎える。ブリュンヒルデは、ジークフリートを見るものの、彼がすべてを忘れている様子に驚いて気を失いそうになる。そのうえ、ジークフリートの指にニーニーベルングの指環があるのを見て、あの夜の男が実はジークフリートだったことを知る。ブリュンヒルデはジークフリートを指さして自分の夫はこの男だと叫ぶ。しかし、ジークフリートはそれすら意に介さず、グートルーネと二人で婚礼の席に行ってしまう。ハーゲンはブリュンヒルデににじり寄り、復讐に手を貸してやろうと囁いて篭絡し、ジークフリートの欠点が背中であることを聞き出す。グンターも恥をそそぐためジークフリートを殺すことを誓う。三人はそれぞれ異なった思惑のもと、英雄ジークフリートを殺害するために手を結んだ。


第3幕 
第1場 ライン河畔
通りがかったジークフリートに、ラインの乙女たちが命を惜しむなら指環を捨てるよう勧める。しかし、ジークフリートはこれに応えずハーゲンたちとともに食事を始める。ハーゲンはジークフリートに小鳥の声を聞き分けるカの由来を尋ね、彼の生い立ちを語らせる。1羽の小鳥が飛び立ったとき、あの鳥の声を聞き分けられるかと尋ね、ジークフリートが振り返った瞬間、ハーゲンの槍が背中を貫いた。ジークフリートは瀕死の中で記憶を取り戻しブリュンヒルデの名を呼ぶ。

第2場 ギービヒ家
ジークフリートの遺骸は館に運び込まれた。その指にある指環を奪い合ってグンターとハーゲンは争うが、ハーゲンがグンターを倒す。ハーゲンがジークフリートの指環を抜こうとすると彼の腕が拒むように突き出され、皆、恐怖に震える。
ブリュンヒルデは自分こそジークフリートの妻なのだと名乗り、グートルーネは失意の余りグンターの死体の上に倒れる。ブリュンヒルデは積み上げた薪の上にジークフリートを運び上げ、自分の指に指環をはめて父王ヴォータンに呪いの成就を宣言する。ブリュンヒルデが愛馬とともに燃え盛る炎に身を投げるとライン河の水が溢れ、そこにラインの乙女たちが現れて指環を取って河底に去る。天上ではヴァルハラの城に火が燃え移り、古代ゲルマンの神々に終焉の時が訪れるのだった。


ワーグナー 楽劇「ジークフリート」

2006年09月13日 | クラシック(DVD3)

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ワーグナー(Wagner)

楽劇「ジークフリート(Siegfried)」 (1992)           

ジークフリート…ジークフリート・イェルザレム (Siegfried Jerusalem)
ミーメ…グレアム・クラーク (Graham Clarke)
さすらい人…ジョン・トムリンソン (John Tomlinson)
アルベリヒ…ギューンター・フォン・カンネン (Günter von Kannen)
ファーフナー …フィリップ・カン (Philip Kang)
ブリュンヒルデ …アン・エヴァンス (Anne Evans)
エルダ…ビルギッタ・スヴェンデン (Birgitta Svenden)
森の小鳥…ヒルデ・ライトランド (Hilde Leidland)
ダニエル・バレンボイム (Daniel Barenboim) 指揮
バイロイト祝祭劇場管弦楽団 (Orchester der Bayreuther Festspiele)

〇1992年6月、7月、バイロイト祝祭劇場

〇国内盤、ワーナーミュージック、WPBS90201~2、(2枚組)

〇2007年10月22日、hmv通販、5519円税込み、5256円税抜き

〇ドイツ語、200分

〇ドイツ語、英語、日本語字幕

〇定価6900円税込み、hmv通販で安く購入。

〇あらすじ

第1幕 森の中
ジークフリートは母親の死後、ニーベルング族のミーメに育てられていた。ミーメは大蛇に姿を変えた巨人が守るニーベルングの指環を、この勇士のカを利用して取り戻そうと考えていた。
剣を打つミーメのもとに熊を連れたジークフリートが帰って来る。彼は未だ恐れという感情を知らないのだ。ミーメが新しい剣を渡すが、ジークフリートはそれを一振りで折ってしまう。そして、なまくらな剣とまずい食事に怒りだし、ミーメに本当の親の話を聞かせるよう迫る。ミーメは仕方なく父母の話を聞かせ、形見の折れた剣を見せる。ジークフリートはその剣を鋳直すよう命じて森に出かける。
そこにさすらい人に変装した神々の長ヴォータンがやって来る。ミーメとヴォータンは互いにこの世の出来事に関する謎かけを始める。ミーメに続いてヴォータンが謎をかけ、ついに答えが明らかになる。ヴォータンが、愛するヴェルズング族の英雄が地上にはびこる巨人族を倒すには、砕けた剣、ノートングを鋳直さねばならない。しかもそれができるのは恐れを知らぬ者だけなのだ。
ミーメは、ジークフリートこそ恐れを知らぬ者だと気づく。ついに、待ち切れないジークフリートは折れた剣を粉にして自分の手で炉で溶かし、鉄を鍛え始める。ミーメは、ジークフリートがその剣で毒蛇を倒したあかつきには彼を毒殺して指環を自分のものにしようと企む。

第2幕 巨人族ファフナーの洞窟
ニーベルング族の兄アルベリッヒが弟ミーメの到着を待っている。そこに神々の長ヴォータンが現れる。アルベリッヒは神の契約によって指環は渡さぬと脅すが、ヴォータンはミーメの企みを教える。
そこへ、ミーメがジークフリートを連れて来る。ジークフリートがひとり残って角笛を吹くと大蛇が現れ彼を呑み込もうとする。しかし、彼はノートングを一突きして大蛇を倒す。流れ出た血の熱さに、思わず指を口に入れたジークフリートは、突然、鳥の声が聞き分けられるようになる。小鳥が、「指環と魔法のかぶり物は洞窟のなかにある」と歌うので、ジークフリートは洞窟に入って2つの宝を手に入れる。さらに、小鳥が「ミーメの毒に気をつけろ」と歌うので、やって来たミーメを剣で倒す。小鳥は次に「高い山の上で炎に包まれて眠るブリュンヒルデを起こして花嫁にせよ」と歌う。ジークフリートはワルキューレの山に向かう。

第3幕
第1場 荒野
風の夜、岩山のふもとの荒野に神々の長ヴォータンが現れ、智の神エルダを起こして世界の行く末について問いかける。だが、エルダは問いに答えずひたすら眠りたいと願う。ヴォータンは神々に終焉の時が近づいており、その後を継ぐのは野望を持たず恐れを知らぬため指環の呪いをものともせず自由に生きるジークフリートにほかならないと予言する。
そこにジークフリートが通りかかり岩山の場所を尋ねる。ヴォータンは様々な質問をして彼を引き止めようとするが、いらだつジークフリートが剣を抜くので槍で応酬する。この槍こそ彼が神として存在する契約が記してあり、かつてはジークフリートの父親のノートングを砕いたものだった。これを聞いたジークフリートは父の敵がこのさすらい人であることを知り、ノートングを振るって槍を折る。雷鳴が轟き、ジークフリートは岩山へと進んで行く。

第2場 岩山
岩山の炎をかいくぐって進むとブリュンヒルデが眠る場所に出る。兜と鎧をはぎ取ると美しい顔と姿が現れた。ジークフリートは生まれて初めて不安と恐れを抱くが、この乙女とともにその不安と恐れを克服することを誓い口づけをする。目を覚ましたブリュンヒルデはジークフリートと見つめ合い、互いの運命を確かめ合う。
ジークフリートは彼女に求婚し、神聖な乙女の心を人間に向けて聞かせる。愛が燃え上がり神々の黄昏が歌われる。