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net news 青森県 「短命県」ワースト返上へ 「だし活」とはなんだ(毎日新聞2016年1月9日)~塩分と長寿は、関係ないと思うけどね。

2017年06月23日 | ネット・ニュースなど

net news 青森県 「短命県」ワースト返上へ 「だし活」とはなんだ(毎日新聞2016年1月9日)~塩分と長寿は、関係ないと思うけどね。

 平均寿命の全国最下位が続く青森県が、ワースト脱却に向けた「だし活」に本腰を入れている。だしのうまみを生かした減塩料理を広めて長寿を目指す運動のことで、その背景には、雪国特有の塩辛い食事が生活習慣病につながっているとの危機感がある。減塩を促そうと県はオリジナルのだし商品の開発にまでこぎつけたが、果たして「短命県」の汚名返上なるか−−。【森健太郎】

  「しょうゆドバッ、みそガバッにちょっと待った。食塩を毎日あと2グラム減らせば未来は変わる」。青森県八戸市内のスーパーで昨年11月25日、「だし活しよう!」と大書されたかっぽう着姿の三村申吾知事が熱弁を振るった。さらにPRソングに合わせてダンスを披露。買い物客は「漬物にもしょうゆをかける“しょっぱ口”は卒業しないとだめね」と、だし汁を試飲した。

 

 厚生労働省が2013年に公表した「都道府県別生命表」で、青森県民の平均寿命は男性77.28歳(全国平均79.59歳)、女性85.34歳(同86.35歳)で、ともに全国ワースト。公表は5年に1回で、男性は8回連続、女性は4回連続の最下位に沈んだ。

 がんや脳卒中、心筋梗塞(こうそく)など生活習慣病による死亡率も青森県は全国平均を大きく上回っている。要因の一つが塩分の取り過ぎ。同省調査では、06〜10年の1日平均の摂取量は男性が13グラムで全国2位、女性は10.9グラムで5位。さらに青森県はカップ麺購入量も全国1位と、買い物がしづらくなる冬場を中心に、塩分の多い保存食をよく食べる傾向にある。

 減塩は必要だが、味気ない料理はすぐ飽きられる−−。県は検討を重ね、魚介類や野菜のだしで薄味を補えることに着目。14年から食品メーカーと開発に取り組み、昨年3月に粉末や液体のオリジナルのだし商品計3種を県内で発売した。名付けて「できるだし」。ネーミングには、「手軽に」「塩分コントロール」「うまみでおいしく」の三つができる、という意味を込めた。県総合販売戦略課の担当者は「半年で累計3万6000個を出荷できた」と手応えを感じている。

 また、県は、塩分を最大3分の1程度に抑える「だし活料理レシピ集」も作成。給食などに率先して取り入れる方針だ。

 減塩に青森県が躍起になる一因に、男女とも平均寿命トップを誇る長野県の存在がある。同じ雪国ゆえ塩分摂取量の多い土地柄だが、60年代から「食生活改善推進員」を中心に減塩指導を進め、成果を上げた。また、野菜の摂取量にも差があり、青森が1日290グラム台にとどまる一方、全国1位の長野は国が推奨する350グラムを超える。

 「長寿県」の長野県に追いつくには、生活全般の見直しも必要になる。長野県は65歳以上で働く高齢者の割合が全国トップ。肥満者の割合も男性が40位と低い。対する青森県は、喫煙率が男性が全国1位、女性が北海道に次ぐ2位。習慣的な飲酒率も男性が1位、1日の歩数も男性が46位……。不健康なデータには事欠かない。

 青森県のこうした状況をだし活で打開できるのだろうか。「和食」の世界無形文化遺産登録を推進した和食文化国民会議副会長、伏木亨・龍谷大教授(食品栄養学)は「ただ塩分だけを減らせば満足感、幸福感がなくなり、ジャンクフードに行き着く。おいしさのためにだしを使い、結果として減塩できればいい」と、だし活の効果に注目する。

 だしは救世主となるか−−。気になる次回の都道府県別生命表は2年後に公表される。

 
塩分が原因?
長野県は寒いし塩分を摂取量も多いが長寿。
塩分と長寿は、関係ないと思うけどね。
 
 
 

net news 死亡率1位は男女とも青森 塩分取りすぎ影響か 国調査(朝日デジタル2017年6月14日)~厚労省の裏付け調査しないとね。調査報道する気がない。

2017年06月23日 | ネット・ニュースなど

net news 死亡率1位は男女とも青森 塩分取りすぎ影響か 国調査(朝日デジタル2017年6月14日)~厚労省の裏付け調査しないとね。調査報道する気がない。

 都道府県別にみた2015年の死亡率は、男女ともに青森が最も高く、長野が最も低かった。厚生労働省が14日、調査結果を公表した。北東北3県が男性の上位を占め、担当者は「保存食として塩分を多く使う寒い地域の食文化の影響で、長野は生活習慣を改善してきた効果がある」とみる。

 調査は5年ごとに実施。地域比較できるよう都道府県の年齢構成の違いをそろえ、人口10万人当たりの死亡数(都道府県別年齢調整死亡率)を算出している。

 全国平均は男性が前回の10年調査より58・3ポイント減の486・0人、女性が同20・0ポイント減の255・0人で、ともに下がった。

 都道府県別だと、男性は青森が585・6人で4回連続のトップで、秋田540・3人、522・5人の岩手が続いた。女性も青森が288・4人で2回連続で最も高かった。福島275・7人、茨城273・8人も上位にきた。低かったのは、男性が長野434・1人、滋賀437・9人、女性が長野227・7人、島根236・9人だった。

 一方、がん、心疾患、脳血管疾患の「3大死因」による全国死亡率は10年調査からすべて下がった。がんは男性165・3人、女性87・7人、心疾患は男性65・4人、女性34・2人、脳血管疾患は男性37・8人、女性21・0人だった。(西村圭史)

     

■2015年の都道府県別の死亡率

順位 【男性】      【女性】

1位 青森 585.6  青森 288.4

2位 秋田 540.3  福島 275.7

3位 岩手 522.5  茨城 273.8 

45位 奈良 452.9  岡山 238.4

46位 滋賀 437.9  島根 236.9

47位 長野 434.1  長野 227.7 

※都道府県ごとの年齢構成をそろえたうえで算出した人口10万人あたりの死亡数。厚労省調べ

(朝日新聞デジタル)


「塩分取りすぎ影響か」~表題が印象操作的だね。
朝日デジタルというか、朝日新聞系列。
塩分が原因?
長野県は寒いし塩分を摂取量も多いが長寿。
塩分と長寿は、関係ないと思うけどね。
得意の捏造、虚偽報道かな。
厚労省の裏付け調査しないとね。

net news 「タバコを吸うと肺がんになる」論のからくりを明かす(SPA)~禁煙外来医療の医師と製薬会社、厚労省の天下り団体のための禁煙活動と思うね。

2017年06月23日 | ネット・ニュースなど

net news 「タバコを吸うと肺がんになる」論のからくりを明かす(SPA)~禁煙外来医療の医師と製薬会社、厚労省の天下り団体のための禁煙活動と思うね。

◆“タバコを吸うと肺がんになる”は大ウソ!

 国内で禁煙運動が始まった’90年頃の男性について見ると、喫煙者の数は約3000万人。一方、肺がん死の数は5万人にも満たない。喫煙者のうちの肺がん死率は0.1%程度なのです。

 長期的な喫煙と肺がんの関係性を示すには本来、喫煙者全体で見なければいけません。しかし、タバコ有害論者たちは、0.1%の肺がん死した喫煙者にばかり注目し、肺がん死していない大半の喫煙者は無視しています。

 また、現在の喫煙者率は20%程度ですが、肺がん死の割合は7~8%。つまり約8万人へと増加しています。さらに女性については、喫煙率が10%台と大きく変動していないのに、肺がんはここ40年で5倍に増えています。

 つまり、喫煙が肺がんの原因だとはいえないのです。喫煙によって肺がんになることを証明したデータは存在しません。逆に、喫煙者のほうが非喫煙者より自殺者が少ないというデータや、喫煙者のほうが風邪をひきにくいという統計データがあるほど。私の調査では、喫煙者のほうが非喫煙者よりも「やや長寿」とさえいえます。

 さらにタバコ有害論者たちは、女性のデータを抜きにして男性の肺がん死ばかりを問題にする。女性のデータを入れると、前述のようにタバコと肺がんが無関係であることが一目瞭然だからでしょう。また、もともと肺がんが多いアングロサクソン系のデータが中心で、肺がんが少ないラテン系などのデータは用いない。データの取り方自体が偏っているのです。

 副流煙の有害性については、さらに根拠が不明です。有名な「平山論文」(’82年)では詳細データを公表しておらず、信用に値しない。調査対象者が数千万人なのに肺がんの例が200例程度では、因果関係が特定できません。

 例えば、20分おきに1本喫煙する人と6畳間で同居する人が1日に吸い込む煙の量は、タバコ0.1本分相当。一般的な毒物の科学でいえば、喫煙している本人に害があるかどうかわからないレベルの、さらに100分の1程度です。これを「有害だ」と言うなら、現在までの毒物科学をすべて修正しなければなりません。

 現在、肺がん死は増えているのに、タバコ以外の原因があるという研究は進んでいない。タバコと肺がんを関連付けることに躍起になり、医師や研究者が肺がんで多くの人を死なせているとさえいえるのではないでしょうか。

【武田邦彦氏】
東京大学を卒業後、旭化成工業、芝浦工業大学工学部教授を経て、現在、中部大学教授

(SPA)

勤務先の健康診断の際は、ストレスだった。
問診では、禁煙するよう指示される。
統計から喫煙と肺がんリスクは、無関係。
副流煙の有害性については、根拠が不明。
虚偽だった。
資本主義の根本、利益を生む原理、不純な動機が隠蔽されていた。
禁煙外来医療の医師と製薬会社、厚労省の天下り団体のための禁煙活動と思うね。

net news タバコは肺がんリスクなし? 養老孟司が禁煙しない理由(週刊朝日)~私は、資本主義の根本、禁煙活動が利益を生む原理、不純な動機が隠蔽されていると思う。

2017年06月23日 | ネット・ニュースなど

net news タバコは肺がんリスクなし? 養老孟司が禁煙しない理由(週刊朝日)~私は、資本主義の根本、禁煙活動が利益を生む原理、不純な動機が隠蔽されていると思う。

 禁煙、分煙が進み喫煙者にとっては風当りの強くなってきた日本。しかし、解剖学者である養老孟司さんは喫煙者。作家・林真理子さんとの対談でもダンディーにたばこをくゆらせていたそうだが……。

*  *  *
林:ところで先生、さっきからたばこをスパスパお吸いですけど、それはこれまでたくさんのご遺体を解剖された結果、たばこを吸っても吸わなくても人間の肺には関係ないことがわかったからですか。

養老:僕が解剖した人、みんな真っ黒だったもん。じいさんもばあさんも。肺が黒くなるのは、消化できないゴミが入って、細胞が食ってためてるからなんです。

林:たばこを吸おうと吸うまいと……。

養老:大差ない。

林:先生が言うと説得力がありますよ。

養老:というか、肺がんに関してはそういう話になってるんです。ここ10年間、喫煙率はきれいに下がってるのに、肺がんの患者数はきれいに上がってる。そのグラフを二つ並べて、「肺がんの原因は禁煙だ」と言ってるんです(笑)。

林:検診や早期発見が大事だといわれる一方で、検診も人間ドックも無駄だという人もいるし、何が正しいのかまったくわからないです。養老:でしょ。みんなそういうことに正しい答えがあるんだと思ってるけど、そんなものありゃしませんよ。

林:先生、頭のいい人と悪い人というのも、解剖して脳を見たときにわかりますか? 頭のいい人は脳のヒダもきれいだとか(笑)。

養老:そんなものわかりませんよ(笑)。コンピューターの写真撮っても、性能がわからないのと同じです。

林:それにしても先生、なんだか、若返られたみたい。箱根の空気のせいですかね。

養老:鬱陶しいことがあると老け込みますからね。

林:東大の教授をされていたころはつらかったですか。

養老:大変だった。さっきの話じゃありませんが、毎日やることが同じだと、具合が悪くなっちゃいますね。僕の場合は現場だったから、ずっとましでしたけど。(週刊朝日 2015/11/20)

勤務先の健康診断の際は、ストレスだった。
問診では、禁煙するよう指示される。
統計から喫煙と肺がんリスクは、無関係。
副流煙の有害性については、根拠が不明。
虚偽だった。
禁煙外来医療の医師と製薬会社、厚労省の天下り団体のための禁煙活動と思うね。
私は、資本主義の根本、禁煙活動が利益を生む原理、不純な動機が隠蔽されていると思う。

net news 放射能は300年消えず、「食品汚染の今」 原発事故から4年、あの問題はどうなった?(AERA 2015年3月9日号)~福島県、東北、関東のものは、食べないね。

2017年06月23日 | ネット・ニュースなど
net news 放射能は300年消えず、「食品汚染の今」 原発事故から4年、あの問題はどうなった?(AERA 2015年3月9日号)~福島県、東北、関東のものは、食べないね。

危機感が薄まりつつあった中、汚染は終わっていないという事実をまた突きつけられた。私たちは、食品のリスクとどう向き合えばいいのか――。

約900グラムの玄米を、容器に詰め、ベラルーシ製の放射線測定器にセットする。30分後に出た放射性セシウムの判定は、「限界未満」。測定器の検出限界値(1キロ当たり6.62ベクレル)を下回った。

この米を持ち込んだ、5歳の長女がいる女性(45)は、判定結果を見て少し表情を和らげた。

「少なくとも自分の目で確かめたので、納得して子どもに食べさせられます」

◆広い範囲で基準値超え

玄米は2014年福島県産米で、女性が福島の知人からもらった。2月下旬、東京都西東京市にある市民放射能測定所「にしとうきょう市民放射能測定所あるびれお」に持ち込んだ。

福島県産米は全量全袋検査をし、基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超えたものは市場に流通していない。福島県が2月末までに調べた14年産米の約1090万袋すべてで、基準値超えはなかった。それでも女性は、不安を感じて持ち込んだという。

11年3月。東京電力福島第一原発事故により、84京(けい)ベクレル(京は兆の1万倍)もの放射性物質が大気中に放出された。これはチェルノブイリ原発事故(1986年)による放出量の16%余に当たる。人々の間に食品の放射能汚染への不安が一気に広がり、水や食べ物に対する関心が高まった。

事故から4年経ち、人々の関心は薄まっているように見えていたが、2月下旬、2号機原子炉建屋から、放射性物質を含む雨水が排水路を通じて海に流出していたことが明らかになった。東電は昨年5月頃、排水路での値が他の調査地点より高いことに気付いていながら十分に対策を講じず、公表もしていなかった。これに対し、地元漁業者からは「情報隠しだ」などと批判が相次ぎ、信頼関係を揺るがす事態になった。

いま、食べ物に含まれる放射性物質はどうなっているのだろうか。

放射性物質の半減期を踏まえると、この4年間で、空間線量は56%減少した。しかし、いまだに食べ物からは、東日本の広い範囲で基準値を超える値が検出されている。厚生労働省の集計では、昨年4月から今年1月の間に東日本17都県で約27万件を検査。基準値を超えたのは、0.17%の456件だった。

◆安全・安心への不信感

左の表は、そのうち東北地方を除いた主な品目を一覧にしたものだ。同じ品目の場合は、最も高い数値を記載した。大半は、ジビエや野生のキノコ、淡水魚だ。東北地方は、スズキやカレイなど海水魚に基準値超えが出ているが、それ以外はほぼ同じ傾向にある。最も高い値は、古くから食用とされるキノコのチャナメツムタケで、基準値の15倍となる1500ベクレルを検出。昨年10月に長野県佐久市の山林で採取された。

地域別に見ると、原発に近い栃木県や群馬県がやはり多い。だが、昨年10月には、原発から300キロ以上離れた静岡県富士市で、キノコのハナイグチから360ベクレルの値のセシウムが検出された。今なお、原発から遠く離れた場所でも基準値超えを検出される産品があるのは、なぜなのか。

独立行政法人「森林総合研究所」(茨城県つくば市)のきのこ・微生物研究領域長の根田(ねだ)仁さんは、こう説明する。

「山林の土壌はセシウムを吸着・保持する性質があるため、森林内に分布する放射性セシウムのうち森林外へ流出する量はわずかです。自然の減衰をのぞけば森林内にとどまっている。その上、キノコはセシウムを吸収しやすい性質をもっているためと考えられます」

そして、そのキノコを食べたシカやクマ、イノシシなどが汚染される……。基準値超えの品目は、出荷も販売もされないことになっている。しかし、いくら「安全」と言われても「納得できない」という人は少なくない。特に、行政が発信する「安全・安心」への不信感は根強い。

原発事故直後から、自社で扱う食べ物に含まれる放射能を測定している、宅配食品大手のオイシックス(東京)の品質管理部の冨士聡子部長は言う。

「漠然とした不安を持ったお客さまは今でも少なくありません」

同社はベビー&キッズ商品の検出限界を1キロ当たり5~10ベクレルと低く設定し、放射性物質が全く検出されなかった食べ物だけを宅配している。

自治体による検査体制に問題があると指摘する研究者がいる。原発事故以後、食べ物などに含まれる放射能の測定を継続している東京大学大学院助教の小豆川勝見(しょうずがわかつみ)さん(環境分析化学)だ。

小豆川さんによれば、北関東の「道の駅」や自家野菜直売所などで販売されているキノコ類の放射性セシウムの濃度を検査すると、基準値を超えることは珍しくないという。この点について栃木県は、

「月に一度、市町村ごとに食べ物の放射能検査を実施している。スーパーも道の駅も、体制は一緒です」(林業振興課)

と、検査体制に不備はないと説明する。ではなぜ、基準値超えが検出されるのか。小豆川さんは、検査の「頻度」と「意識」の甘さを指摘する。

「福島以外の自治体は食べ物の放射能検査の測定回数が少なく、基準値超えの食品が出るかもしれないという危機意識も低い」

◆2万ベクレル超えも

土壌でも、これと似たような構図がある。小豆川さんによると、例えば、環境省のガイドラインにのっとって市内の空間線量率は基準値以下であることを確認したと、市が公式に発表していたとしても、公園の端っこの吹きだまりなどでは、ゆうに基準値を超える場所があるという。

実際、昨年8月、東京23区内のマンションの排水溝にたまった汚泥などを測定したところ、2万ベクレルを超える場所があった。指定廃棄物となる国の基準(1キロ当たり8千ベクレル)をはるかに超える数値だ。だが、関係する役所に通達しても、一切対応はなかったという。

「いくらオフィシャルでは『ちゃんとやっている』といっても、現実には抜け穴だらけ。この点は、放射能問題に関しては強く指摘できます」(小豆川さん)

放射能に汚染された土壌は、雨水で流され、湖沼や河川に入る。実際、栃木県の中禅寺湖では、サケ科のブラウントラウトから260ベクレルが検出された。そして、首都圏であれば多くが東京湾に流れ込むことになる──。そこに暮らす魚介類は安心なのか。

水産庁の14年度のデータでは、東京湾内で採れた魚介類はほとんどが「検出限界未満」。最高値となった旧江戸川河口部で採れたウナギも、基準値を大幅に下回る11ベクレルだった。

一見すると「安全」にも思えるが、水産物の汚染で本当に怖いのは、底土などの汚染が時間の経過によって魚や貝の体内に蓄積することだ。左の地図を見てほしい。

獨協医科大学准教授の木村真三さん(放射線衛生学)が昨年9月に調査した、東京湾に流れ込む主要河川の河口9地点の海底の土の放射性セシウムの濃度と、環境省が昨年7~11月にかけて実施した千葉、埼玉、東京の河川や湖沼の底土の測定結果を組み合わせたものだ。

東京湾の汚染を見ると、木村さんの調査では、最も汚染レベルが高かったのは、千葉県内を流れる花見川の河口で、1キロ当たり1189ベクレル。次いで荒川河口(398ベクレル)、木更津港内(162ベクレル)と続く。

◆河口で高い汚染レベル

花見川河口の数値が高かったのは、上流にある印旛沼の影響が大きいと見られる。環境省の調査では、印旛沼の最も高い地点で760ベクレル。その汚染された泥が、河川に流れ込み海に流入したと考えられる。

木村さんが測定した9カ所は、いずれも指定廃棄物となる基準の8千ベクレルは大幅に下回る。だが、木村さんは「漁場となっている河口域は、底土をさらって取り去るのが望ましい」と話す。

「放射性物質の一つであるセシウム137の半減期は30年にわたる。そのセシウムが海水中に溶け出すことで、生物の中に放射性物質が蓄積する生物濃縮が起きていく」

魚や貝に取り込まれた放射性物質は、海水の濃度に比べて体内ではより高濃度になる。それが、「生物濃縮」と呼ばれる現象だ。

海洋学者の故・笠松不二男さんが1999年に発表した論文によれば、海水での放射性セシウムの濃度を「1」とした時、アカガレイ44倍、ヒラメ68倍、カツオとブリは122倍……と魚の種類によって濃縮の度合いはさまざまだが、最大で100倍以上の濃縮が起きている。木村さんは言う。

「危険なものに変わる可能性がある以上、今は海水の濃度が薄まっているから安心だと、果たして言えるかどうか疑問です」

◆監視と教育が必要

セシウム137の放射能が1千分の1になるのは約300年後。放射能のリスクにどう向き合えばいいのか。木村さんは、引き続き「監視が必要」と話す。

「ただ、国に対してここまで不信感が強まった以上、利害関係のない第三者機関が行うことが大切。そして、調べた情報をオープンにしていくこと」

前出の小豆川さんは「教育が必要」と説く。例えば、いくら基準値が100ベクレルと規定されていても、仮にスーパーで売っている食品に放射能測定結果として「1ベクレル」と表示されていれば、都内の消費者はまず買わないだろう。「ベクレル」の正確な意味がわからないからだ。

だから、教育によって、その1ベクレルがどういうものなのか、きちんと判断できるようにすることが必要。そのためには、小中学校の段階で、放射線について基本的なところから教えることが大切だと訴える。

「事故から4年が経ち、遅きに失した感もあります。しかし、放射能のリスクに対する大きな枠組みを作る、いいタイミングだと思います」(小豆川さん)(AERA 2015年3月9日号)

300年なら、現在生存している人は、すべて死亡している。
ベクレル数の表示がない現在、隠蔽と同義。
福島県、東北、関東のものは、食べないね。



Yahoo知恵袋
三陸の牡蠣って…東北の放射能汚染 牡蠣なんですよね?
マジ迷惑 福島 宮城とかさぁ 放射能汚染してんだから、食でアピールなんて殺人行為じゃね?

ベストアンサー
宮城県三陸沖の「春牡蠣」のセシウム。
被災地の方々には気の毒ですが、だからって全国の子供たちが病気になって良いわけでもありませんので、出た数値は出た数値として、しっかりと伝えたいと思います。
実は今回、三陸沖の春牡蠣を検査しました。
津波の影響で、海の中がかき混ぜられたため、今年の牡蠣は身が大きく、とてもおいしいと言われているのですが・・・。
結果から言うと、「7.5ベクレル」でした。

ドイツが策定した飲食物の基準値
放射性セシウム137 ・子ども 4ベクレル(Bq/kg)
放射性セシウム137 ・成人 8ベクレル(Bq/kg)以上は危険です。