春さんが保育園へ実習中のため毎朝自転車で出かけていく。日誌を朝まで書いているのを見ると、空くんが実習のころを思い出す。どれだけがんばって書き続けても、おそらく時間が足りないのだろう。だからとにかく自分でキリをつけて寝なければダメだと、何度も言っているのだがわかっているのかどうなのか。朝になってもやっていると、いつも強引にとにかく1時間でも30分でも寝させる。それだけで生活のリズムをごまかすことができて、何とか持ちこたえることができるものだ。まったく寝ていないとその悪い影響は恐ろしいほどで、効率とか頭のはたらきなどというレベルのものではなくなる。空くんも何とか寝て朝早くに起きて何とかしていた。春さんはどうにも寝ないようなので朝のわずかでも絶対に寝させるようにするしかない。何時何分に起こしてやると言っておくと、安心してわずかでも熟睡することができるらしくけっこう効果はある。実はそんなに睡眠時間を短くしてしまっては絶対にダメなんだがそれはどうにもならないらしい。