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戦場のピアニスト(The Pianist)

2008年02月13日 | 映画、ドラマ・戦争(DVD)

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戦場のピアニスト(The Pianist)

1500円、ブック・オフ北見店で購入(定価3800円)

ウワディスワフ・シュピルマン:ウェイディク~エイドリアン・ブロディAdrien Brody
ヴィルム・ホーゼンフェルト陸軍大尉~トーマス・クレッチマンThomas Kretschmann
ドロタ~エミリア・フォックス
ユーレク~ミハウ・ジェブロフスキー
ヘンリク~エド・ストッパードEd Stoppard
父~フランク・フィンレーFrank Finlay 
母~モーリン・リップマンMaureen Lipman 
ナチス親衛隊将校~ワーニャ・ミュエス 
リパ~リチャード・リディングス 
ベネク~アンドゼ・ブルーメンフェルド 
ヤニナ~ルース・プラット 
マヨレク~ダニエル・カルタジローン
アンジェイ(ヤニナの夫)~ロナン・ヴィバート 
ミルカ(ドロタの夫)~ヴァレンタイン・ペルカ 
イーツァク・ヘラー(ユダヤ人警察)~ロイ・スマイルズ
ハリーナ~ジェシカ・ケイト・マイヤー 
レギーナ~ジュリア・レイナー 
イェフーダ~ポール・ブラッドリー

ロマン・ポランスキー監督

2002年 ポーランド・フランス、149分

1939年、ナチスドイツがポーランドを侵攻したとき、シュピルマンはワルシャワの放送局で演奏するピアニストだった。ワルシャワ陥落後、ユダヤ人はゲットーと呼ばれる居住区に移され、飢えや無差別殺人に脅える日々を強いられる。やがて何十万ものユダヤ人が収容所へ移されるようになったころ、たったひとり収容所行きを免れたシュピルマンは、決死の思いでゲットーを脱出する。砲弾が飛び交い、街が炎に包まれる中、必死に身を隠し、食うや食わずで生き延びるシュピルマン。心の中で奏でる音楽だけが彼の唯一の希望だった。だが、ある晩彼はひとりのドイツ人将校に見つかってしまう。

『戦場のピアニスト』(せんじょうのピアニスト、原題: The Pianist)は、第二次世界大戦におけるワルシャワを舞台としたフランス・ドイツ・ポーランド・イギリスの合作映画。2002年公開。ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの体験記を脚色して映像化している。

カンヌ映画祭では最高賞であるパルムドールを受賞した。アメリカのアカデミー賞では7部門にノミネートされ、うち監督賞、脚色賞、主演男優賞の3部門で受賞した。 主演のエイドリアン・ブロディはこの作品でアカデミー主演男優賞を受賞した。

ストーリー~1930年代後半、ポーランドはワルシャワ。ユダヤ人、ウワディスワフ・シュピルマンはピアニストとして活躍していた。しかし1939年9月、その生活が一変する。第二次世界大戦が勃発し、ナチスドイツはポーランド侵攻を開始、シュピルマンが公開録音をしていたラジオ局はドイツ空軍による突然の爆撃を受け倒壊する。なんとか脱出したシュピルマンは混乱の中で友人ユーレクの妹ドロタと出会い、以降、僅かばかりの友好関係を築く。帰宅した彼は、イギリスとフランスがドイツに対して宣戦布告をしたことを海外のラジオ放送で知り、戦争は早期に終結すると信じて家族と共に喜ぶ。

しかし、状況は好転する事がなかった。ワルシャワはドイツ軍に占領され、親衛隊と秩序警察による過激な弾圧によって、ユダヤ人の生活は悪化してゆく。ダビデの星が印刷された腕章をつけることが義務付けられ、少しでも目立った行動をとるユダヤ人はナチス親衛隊の暴力にさらされるのだった。1940年後半には、ユダヤ人たちはワルシャワ・ゲットーに押し込められ、飢餓、迫害、そして死の恐怖に脅かされた。そんなある日、シュピルマンとその家族はその他多くのユダヤ人と共に親衛隊の命令で戸外に集められ、財産を取り上げられる。ほどなく彼らは絶滅収容所行きの家畜用列車に乗せられるが、シュピルマンだけは知り合いのユダヤ人ゲットー警察署長ヘラーの機転で救われ、その場を逃れる。

ひとり残されたシュピルマンは、ゲットー内で強制労働を課せられる。ここでシュピルマンは、ドイツがユダヤ人抹殺を計画しているらしいこと、そして生き残ったユダヤ人たちが蜂起の準備をしていることを知る。シュピルマンは慣れない肉体労働に耐え切れずに倒れてしまうが、仲間の配慮で倉庫番や食料調達の仕事に回される。シュピルマンは蜂起への協力を志願し、食料調達の立場を利用してゲットーへの武器の持ち込みを手伝う。そんなある日、食料調達のため街(ゲットー外)に出かけたシュピルマンは市場で知人女性ヤニナを見かけ、彼女を頼ってゲットーの外に脱出することを決意する。

ゲットーを脱出したシュピルマンは、ヤニナとその夫アンジェイが加わる反ナチス地下活動組織に匿われて、ゲットーのすぐそばの建物の一室に隠れ住む。ほどなくユダヤ人たちのワルシャワ・ゲットー蜂起が起こり、シュピルマンは部屋の窓からドイツ軍との激しい交戦を目の当たりにするが、蜂起は鎮圧され、ゲットー内の大半の人が殺される結果に終わる。

その後の1年で、ワルシャワの状況は一層悪化する。シュピルマンは隣人に存在を気付かれ、隠れ家から逃避しなければならなくなった。アンジェイに手渡されていたメモに書かれていた住所の家を訪ねると、姿を現したのはドロタだった。シュピルマンはドロタの夫ミルカに匿われ、ドイツ軍の病院の向かいにある隠れ家を提供される。しかし支援者からの食料差し入れが滞り、内臓疾患で死にかけたこともあった。1944年8月、ポーランド人の抵抗勢力はワルシャワ蜂起を起こした。しかし、この蜂起もナチスドイツに鎮圧され、ワルシャワは報復として完膚なきまでの破壊を受ける。シュピルマンは、廃墟の中で完全に孤立無援となった。

ある日、廃墟の中で食べ物をあさっていたシュピルマンは、OGÓRKIの缶詰を発見する。何とか開けようと悪戦苦闘していたところ、連絡拠点設営の下見に来ていたドイツ軍将校ヴィルム・ホーゼンフェルトに物音で見つかってしまう。シュピルマンを見つけたホーゼンフェルトは尋問し、ピアニストであることを知るや、演奏するように命じる。その見事なピアノの腕前と、ドイツの敗退を予想するホーゼンフェルトは、密かにシュピルマンに食料を差し入れる。包みの中にはライ麦パンと共に、缶切りが添えられていたのであった…。

(2008年12月30日)

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